どうして言葉は伝わるのか
語順と文化にはおおきな因果関係がありそうだ。
多くの国では、主語の次に動詞が来る。これは、組織だって行動するには便利だ。対して、日本語は動詞が最後に来る。これは、情報を報告するには都合がいい。
言葉がどのような環境で形成されていったかが、語順によってわかる。重要な情報ほど前にくるはずだからだ。
文章を作る場合、具体的な部分から順々に構築していく。それは絵を描く手順と似ている。西洋画は、動作を重視している動画の一コマ。対して、日本画は情景や心情を表す静止画だ。
しかし、面白いのは、聞き取る場合は、全く異なる手順を踏む。特に日本語は、同音異義語が多い。そのため、単語の候補をイントネーションや状況で優先順位をつけ、後の単語で徐々に絞り込んでいく。
話すときは、具体的に部分をつけたし、聞くときは漠然としたものから具体的に絞り込んでいく。
これは、どの言語でも同じだ。これは文字を作る場合にも役立つ。新しい単語を作る場合は、パーツを組み合わせる。そのパーツは形状だったり、機能だったりするわけだ。
常用の単語数では日本語は多い。これは、単一地域性が大きい。狭い地域では、長い時間をかけて言葉を習得することができる。当然、使える単語も増えてくる。それは、コミュニケーション速度を増す。
日本語は多言語の半分ほどの速度だという。それは、情報の絞込みが効率的ということだ。片言の日本語でも通じやすいことに繋がる。逆に使えば、混乱させることも容易だ。
期待させる言葉を発し続ける政治家は、人気がある。実現しなくても。堅実な政治家は、不人気だ。有権者は平等を好まない。他者を蹴落としてでも、自分が裕福になりたい。
実生活のみならず、数学の世界も同じだ。他者の理論は容易には受け入れない。だから、未解決問題はなかなか解決しない。




