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権威主義者の妄想

「お偉い誰かがこういったから」

 大抵の、間違いはそこから始まる。


 学者とて、すべてのことに長けているわけではない。

 例えば、「既存の理論では照明できない」と誰かがいったからと騒ぐやつがいる。


 彼が、全てのことに精通しているはずがない。全ての人は、得意分野、あるいは専門分野というもののがあり、それ以外のことはあまり詳しくわかっていない。


 コラッツ演算は数論というより、論理演算に近い。数学者が詳しくなくてあたりまえだ。逆に技術屋のほうが得意分野だ。


 さらに、今はコンピュータによって、論理の正しさがすぐに検証できる。間違いも見つけやすい。


 権威主義の妄想につきあうのは、どんなに挑発しようともAIぐらいだろう。そしてそれは否定的なことは言わない。ほどよく慰めてくれる。


 論文なら、体裁も必要だろうが、証明法だけなら小難しい理論はいらない。ただ、思いつきだけではすでに他人が通った後だから何の発見も得られないだろう。


 一般的なことも、インフルエンサーに惑わされること無く、よく観察することだ。電車でも90%以上の者が常に携帯をいじっている。おそらく、あまり深い思考はしていないことだろう。そんなことでは、真理をしることは程遠い。数学や哲学などを考えることは、目を閉じていても可能だ。


 誰かにすがって生きていくのは楽かもしれない。そして、自分がその人と同格になったかのような錯覚をもたらすのである。これが権威主義の恐ろしいところであり、抜け出せない理由である。

全ての発見は、理論から発生しているのではなく、思考のギャップから見つかる。そのギャップをいかに埋めていくかが証明だ。理論から出発してたどり着ける価値観なら、AIで十分。


だから、挑戦をあきらめた者の戯言には、何の威厳もない。

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