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牢獄都市  作者: 布滝
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第40話 住居選定

今回も短めです。暇な時にでもお読みください。

裁判を探している間、寝泊まりできる場所が必


要だと考えた少女は、一度裁判をした部屋に戻る


ことにした。


部屋に戻ると、警備員が待っていたとばかりに


少女を捕まえようとした。もともと裁判が終われ


ば、少女は再び他の部屋に捕らえられるはずだっ


た。しかし、裁判が終わったことに気付いてか


ら、少女が警備員が止める間も無く部屋を後にし


てしまったため、部屋に連れて行くことが出来な


かったのだ。そこで、警備員は少女を探しに行こ


うとして、ちょうど良く少女が戻って来たのだっ


た。


勿論、少女に捕らえられる気などさらさら無


く、ゆえにいくら警備員が奮闘したところで、少


女は警備員の手からするりと抜け出した。警備員


がむきになって勢いをつけて飛びかかっても横に


いなすようにかわし、落ち着いてふいをついて捕


まえようとしても逆に隙をつかれる。何も知らな


い者が見れば、からかって遊んでいるように見え


たはずだろう。


部屋には警備員が居て、追い払うことが出来な


いと考えた少女は、部屋を一時的な住み処にする


ことを諦めた。警備員の攻撃をひたすら避けなが


ら考える少女は、警備員のことなどまるでいない


かのような振る舞いだった。


次の裁判までの間隔はどのくらいかと考えたと


ころで、少女はようやく気付いた。裁判はあまり


無いことに。

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