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Brumaire  作者: R・グレイ
運命の別れ道
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図書館 入り口にて

CERNの科学者が乗った大型機械、自動車は土地の市場にかなり酷い被害を与えながら図書館まで来た。

2人の科学者、セドリックとグロリアが降りた後に運転手の山中左京が降りた。

セドリックは青い顔をして地面に膝を着いた。

「う〜、酷い乗り物だよ。何が天才の発明さ、ただ身体中が痛くなって気持ち悪くなるだけじゃないか」

グロリアは兄に駆け寄り笑いを堪えながら

「でもお陰で早く着いたでしょ?兄さんがこれに慣れないなんて意外だわ〜。船の時なんてどんな嵐が来ても酔わなかったくせに」

セドリックは足を少し震わせながら立ち上がった。

「あれは、大自然による荒波なんだから僕には全然大丈夫だよ」

グロリアは呆れながらセドリックの白衣の汚れを払いながら

「まったく訳がわからないわ。自動車のどこがいけないって言うの?」

「だってグロリア、あれは石炭を燃やして動いているんだ。その煙で動物や植物、果てはこの大自然に大きな迷惑をかけてるんだよ」

「自然に迷惑かけたなんて今に始まったことじゃないわよ。太古から私達は迷惑かけ続けてるのよ、それを何とかするために私達はここに来たんでしょ?」

その言葉にセドリックは一気に背筋を伸ばした。

「その通りさ!それにこんな話を信じてくれるのはファウスト先生だけだもんね!」

そう言ってセドリックとグロリアは白衣をはためかせながら図書館の正門へ進んだ。

「私はここでお二人を待っております」

山中左京は自動車の横で直立していた。

「まぁ、死体になって帰ってくることは無いから大丈夫だよ」

セドリックは笑いながら正門を開けた。

そして2人は図書館に入った。

「そもそも私達はもう死体になれないでしょ」

グロリアの後ろで扉は閉まった。


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