7/21
祈りの言葉と、小さな一歩
「自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを、変えられるものは変えてゆく勇気が私に備わりますように」
夜、静まり返った部屋の中で、私はノートの片隅にその言葉を書き写した。
これまでの日々を振り返ると、私はいつも逆のことをしていた気がする。
天気や、他人の機嫌や、過ぎ去った過去。そんな「自分にはどうにもできないもの」に振り回されては、イライラしてライフをゼロにしていた。
そのくせ、自分の部屋の片付けや、だらだらとスマホを見てしまう悪習慣。
そんな「自分の意志で変えられるはずのもの」からは、言い訳をして目を背け続けてきたのだ。
「……そりゃあ、疲れるわけだよね」
ペンを置き、私は小さくため息をついた。
思い通りにならない世界を、そのまま受け入れる。
そして、変えられる自分の一歩を、恐れずに踏み出す。それがきっと、「大人になる」ということなのだろう。
私はベッドに入り、ゆっくりと目を閉じた。
明日からの私が、ほんの少しの勇気を持てますように。
そう願いながら、私は心地よい眠りへと落ちていった。




