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終わらない二日酔いと、予期せぬ噴水

「……うぅ、体調が戻らないなぁ」

私はベッドの中で、重い頭を押さえながら呟いた。

この間、楽しさにかまけてお酒を飲み過ぎてしまった。案の定、夜中に猛烈な吐き気に襲われ、トイレへ駆け込んで派手に吐いてしまったのだ。

そこまでは、よくあるお酒の失敗だ。

本当の悲劇は、その後に待っていた。

便器の水を流そうとして、朦朧とした意識のまま、壁のボタンを押し間違えてしまったのだ。


「――ッ!?」

凄まじい勢いで作動したのは、流すスイッチではなくウォシュレットだった。

便器を覗き込んでいた私の顔面へと、水の刃が直撃する。

顔から、髪から、着ていた洋服までビショビショに濡れ、夜中のトイレで私は一人、パニックになった。

体調は最悪、服も最悪。あの瞬間の、惨めで情けない絶望感といったらなかった。

私のライフは、文字通りマイナス一万くらいまで叩き落とされた。

「……しばらく、お酒はいいかな」

すっかり懲りた私は、枕元に置いたスポーツドリンクをゆっくりと口に含んだ。

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