番外編 エチルエーテル観光ガイド〜前編〜
◇エチルエーテル観光ガイド vol.34
発行:エーテル城観光管轄課
編集:アルル・パレイドリア
はじめての大魔法都市エーテル案内
〜春の連休特集号〜
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ようこそ!大魔法都市エーテルへ!
貴方の訪れを私たちは歓迎します。
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エチルエーテル市は、エーテル国の中心都市です。
春は暖かい日差しが注ぎ、夏は短くも鮮やかに過ぎ去り、秋は移ろいゆく葉の色を楽しみ、冬は白銀に市街地を染め上げます。
白亜輝くエーテル城を中心に、東西南北へ大通りが伸び、市街地には魔術工房、中央市場、移動商人市場、酒場、温泉地などが広がっています。
都市全体は巨大な結界によって守られていて、害魔獣が市街地へ入り込むことはほとんどありません。
そのため、エチルエーテル市街は夜でも比較的安全な都市であり、観光客や商人たちで常に賑わっています。
また、エーテル国は独自の研究により作られた魔術結晶を街灯として使用しており、24時間常に明るい街づくりを心がけております。
ただし、ここはただの観光都市ではありません。
エーテル城、エーテル国立騎士団本部、魔術工房、そして魔術学園を抱える、魔術国家の中枢と言われています。
1週間あっても回りきれないほど観光地が盛り沢山なエチルエーテル市。
そんな美しい街を、エーテル城職員歴数十年の私がバッチリレポートしちゃいます♬
カフカ
「たまに遊びに来てはいたけど、市場しか行ったことなかったから何があるか知れるのはとっても楽しみだな〜!害魔獣も中に入れないって……安心な街なんだね。」
ベルンハルト
「結界があるとはいえ、油断は禁物だ。
市街地の外縁部や門付近は、時折警備で派遣されることもあるぞ。」
フォンス
「観光案内でいきなり厳しい話するのかよ!?……にしても、害魔獣が結界を破るなんて聞いたことねえけどな!」
クルト
「でも、大事なことですよ。
万が一に備えるのは大事なことですからね。」
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▽東西南北の四大門
大魔法都市エーテルには、東西南北に大きな門が設置されています。
それぞれの門は都市結界の要であり、商人・旅人・物資の出入りなどを管理する重要な施設です。
観光客の皆様は東門から入市するのが一般的です。
◇ 夜間来訪を御希望のお客様へ
エチルエーテル市の四大門は、都市結界維持のため夜22時に閉鎖されます。
22時以降の入市には、事前申請および身分確認が必要です。
エーテル城・観光管轄課 に来訪の1週間前までに御一報下さい。
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▽東門
名物「月脈の湯」へと続く情緒溢れる小道。
今も残る古き町並みは、皆様の旅の疲れを癒します。
東門は、温泉街や旧街道へ向かうための門です。
昼間は観光客で賑わっており、特に月脈の湯名物の月脈乳は、一日3000本ほどが売れるそう。
夜の22時以降には売り切れていることがほとんどのため、温泉には20時くらいに訪れるのがお勧めですよ。
周辺には古い石造りの建物が多く、街の中でもどこか懐かしい雰囲気が残っています。
また、魔女革命以前から残る歴史的建造物は必見。
歩くだけでタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。
※また、東門は比較的穏やかな場所とされておりますが、門の外へ出るとすぐに森で害魔獣に遭遇する場合があります。
深夜は特に、門扉を開かないように注意しましょう。
▽月脈の湯
原初のエーテル種精が沸かしたと言われ、古くから滋養強壮、魔術強化、ストレス緩和などの効果が見込まれている温泉。
観光客だけでなく、エチルエーテル市に住む人々も利用する、何百年も愛され続ける歴史ある温泉です♬
私もよく訪れますが、客層も良いし癒されますよ。
特に露天風呂は格別です!魔術を強化したい方は時折入ることをお勧めします。
【ここが嬉しいポイント】
⭐︎親子で入ると、利用料金が5ヘル割引!
⭐︎広々した脱衣所で、圧迫感がなし♬
⭐︎ 男女別の完全分離浴場!覗き見防止の魔術結界も完備。安心してご利用いただけます。
▽エチルエーテル歴史博物館
エーテル国の歴史についてが学べる博物館です。
エチルエーテル市の繁栄、魔女革命など。
様々な視点からエーテル国を紐解く興味深い展示が盛り沢山。
館内では月替わりでスタンプラリーも行っています。
クリアできたら豪華景品がもらえますよ!
入館料は無料ですので、お気軽にお越しください。
また、館内での魔術の使用は禁止です。
カフカ
「初めて温泉?に入ってみたけど、すごくリラックスできたよ〜!
これから毎日入りたいんだけど……経費で落ちたりする?」
ベルンハルト
「門の近くは結界の影響が弱まりやすい。
東門は比較的安全だが、完全に安全という意味ではない。
……ところで、基本的に温泉は娯楽扱いだから、経費からは落ちないぞ。」
フォンス
「ここの月脈乳まじで美味いんだよな!
……にしても、どうやって絞ったらあんなに美味い牛乳が飲めるんだ?」
クルト
「歴史博物館……。
楽しそうですね……今度1人で行ってみましょうかね。」
カフカ
「えー!私も行きたい、みんなで行こうよ!」
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◇西門
商人と、流れ着いた珍しい品物が溢れる活気あふれる通り道。
今も昔も、流通が盛んなエーテル国を代表する移動商人の”登竜門”です。
西門は、商人達がエーテル国に来る際に必ず通る関門です。
隣国や地方都市からの移動商人、荷運びの魔術馬車が多く通り、日中は常に盛んに取引が為されています。
西門の周辺には、厳しい検問や、鑑定士などに加え、遠くからやって来た商人を癒すための宿屋が多く並んでいます。
安価で泊まれるため、観光のお宿にもお勧めですよ♬
特にエーテル国で随一の有名な移動商人市場であるルシヴィア通りは、観光のお土産を買うのにぴったりです。
※厳しい鑑定や検問を行っておりますが、近年違法取引された魔術鉱石や、魔術道具などが流通しております。
価値に見合わないほど安価な商品が並んでいる、通行許可証が見える場所に掲示されていない、悪質な客引き、など、少しでも怪しいと感じた場合は、エーテル国立騎士団・守護部隊までご一報お願い致します。
▽移動商人市場(ルシヴィア通り)
各国の移動商人が、こぞって商品を売りに来る有名な通り。
エーテル国の厳しい検問をクリアしなければ、ここに店を構えることはできませんよ。
異国情緒溢れるテントが並んでおり、普段の生活から離れて癒されたい方には是非訪れて欲しい場所ですね。
フォンス
「オレが移動商人として訪れた時はこの門から入ってたぜ。
……にしてもバカみてえに持ち物検査が長えんだよな……。」
ベルンハルト
「違法の魔術道具や、密輸された果実があるからな。
近年、外来種の持ち込みが活発化して社会問題になっている。」
フォンス
「ゲ!オレの靴に変な種とかついてなかったかな……。」
カフカ
「え!フォンスって商人だったの!?全然知らなかった。
強いから元々騎士団に居たと思ったよ。」
クルト
「外来種の種や胞子の持ち込みは、どこの国でも厳しく取り締まりがされていますね。
僕たちも注意しましょう。」
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◇南門
エーテル国の食卓の中心。
中央市場が我々の食生活を支えてくれています。
南門は、牧場地帯や農村部との連絡の強いパイプラインです。
野菜、穀物、乳製品、肉類など、日々の私たちの食生活を担っている場所と言えるでしょう。
特に、中央市場の早朝はこの国のどこの市場よりも賑わっていると言っても過言ではありません!
朝イチ採れたての果実や、薬草はとても瑞々しく、味わう価値が存分にありますよ。
また、南門周辺には庶民向けの食堂や屋台が多く、観光で食べ歩きがしたいなら是非ここにお立ち寄り下さいね。
私のおすすめは、雷龍種の肉をじっくり燻製にしたパチパチ雷串です。
食べすぎたら胃が痛くなるので、1日3本までにしましょう。笑
▽中央市場(ナールング通り)
エーテル国に集まる食品の全てが一度卸される市場。
魚介類から肉類、薬草、果実。
珍しい物で害魔獣の肉なども並ぶことがあります。
エチルエーテル市の名物は「龍種の肉」。
是非観光に訪れたら食べてもらいたい逸品です。
この市場ではグラム単位で購入が可能ですが、すぐに食べたい場合は周辺にある卸したての肉料理が食べられる店に行きましょう。
捌きたての龍種の肉が食べられるのは、エーテル国では中央市場の周辺だけです。
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エチルエーテルで一番美味くて見つけやすい!
酒場といえば『銀龍酒場』。
中央市場から徒歩10分で、最高の肉が食べれます⭐︎
⭐︎嬉しいお手頃価格!赤字覚悟で提供!エーテルビール一杯3ヘル
⭐︎龍種の卸日には関連商品半額!
⭐︎名物の雪塩チーズを使った料理は必見。
カフカ
「あ、銀龍酒場だ。
あそこ美味しかったよね、また行きたいな!
エーテルビールもパンも美味しかったなあ。」
ベルンハルト
「……流石にもう酒を飲むのはやめないか?特にあそこは知り合いの目もありそうだし……。」
フォンス
「ええ、何があったんだよベルンハルト。
……ところで、休暇中にもっかい飲みに行こうぜ!
クルトも行きてえだろ?」
クルト
「そうですね……。
休暇中、一度くらいは行きましょうか。」
ベルンハルト
(俺、パスしていいかな――。)
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◇北門
エーテル城へと続く最も大きな通り。
白亜に輝くエーテル城に魅了されませんか?
北門は、エーテル城、エーテル国立魔術訓練校、国立騎士団本部へ続く門です。
他の門に比べて観光客は少なく、国の中心部で働く者たちが行き来することが多いですね。
私ももう何年もこの道を通勤で使っていますが、何度通ってもエーテル城は迫力がありますよ。
そして、北門のさらに先には……。
フォンス
「おお!見慣れた風景。
やっぱりエーテル城はいい場所だぜ。」
クルト
「ふふ、本当にそうですね。」
カフカ
「最近ここに住み始めたけど、お風呂は綺麗だしご飯も美味しいし……特撰部隊になれて良いこと尽くしだよ〜!」
ベルンハルト
「……そうか。
それならよかった。」
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▽都市を守る大結界
大魔法都市エーテルは、外周に張り巡らされた大規模結界によって守られています。
結界は四大門を基点に市街地全体を包み込み、害魔獣の侵入や、入国許可証を持っていない不届きものを防ぐ役割を担っています。
門は結界の出入口であると同時に、結界維持の要でもあります。
私たちエチルエーテル市民の、大事な生活の礎なんです。
カフカ
「エレーシャさんってすごいなあ。
この結界でエーテル市街を守ってくれてるんだね……。」
ベルンハルト
「結界に頼り切るのは危険だ。
結界は破られないものではなく、破らせないよう維持するものだからな。」
フォンス
「今のちょっと隊長っぽいな!」
ベルンハルト
「いつも隊長だ。」
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前編のおわりに
今回は、大魔法都市エーテルの街並み、四大門、そして都市を守る大結界について紹介しました。
エーテルは、美しい城と明るい街灯だけで成り立っている都市ではないということ。
門を守る者、結界を維持する者、物資を運ぶ者、道具を整える者。
多くの人の手によって、今日もこの街は守られているのです。
私も、エーテル城職員としてこれからも感謝を忘れずに働いていこうと思います。
エチルエーテル最高!
カフカ
「あー面白かった!
今度、中央市場で色々と食べ歩きがしたいな。
ガイドの後編も楽しみだなぁ。」
フォンス
「後編は飯の話多めで頼むぞ!」
ベルンハルト
「観光案内としては正しい要望だな。
クルト
「食文化から見える都市の姿もありますからね。
また今度、中央市場に行きましょうか。」
本日も見て頂きありがとうございます!
今回は特別企画ということで、エーテル城の観光ガイドブックをカフカ達に解説してもらいました。
明日の11時に後編も投稿いたします。
またぜひ見て頂けると嬉しいです〜!




