34 『VSマスゴミⅠ-Ⅲ ~自由主義X国際的孤立X制裁X国際人権~』
第2部 第4章 第34話 『VSマスゴミⅠ-Ⅲ ~自由主義X国際的孤立X制裁X国際人権~』
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『自由主義』
「所得上限や国による過度な所有・統制は、自由主義経済の根幹を揺るがし、個人の努力やイノベーションを阻害する危険な試みです。」
「自由主義と言いながら、実際には『失敗のリスクは労働者と納税者』で、『リターンだけ一部の層』という歪んだ仕組みになっていませんか?私が問題にしているのは、『努力して稼ぐ自由』ではなく、『既得権と政治力でルールを書き換える自由』の方です。前述の通り、一定の所得上限や社会主義側ブロックは、『全員そっちに入れ』ではなく、『そういう安心領域も選べるようにしよう』という選択肢の提示に過ぎません。真の自由主義は、『逃げ場のない弱者』の上に成り立つものではないはずです。」
『国際社会からの孤立』
「国連や既存の同盟・国際枠組みから距離を取るような姿勢は、国際社会からの信頼を損ない、日本を外交的・経済的な孤立に追い込むリスクがあります。」
「まず、私が言っているのは、『一部の組織や空気に流され、だらだらと仲良くしすぎるのではなく、バランスよく色々な国や個人と真摯に付き合いましょう』ということです。」
「つまり大前提として、日本自体が準中立国となるために、各国や組織との関係を再認識するのであって、全ての組織から抜けて孤立したいわけではありません。今の主に西側に対する『従属的な安保+言われた通りの制裁+口だけ人権』路線が、本当に日本の信頼を高めてきましたか?CFAフランのような旧宗主国の影響が残る構造にもだんまり。明らかなダブルスタンダードにもだんまり。『空気を読んで後ろに並ぶだけの国』が、本当に尊敬されるとは思えません。私が言いたいのは、『全部と喧嘩して鎖国しろ』ではなく、『何でも追従するのではなく、自分の原則を提示したうえで関係を再構築しよう』ということです。今のままでも、長期的には『信頼されない衛星国』としての孤立に向かっていると思います。」
「しかし、現実には国連やG7といった枠組みの中で行動することで、日本は一定の発言力と経済的な安定を得てきたのも事実です。たとえ不満や矛盾があったとしても、内側から改善を促すのが現実的な外交ではないでしょうか。」
「いいように使われて、2000年近く続く捕鯨やイルカ漁、タコなどの食文化を、建国たかだか数百年の国から否定されたり、中華人民共和国が今や中華民国のみならず、沖縄の帰属にまで揺さぶりをかけるような言説を出している中で、『国際社会』とやらが何か擁護してくれていますか?内側からの改善どころか、国連憲章には未だに敵国条項が残ったままです。『都合よく利用されても、いざという時に守ってもらえる保証はない』。それが今の日本の現実的な立ち位置ではありませんか。」
「ご指摘の通り、国際社会が日本の期待通りに動いてこなかった場面が多いことは、私も否定しません。捕鯨問題や中国の海洋進出、沖縄をめぐる発言など、理不尽で一方的な主張も数多くあります。しかし、それでも日本が国連や同盟・枠組みの中にいるからこそ、声明・制裁・防衛協力といった『完全ではないにせよ一定のブレーキ』が働いているのも事実です。『守ってくれないから意味がない』と距離を取り始めれば、逆に本当に誰も助けてくれない状況。完全な孤立に近づくリスクも忘れてはならないと思います。」
「その『完全ではないもの』に縋って、文字通り国民が消し炭になった場合。あなたはどう説明するんですか?国内安全を疎かにした失態を、どうやって犠牲者に詫び、責任を取るんですか?」
「・・・。」
「私は、西側に依存しきるのは地政学的にもハイリスクだと言いたいのであって、モンロー主義のように何が何でも欧米から孤立するなどとは言っていません。主体性がなく、『よさげに見える集団』について回っているだけでは足りない。或いは危険だ。と言っているのです。欧米から日本まで艦隊が来るのに一体何日かかると思っているんですか?国土が戦略爆撃や核攻撃を受けてからでは遅いのです。日本は人口密集型で、大量破壊兵器に対して非常に脆弱なんです。百年前の大日本帝国の首脳も、今のあなた方と同じ優柔不断かつ事大主義的な行動の末に、あの道へ歩んだのです。しっかりと自国の様々な状況を多角的かつ客観的に判断し、どことどの程度仲良くするのが一番良いのかを見極めるべきです。」
『制裁』
「核開発や一方的な安全保障路線の変更は、経済制裁や投資引き揚げを招き、日本国民の生活に直接の打撃を与える可能性が高いと言わざるを得ません。」
「制裁リスクは確かにあります。しかし、『制裁が怖いから、永遠に他国の核と軍事力に人生を預け続ける』のが、本当に合理的かつ完全に安心できる判断なのでしょうか。それこそ国際社会に対して、どういった理由で核兵器が必要になったのかを明確に説明し、承認を得る努力をするのが外交というものではないのでしょうか。結局そのような総合的な弱腰が、今現在の円安・物価高・エネルギー高騰にまでつながり、実質的な『経済攻撃』のような状況を生んでいるのではないですか。自前の安全保障カードを一切持たずに、『制裁されないように大人しくしていよう』という発想自体が、長期的に国民の生活と国の交渉力を削ってきたと思います。もちろんやり方は慎重に設計すべきですが、『制裁が怖いから何もしない』は、そろそろ認識を改める段階に来ていると考えています。国際社会の目よりも、隣の国の軍備爆増を見て恐怖するべきです。」
『国際人権』
「国籍や出自による区分けや特別な標識の義務付けは、国際人権規約に反するとの強い批判を招き、日本が人権後進国との烙印を押されかねません。」
「まず、これは人種差別的な人権の話ではなく、『防御的な安全対策』の話です。言い換えるのなら、軍備増強や核武装に対して道徳や倫理だけを説いているのと同じように、論点がズレています。
私の案は基本的に受け身なのです。『腕章』のような見た目でのラベリングは、歴史的にも、国際法的にも、私が唱える道徳や倫理的にも完全に反することです。私自身、それは理解しています。
しかし私が本当に問題にしたいのは、『他国が非常時に自国民へ協力義務や動員をかけられる制度を持っているのに、受け入れ側の国が何のリスク設計もしていない』という現状です。これは『相手が刃物を持っているから盾を持ち、鎧を着る。相手が銃を持っているから防弾ベストを着る』。そういった防御的対策手段でしかありません。
やらなくて済むのなら、最初から私とてそのようなことはしたくありません。どこの国であっても、一般人には良い人も悪い人もそれぞれがいるという考えを、私は持っています。しかし、相手国側に非常時の動員・協力制度が存在する以上、受け入れる側も『善意を信じる』だけでは済まされません。対策を一切しないということは、自国民の安全を運任せにするのと同じです。
入国拒否をする方がまだマシだという意見が多いのであれば、そうしましょう。重要施設への立ち入り制限、在留資格の厳格化、有事の退避命令、情報機関による照会権限の強化。そうした別案があるなら、当然それらも検討します。
ただし、そういった前提をすっ飛ばして、こちらの防御策だけを人権問題にまで昇華させ、日本を人権後進国だと烙印を押す組織や国家があるのであれば、私はその国家すべてに対して、もれなくこう尋ねたいと思います。
『では、自国民を守るために、具体的に貴国はどう対応するのか?』
『よほど、核保有国の方が人権後進国ではないのか?』
そして、そのようなことを言うのであれば、是が非でもその素晴らしい人権を守るため、まずはその発端となっている卑劣な法制度を廃止するように、死力を尽くしていただきたい。それがなくなれば、我が国もわざわざそのような非人道的行為を検討せずに済むのです。
少なくとも、私はあなた方のように、敵性国家の国民の人権と自国民の人権を、何の前提整理もなく等しく扱えるほどの聖人ではありませんし、国民がその偽善や飾りだけの国際人権のために命を投げ出すことを望んでいるとも思えません。
クレームを入れる相手の順番が間違っていると思いますが、あなたなら自国民を守るため、どのように対応しますか?
あなた方の主張は、『敵性国民の人権のために、日本国民は何の対策もせず、自国の有事の際に死んでくれ』と言っているのに等しいと理解していますか?
逆にあなたは、誰かの言葉ではなく、あなた自身のその頭で、独自の思考として、人権とは何かを一から考えたことが一度でもありますか?
最初の方でも人権については話しましたが、基礎的な物事の道理を理解していれば、そんな浅はかな思考にはならないと思うんですがね。」
「・・・。」
我が身の保身のために民衆を扇動する建前は、全て押し返した。
続いては私自身への質問だ。
そもそも『取り繕いばかりの薄っぺらいこの世の中が大嫌い』なのだ。
『支持が離れようと本音で答えよう。』
そう決めた。
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