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天凪祓  作者: ZoRvATH


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23 『ZoRvATH』

第2部 第4章 第23話 『ZoRvATH』


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


おおよそコミュニケーションの真理のようなものは、これまでの人生で恐らく理解している。


『やられたら2倍3倍にしてやり返せ。でも、自分がされて嫌なことは絶対に自分からするな。』


『信用・信頼・期待・嘘』


『論理と感情論の協和点』


『自由は他人に迷惑をかけない範囲で行え。』


これらを軸として、日本の価値観を足し合わせて、あやふやな同調基準や、自分よりも他人をジャッジしすぎる部分や、神道・仏教由来の形式的な不要なものは取っ払う。


組織名は・・・。


真理教・・・。と言いたいところだが、あいにく既にカルト教団として壊滅した連中のおかげで、イメージは最悪だ。


まあ、わざわざ和名に固執する必要もないか。


ZERO・・・。音も意味も好きだ。ついでに言えばゼロカスも、ゼロ少佐も好きだ。


でも、あまりに単調すぎるか・・・?


特に宗教の方は、どうせなら世界に波及させたい。


であれば、どの国でもある程度印象に残る語感がいいな。


ZEROはある意味、零地点など深掘りできそうな反面で、二番煎じ感が否めないな・・・。


私の好きなアニメのキャラクター名は・・・。


デュオ・マクスウェル、エメトセルク、アーカード、ゾルディック家・・・。


『ア』か『ゾ』だな・・・。


『A』か『Z』から始まる音がいいな。


ゾルディック家の元は、恐らくゾディアック(Zodiac)らしい。黄道十二星座。いや、全然違う。


他にZから始まる言葉・・・。


Zenith、Zeus、Zephyr、Zoroaster、Zion、Zakat、Zelda、Zeitgeist


そこからChatGPTに、いろいろな国の『神、知識、叡智、真理、定理』、そのような意味を持つ言葉を列挙してもらい、思いついたのが――。


Zaltair (ザルテア)、Zylexis (ザイレクシス)、Zorvian (ゾルヴィアン)、Zorvion (ゾルヴィオン)だ。


ゾルヴィオンってオブリヴィオン(Oblivion)かよ。


(Skyblivion可哀想に。てかTESⅣのリマスターなんていいから、他のリマスターをするか、さっさとⅥを作ってくれよ!!MODで完成するBethesdaにオンラインゲームなんて要らないんだよ!!)


『ゾル』この響きがいいな。


なんとなく悪魔っぽい、中二病っぽさを感じる。


となると語源はZoroasterゾロアスターか。


ゾロアスターは、ゾロアスター教の創始者としされる古代イランの人物名らしい。


日本語では英語名 Zoroaster の転写である「ゾロアスター」の名で知られるが、この名は、元をたどればアヴェスター語の Zaraθuštra(ザラスシュトラ

) に由来する。


その名は古代ギリシア語で Ζωροάστρης(Zōroástrēs/ゾーロアストレース)として受容され、そこから英語の Zoroaster、そして日本語の「ゾロアスター」という呼称になったらしい。


関係ない宗教の人名・・・。


『かっこいいからヨシッ!』(蹴)


ただ、ゾルヴィリオン(Zorvilion)はいただけないなぁ。


Zenith(頂点)も捨てがたい・・・。


この二語から造るか・・・。


ネーミングセンス皆無な私がこのようなパズルに無駄に丸一日没頭し、悩みに悩んだ末、『Zorvathゾルヴァス』と、『Zenthisゼンティス』という二候補にまで絞り込んだ。


暗黒面なゾルヴァス。ゼンティスの方は心なしか正義の味方感がある。


No, Logic. Yes, Feeling.


日本語の『善(ZEN)』の音が冒頭にあるからだろうか?


よく分からないが、個人的に爽やかな響きに聞こえる。


よし。


Zorvathにしよう。


私は決して善人ではない。それに偽善を嫌っている。


ここにきてネット検索をかけると、普通にZorvathもZenthisも既に先駆者がいる。が、どれもマイナーな感じなので気にしないことにした。


ちなみに、Zorvilionは先駆者がいない。うーん。この・・・。


とはいえ、宗教主体で認知を広めるには無理がある。政治思想よりも難しいだろう。


となると・・・。歴史動画とかだろうか・・・?


知名度が出れば、そこから徐々にシフトしていけば・・・。


でも、既に歴史解説系のチャンネルなど山ほどある。


何かオリジナルのアイディアは・・・。


唯一思い浮かぶのは、ボードゲームのような半立体の解説動画がほとんどないことだ。


大体が2Dで、その合間に別の映像を挟む、いわゆるドキュメンタリー番組形式だ。


では、3Dで作ってみてはどうか。


しかし、私は3Dデザインはおろか、絵すらまともに描けない。それに毎回時代に合わせて、人や物の3D構造物なんか作っている余裕はない・・・。


それなら手はどうか?


手ならある程度の動きができるだろう。


私は道化師が好きなので白手袋・・・。


マスターハンドじゃないか・・・。


任天堂はディズニーほどではないだろうが、権利関連にかなり厳しいという。


しかし、単純な色の同化という意味でもやはり白が最適だ。


変にカラーリングだけを変えてオリジナルです、と言い切るのもどうかと思う。


別に商品化したり、マスターハンド・クレイジー・ハンドの名称をそのまま使うわけでもなければ、ゲームを作るわけではない。


後は、任天堂の裁量に託すしかない。


そして私は一カ月半かけ、手の立体モデルをBlenderで一から作り、動かせるところまでいった。


この時点で、時は2024年の7月半ばだ。


しかし、ようやく手が完成したものの、まだまだいろいろな素材を用意しなくてはならず、そもそも歴史動画が見てもらえるのかもわからず、当時流行っていたアサシンクリード シャドウズの弥助騒動に首を突っ込んでみた。


しかし結果は惨敗。


『正確性』というところを気にしすぎて、制作スピードが遅すぎたのだ。


『そう簡単に上手くいくなんて思っていなかったけど、難しいな・・・。』


でも、これは自分自身が無能なだけなので、そこまで苦には感じなかった。


悔しくてやるせないが、今までの横槍による理不尽さはない。


そう思っていた矢先、8月に趣味でアップロードしたパリ五輪のMAD動画が9月頃に少し伸びる。


『凄い。なんだかよくわからないけど、数日前まで8回再生だったのに、100回再生もされてる・・・。』


久しぶりに『嬉しい。』という感情が芽生えた。


大手のYouTuberにとって、そんな再生回数は再生されていないようなものだとはわかっているが、それでも嬉しいのだ。


そして、2~3週間が過ぎ、10月上旬。


日本人に広く愛されている、国民的アニメの『ドラえもん』で長年『ドラえもん』の声を務めた大山のぶ代さんが亡くなられた。


今年は同作品主人公の『のび太君』の声優を務められていた、小原乃梨子さんも亡くなられている。


丁度私の世代は、このお二方の世代だ。特に1996年生まれの私は、大山のぶ代さんが歌われる『ぼくドラえもん2112』がエンディングテーマとして使われ、それを聞いて育った世代で、この訃報を聞いた際にすぐにこの歌が脳内再生された。


そして次に思い出したのは、『帰ってきたドラえもん(1981)』のラストシーンだ。生まれる前の放送回なので、恐らく再放送で見たのだとは思う。


何歳頃に見たのかは定かではないが、この話がかなり印象に強く残っていた。


かなりしっかりと覚えているので、もしかしたら、少し変更されているらしい2009年版の『さようならドラえもん』の方なのかもしれない。


最初は自分のただの自己満足で、特にYouTubeで公開するつもりもなく、帰ってきたドラえもんの動画をネットで探してそれを見て、寂しい気持ちになり、その後弥助の動画など作る気になれず、数時間かけてMAD動画を作った。


自分で編集したものだが、同じ気持ちの人もいるのではないか?ご本人が交代されてから数年は経つものの、やっぱり今一度多くの人に鮮明に思い出して欲しいんじゃないかな?と、勝手な妄想ではあるが、そのような思い出動画をアップロードした。


するとたちまち、MAD動画は再生され、たった一日で2000回も再生された。


『人の死を利用している。』そのようなコメントや低評価が多く来るのかな?と、内心覚悟はしていたが、そのようなことはほとんどなかった。


コメントをくださった方は私と同じような気持ちの方がほとんどで、128件ものコメントをいただいたが、ハイエナだと批判するようなコメントは幸い来なかった。


低評価も、高評価512件に対してたったの5件のみだ。


正直、YouTubeなんてやっぱり絵空事だと感じて、辞めようと思い始めていた。自分は変に自分を過信しているのではないのか?と。


社会構造を恨んでいる自分こそが、やはり間違っているのではないのか?と。


でも、心にしっかりと響くものが作れれば評価してもらえるのだと理解し、ある意味、大山のぶ代さんに精神が救われた形となった。


子供の時、毎週クレヨンしんちゃんとセットで見て楽しませてもらい、大人になって挫けそうになっていた時も救われたのだ。


気を取り直して、弥助関連の動画は完全に旬が過ぎ去っていたが、一度決めたことなのでやり続けた。


結果、区切りで打ち切ることにはしたが、やはり惨敗には変わりがなかった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


次回!第2部 第4章 第24話

『歴史動画』 DON'T MISS IT!!!

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