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鬼畜な悪役豚貴族に転生したので、生きるためにシナリオから逃れます  作者: 福音希望
第二章 鬼畜な悪役豚貴族は家族と交流する
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第4話 悪役豚貴族は魔法の訓練を開始する


「それで俺には気がないが、魔力があるわけか」


 フィエラの話を聞き、そう結論づけた。

 といっても、最初から知っていたのは言えない。

 【BGF】にてポールは最初のボスであり、様々な魔法を使うキャラだった。

 まあ、第一章のボスなので、大した魔法は使ってこないのだが・・・・・・


「おそらくそうだと思います。あくまで気が流れていないのがわかるだけなのです」

「それで十分だ。訓練していけば、そのうちわかるだろう」


 そう言いながら、俺は再び本の続きを読む。

 そこには魔力について書かれてあった。


【魔法を使うためには魔力が必要となります。

 魔力とは魔法を作り上げるエネルギーのようなものです。

 体内を循環しており、それを感じ取れるようになるのが第一段階となります】


「感じ取る、か」


 書かれてある内容について理解することはできた。

 だが、実際にできるかどうかはまた別の話である。

 体内を流れている魔力を感じ取るのはどうすればいいのだろうか?


「フィエラ、気も体内を流れているんだよな?」

「はい、その通りです」

「どんな感じに流れているのかわかるのか?」


 気と魔力が似ているのであれば、流れを感じるのも同様にできると考えられる。

 ならば、先達であるフィエラに聞くのが効率的だろう。


「そうですね・・・・・・ヒューッって感じです」

「ん?」

「いや、ビュッって感じかな?」

「・・・・・・ああ、もういいよ」

「そうですか?」


 頑張って説明しようとしているが、思わず止めてしまった。

 まさか擬音で説明されるとは思わなかった。

 もしかすると、言語化するのが難しいのだろうか?

 とりあえず、自分で調べてみよう。


【魔力は常に体内を巡っています。

 そのため、意識しなければ感じ取ることすら難しいです。

 なので、まずは意識することから始めましょう。


・その場に座り、目をつぶる

・大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐くのを何度か繰り返す

・全身の感覚を1カ所ずつ確認していく


以上の流れを繰り返してください。

 繰り返していくうちに体内に流れている何かを感じ取ることができるかも?】


 本にはしっかりと説明を書いていた。

 といっても、最後が若干曖昧だったが・・・・・・

 まあ、擬音だけの説明よりはマシだな。


「試してみるか」


 俺はその場に座り込み、目を閉じた。

 息を大きく鼻から吸い込み、ゆっくり口から吐いた。

 繰り返し深呼吸すると、感覚が鋭敏になった気がする。

 そのまま、部位毎の感覚を確認してみる。


「・・・・・・流石に一発ではわからないか」


 魔力の流れを感じ取ることができなかった。

 今まで経験したことがなかったので、それも仕方がないだろう。

 最初からできてしまうのもあまり面白くない。

 苦労して身につけるからこそ、大事だと感じれるのだ。


「とりあえず、繰り返し訓練するか」


 再び深呼吸からやり直してみる。

 何事も繰り返しが大事である。

 前世で学んだことではあるが、異世界でも変わりはないだろう。







何事も繰り返しが大事ですよね。


作者のやる気につながるので、読んでくださった方は是非とも評価やブックマークをお願いします。

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