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最強悲運皇女の幸せ奮闘譚  作者:
第一章〜人身売買編〜
9/17

潜入調査

今、私頭に布を被って手をロープで縛られている。

私は奴隷商売に捕まえられたのだ!


作戦成功ね!

あれから、アレンはまた動かなくなったから必然的に置いて行く事が決まってしまった。


まあ、アレンがいたらいろいろやりにくいし正直助かったけど!

..........止まった。着いたのかな?


奴隷商人に連れて行かれ私は一番奥の牢屋に入れられた。

..........なんか、顔が整っている子が多いわね。

私、場違いじゃない?すっごく恥ずかしいのだけど。


と場違いな考えをしている私。

じゃあ、作戦を成功させる為にまずは協力者を見つけないとね!

..........今のところはいないのよね。

もしもの時は私1人でやるしかないかしら?


「いっその事殺した方が早いかしら?でも、他の子たちが怖がってしまうし.........。それに、騎士団にコイツらを捕まえてもらう訳だから勝手に殺す訳にもいかないわよね。」


う〜ん、難しいわね。

..........そうだわ!周りの人たちに聞けばいいじゃないの!


「ねぇ、質問があるのだけど良いかしら?」

「.........何?」

「奴隷商人にの中で子供が好きな人はいるかしら?」

「はぁ!?そんなのいる訳ないじゃない!好きだったらこんな事する訳ないし..........。」

「それもそうね。.........残念だわ。」

「ですが、雇われの人たちがいますよ。あの人たちは子供が好きだと思うので...........。」

「.........あなた、もしかして貴族?」

「え?は、はい。セシリア・レインバーグと申します。」

「.........なるほどね。レインバーグ伯爵家のご令嬢だったのね。...........噂通り綺麗ね。」

「え?」

「いえ、こちらの話よ。それより、その方たちは何処にいらっしゃるのかしら?」

「多分、今は休憩中よ。もう少ししたら出て来るはずよ。」

「じゃあ、待ちましょうか。」

「..........あなた、一体何をするつもり?」

「..........ゴミ掃除かしら?きっと、少しは綺麗になると思うわ。まあ、ほんの少しだけどね。」

「へぇ〜、じゃあ、お姉ちゃんはここの人たちを壊滅させる気なんだね〜?」

「........あなた、顔に似合わず物騒な事言うのね。きっと、こんな所にいたせいね!大丈夫よ。お姉ちゃんが助けてあげるから。本当に許せないわね!こんな小さい子をこんなにも歪めて!」

「.........それ、僕に失礼じゃない〜?」

「不快にさせたなら謝るわ。ごめんなさい。」

「なんか、調子狂うな〜。素直過ぎない〜?」

「そんな事ないと思うけど..........。そういえば、私たちって何処に売られるの?」

「え?そんなの知らないわよ。」

「僕は知ってるよ〜。邪神教団ってところだって〜。」

「邪神教団..........。ふふ、あははは!ご、誤解されてるじゃない!あははは!ちゃんと、処理しといて欲しかったのだけど...........。油断しちゃったのかな?それとも、仕事をサボったのかな?まあ、どっちにしろ絶対に口聞いてあげないわ!」

「え?だ、大丈夫?」

「あはは!お姉ちゃん、独り言すごいね〜!面白〜い!」

「.........こんなにも、褒められたのに嬉しくないなんて初めてかも..........!」

「あ!来たわよ!あの人たちがさっき話した人よ。」

「へぇ〜、あの人たちがね。そこの怖い顔をしたお兄さん!ちょっとこっちに来てください!」

「は!?ちょ、あ、あなた何言って..........!」

「あ?なんだよ。」

「お兄さんってここを壊滅させたいですか?」

「はぁ!?..........出来たらそりゃやりてぇけど...........。」

「へぇ〜、本当にこういう人いるんだ。初めて見た。まだまだ、人間も捨てた者でもないのかもね。」

「あ?なんか言ったか?」

「..........。」

「いえ、何でもありません。では、交渉をしましょうか。」

「交渉?何のだ?」

「私がコイツらを壊滅させるのであなたがたが壊滅させた事にしてほしいのです。」

「.........はぁ!?お前、何言ってやがる!?」


私はすぐさま彼の口を押さえた。


「ちょっと、静かにしてくださいよ。私だって、いろいろと理由があるのですよ?顔を見られる訳にはいかないのですよ。」

「お前、本当にガキか?妙に落ち着いていやがる。」

「.........残念ながら私は子供ですね。まあ、落ち着いているのは否定しません。落ち着いていると言うより興味がないと言う方が近いですけど.........。」

「興味がない?」

「はい。正直に言いますとここの方たちがどうなっても私には関係ない事ですので興味がありません。ですが、邪神教団を今ここで潰せるかもしれないので潰しておきたいのですよ。邪神と言っても優しいあの神を侮辱するのは私が許せませんから。」

「お前..........!」

「私の名前はアイと申します。あなたは?」

「.........ヴァルだ。」

「では、ヴァルさん。私に協力していただけませんか?もちろん、あの方がたを捕まえたらお金がもらえますよ?何せ賞金首がいますからね。」

「.........仲間と相談してくる。」

「はい、構いませんよ。」


彼は協力してくれそうね。

後は.........作戦内容を伝え忘れたわね。


後で伝えに行かないとね。

残るは.........!


「みんなに相談があるのだけれど..........良いかしら?」


そして、私は彼女たちに作戦内容を伝えるとほんの少しだけ瞳に希望が見えた。

この感じだと、手伝ってくれそうね。


そうして、私は邪神教団壊滅を目論みながら準備を進めていった。

今回も読んで頂きありがとうございます!

次回も楽しみに!

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