作戦内容
ディケイア視点が少し入っています。
「はぁ〜、全然来ないわね。早くしないと時間になっちゃうのだけど..........。せめて、10時には終わらせないと.........!我慢の限界もそろそろ近いみたいだし。」
「お姉ちゃん大丈夫〜?顔が真っ青だよ〜?」
いつの間にか私の膝にいて私の髪を弄りながら聞いて来た。
この子は優しい子なのね。
「大丈夫よ。それより、あなたはなんて言う名前なの?」
「ん〜?僕〜?う〜ん?そうだ!バイス!バイスって呼んで!」
そう言った彼を月が照らしていた。
そうして、彼の顔がようやくはっきり分かった。
白銀の髪に金色の瞳をした美少年だった。
「なんで、私がここに入れられたんだろう?」
「ん〜?なんか言った〜?」
「いや、私が場違いだなって話し。ほら、私って容姿が普通なのにこんな顔が整っている子達がたくさんいる牢屋に入れられたんだよ?私、本当に場違いすぎるよ。」
「は?.........ま、マジで言ってる?」
「本気で思ってなきゃこんな事言わないよ!」
「あ〜、なるほどね〜。ようやく、納得が行ったよ〜。どうりで..........!無自覚なら分からないか〜。」
「え?何?どういう意味?」
「ううん、何でもないよ〜。こっちの話しだから〜。」
「.........なら、良いけど..........。」
何か話をしなきゃ!じゃないと、意識しちゃう!
夜ってこんなに暗かったっけ?
もうちょっと、明るかったと思うのだけど..........。
しかも、今は牢屋の中だから余計に酷い。
はぁ〜、こんな事だったら師匠に来てもらえば良かったかな?
「.........ふふ、随分遅かったですね。私、待ちくたびれちゃいましたよ?それで、ここに来たと言う事は協力してくれるのですよね?」
「あぁ..........。」
「それは良かったです。それでは、改めて名乗らせていただきます。アイと申します。今夜はよろしくお願い致しますね。」
「あぁ。俺はヴァルだ。一応、コイツらのリーダーをさせてもらってる。」
「僕はテタロスと言います。よろしくお願いします。」
「俺はヘキドールだ!ヘルと呼んでくれ!」
「分かりました。では、作戦内容ですが..........。」
私は作戦内容を一通り話し終えると3人に意見を聞いた。
「以下の通りに作戦を進めたいと思うのですがいかがですか?」
「いや、問題がなさすぎだろ!」
「本当にすごいですね!あなたは本当に子供なのですか?」
「よく分からなかったがすごい!」
「..........まさか、お姉ちゃんは1人で戦うつもりなの〜?」
「ええ、よく分かったわね。結構、あやふやにして言ったつもりだったのに...........!」
「あやふやにし過ぎて目的が分かりやすかったんだよ〜。」
「なるほどね。今度からは気をつけるわ。」
「いやいや!そこじゃないだろ!?ていうか、お前........!」
「はぁ〜、ヴァルさん大きな声を出さないでください。バレてしまいました。まあ、元々の作戦内容とは異なりますが子供たちの避難を頼みましたよ?」
「だが.........!」
あまりにも、しつこかったので私は笑みを消して真顔で低く言った。
「.........では、分かりやすく言います。あなた方は足手纏いです。早く子供たちを避難させてください。」
「っ、..........!っ、悪い!」
「いえ、大丈夫ですよ。ふふ、ヴァルさんはとても頭が良いみたいですね。」
おかげで子供たちに嫌な記憶を植え付けずに済んだわ。
本当に嫌になる。こんなにも、人を殺して冷静でいられる自分に...........!
なんで、こんなにも私は..........!
「誰かいるの?」
「おや、気づかれてしまいましたか!本当にあなたは強いのですね。子供だからと手を抜いたら私が殺されてしまいますね。」
「そうですか...........。あなたが邪神教団の教主ですか?」
「はい。そうですよ。」
「では、犯罪を犯している理由を聞いても?」
「私は邪神様から言われた事をしているだけに過ぎません。」
「そうですか.........。私が相手をしたいのですが、時間切れのようですね。」
「何を..........!?」
「私は去りますがあなたも逃げた方がよろしいのでは?まあ、逃げてもすぐに捕まるでしょうがね。」
「だから、一体何を..........!?」
「殺しても良いですが、加減はしてくださいよ。ディケイア様..........。」
そう言い残して私はその場を去った。
♢♢♢
「綺麗になったな〜。思わず見惚れちゃったや〜。.........それで、君がシアちゃんの探してた人か〜。ボクの為に邪神教団を潰すなんて凄いよね〜?」
「貴様は何だ?一体、何処から現れた!?」
「君、本当に邪魔なんだよね〜。ボクは君みたいな人間は一番嫌いなんだよね〜。だから、早く消えてよ。邪槍!」
「ぐっは!」
教主は抵抗する前に魔術を撃たれて絶命した。
ボクの仕事は終わりだよ〜?
後はシアちゃんに任せるね〜?
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




