12歳
私が転生してあれから7年が経った。
今はもう私も12歳になった。
「眠い.........。なんでみんなはこんな朝早くから起きれるの?私はもう眠くて動けないよ。」
「いやいや!めちゃくちゃ動けてますよ!?オレ、今めちゃくちゃおされてますからね!?」
「ん〜、そうかな?師匠、寝ぼけてるんじゃない?私は師匠にやられているように見える。」
「姫さんは相変わらずっすね。姫さんこそ寝ぼけてるんじゃないんっすか?」
「ん〜、そうかな?」
今、私と会話しているのが私の剣の師匠ホムライトさん!
アレンが連れて来た炎の精霊。
「お前はすごいな。もう、師匠から認められているのだからな。」
今、私をベタ褒めしてくれたのが私の初めての友達のマギスタ・アーベスト。アーベスト王国の第二王子で攻略対象者の一人でもある。
しかも、金髪慧眼で顔が整っているせいで理由を知らない侍女たちに嫉妬されているのよね。
「そうかしら?私的には全然な気がするけど師匠が認めてるなら良い方なのよね!良かったわ。」
「まあ、確かに最初の頃よりは大分マシだよね。でも、最初の頃はホムライトの剣術を見よう見まねで真似するなんて思わなかったよ。」
「そうすっね〜。オレもまさかあそこまで完璧に真似されるとは思ってなかったっすよ。」
「.........たまたまだって、言ったでしょう?ほら、それより次はマギスタがやってみて!私は向こうで見ているから!」
「あ、あぁ.........。分かった。」
私が何故か笑いながら言うと顔を真っ赤にしてそっぽを向かれてしまった。
むぅ〜、またなのね!
何故か私が笑顔を向けるとみんなに顔を真っ赤にされそっぽを向かれる。
「分かったわ!そう言う事だったのね!」
「ど、どうしたの?アシア、一旦落ち着こう?」
アレンが心配そうに言うが今はそれどころじゃない。
「みんなが、私の笑顔をみたら顔を真っ赤にしてそっぽを向かれる理由が分かったの!」
「え!?姫さん、分かったんすか!?あの姫さんがねぇ..........。これは、明日槍が降ってくるかもしれないっすね。」
「師匠、私はいつも真剣に考えているのよ?なのに、いつも当たらなくてもう分からなかったのだけれどまだ言ってない回答があったわ!」
「じゃあ、その回答とは何かな?」
「それはね。きっと、私の笑顔がみんなにとっては挑発されているように感じてムカついてしまうのね!だから、怒らないようにそっぽを向いているのよ!どう?完璧でしょう?」
「「「..........。」」」
あれ?3人とも黙ってしまったわ。何故かしら?
..........もしかして、当たり過ぎて黙ってしまったのかしら?
なら、今回は私当たったのね!良かったわ。
「それで、どうだった?やっぱり、当たっていたでしょう?」
「あ〜、うん。違うかな........?ていうか、違い過ぎてて意味が分からないよ。」
「姫さんらしい回答っすね。逆に面白いっすね!」
「あ、あぁ.......。実にアイシアらしい回答だと思う。」
「何故かしら?褒められた感じがしないわ。」
「そ、それより、そろそろ昼ごはんの時間だから早く行こう?」
「ええ、そうね。じゃあ、マギスタ、また明日ね!」
「あぁ、また明日..........。」
♢♢♢
私の部屋に着くと扉の前に箱が置いてあった。
「はぁ〜、またかしら?もう、こんなところに置かないでほしいわね。」
箱を開けると私への暴言の数々が書いてあった。
『死ね!野蛮皇女!役立たず!さっさと、皇帝陛下に捨てられなさい!』
私はその暴言の数々を無言で見た。
何度も見た暴言を見ても私の心は何一つ動かなかった。
多分、興味がないのでしょうね。
「よくも毎日飽きないわね。私だったら、飽きてしまうわ。」
「........アイアはなんでそんなに興味がなさそうに言うの?これ全部アイアに向けられた暴言なのに..........!」
「実際に興味がないからかしら?それに、いつか飽きるわよ。気にしたってしょうがないわ。」
「姫さんはメンタル強いっすね!」
「.......強くわないわよ。ただ、興味がないだけ..........。」
「........アイアは.........!ううん、なんでもない。」
き、気まずい.........!これは、私がいけないのよね!?
けど、まさか、ここまで気まずくなるなんて思ってなかったんだもん!
「聞きたい事があったんだ!」
「え!何を聞きたいの?」
「いや、そんなにたいそうな話しじゃないんだけど神様は誰を祀ってるのかなって思って.........。」
「え〜と、確かこの世界の創造神であるヴァルギア様だよ。」
「後は邪神教団で祀られているのがディケイア様っすね。」
「...........ふふ、あははは!ふふ、ヴァルギア様にディケイア様ね!分かったわ。ふふ、覚えておくわ。ふふ、それにしてもあの2人がね..........。今度会ったら揶揄おうかしら?」
「なんか言った?」
「いいえ。何でもないわ。良い事を聞けたわ。ありがとう、2人とも..........!」
「「〜〜!う、うん.........!」」
そうして、私は良い事を聞けたおかげで懐かしい思い出を思い出しながら私は深い眠りについた。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




