精霊の失態
アレン視点です。
あの後、アイアは倒れてしまった。
どうやら、元々熱があってベッドに寝かせていたらしい。
確かに、あの嫌味な奴に会ってから妙にアイアの顔が真っ青だったりフラフラしていたり.........!
くそっ!何で気づかなかったんだよ!ずっと、一緒にいたのに...........!
だけど、やっぱり、彼女はおかしい。
今日は一日、彼女と一緒にいたけど、普通に年相応の笑顔だったし雰囲気だった。
けど、あの嫌味なアイアの兄と言う奴が来てからはアイアは別人みたいに大人の雰囲気に変わった。
意味が分からない。彼女は一体何者なんだ?
まあ、これからはずっと一緒にいる訳だから、後から考えれば良いよね。
とにかく、今はアシアの風邪を和らげる方法を見つけないと!
..........かと言って、完全に治せないのがやっぱり、痛いな。
人間たちとの制約のせいでやれる事が限られていて動きずらい。
一応、破棄する方向も考えておくか.........。
.........そうだ!加護だよ!加護をあげれば良いんだ!
そしたら、どんな風邪や病気、毒だって彼女の身体に害なす物は治せる!さすが、ボク!今日はいつも以上に冴えてる!
そうと決まれば、分身体をつくらなきゃね。
ボクか行っちゃうと制約違反になっちゃうからね。
分身体ならギリギリセーフなはず!
「よし、そうと決まれば..........!魂を2つに分けて...........後は器だけど.........近くに猫がいるし猫でいいよね。それじゃあ、その2つに分けた魂の内1つを猫に入れる!これで、分身体の完成だ!」
そうして、ボクはさっき完成された分身体がアイアの近くに来た。
予想以上にぐったりしてる..........!
ボクが気づかずに無茶をさせたからだよね。
ごめんね、アシア..........。全然、気づいてあげられなくて..........。
「だけど、これからはこの加護がどんなに強い風邪や病気、毒だろうが君を守ってくれるはずだから.........!君が少しでも元気に..........安らかに過ごせますように..........。アシアに加護を...........。」
そうして、アシアに加護を与えたボクは安堵した。
なんか、疲れちゃったや。今日はいろんな事があったな........。
けど、今日ていう日をボクは忘れる事はないよ。
だって、君に会って君がボクに名前をくれた日だからね。
そう思いながらボクは静かに眠りについた。
意識を手放す直前に、加護の効果がアレだけじゃない事に気づいたがアイアなら許してくれるだろうという謎の自信を持ってボクは意識を手放した。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




