閑話:報復
ディケイア視点です。
「今日はいつもより月が綺麗だね〜?シアちゃんは大丈夫かな〜?暗い所はまだ苦手なんでしょ〜?」
「はぁ〜、そうだろうね。それより、その喋り方どうにかならないの?さすがにうざいよ。」
「え〜?そうかな〜?ヴァル君は短気だからね〜?」
「お前だけには言われたくないね。」
失礼だな〜。
ボクはそこまで短気じゃないのに〜。
「な、何なんだよ!お前たちは!」
「ボクたち〜?ボクたちはある皇女様の配下かな〜?」
「そんな奴に構ってないで早く壊滅させなよ。」
「あはは!ヴァル君は戦えないもんね〜?」
「いや、戦えるけど!?」
「はいは〜い。それじゃあ、さっさと倒しちゃおうかな〜?」
「くそっ!何だよ!今日はマジでついてねぇ!あのクソガキに邪魔されるは殺されかけるはで!終いにはお前たちまで現れるわで!せっかく、あのガキを殺す計画を進めようとしていたのに...........!」
「だから、止めにきたんだよ〜。君なんかシアちゃんだったら楽勝だろうけど万が一があったら困るからね〜。ボクのシアちゃんに何かあったらお前の存在事消しちゃうからね〜?」
「お前のじゃないけどね。アイは僕のだからね!?」
「違うよ〜!ボクのだよ〜!」
「うるせぇな!なら、そのガキも後で殺してやるよ!まずはお前たちからだ!」
「「は?〇〇を殺すだと?」」
思わず低い声で殺気を出しちゃったけど今はそんな事考えられないくらいムカついている。
シアちゃんを殺すなんて許さない!
次こそは死なせないって決めたんだ!
シアちゃんを幸せにするって決めたんだ!
こんな奴のせいでシアちゃんが死にたいと思わせてしまったらボクは許せない!
コイツは絶対に殺す!
「君たちは全員殺す。邪神:千の槍!」
「あのバカ!こんなところで邪の神気を使うなんて...........!」
「グハッ!ぐっ..........!」
あ〜あ、もう死んじゃったんだ。
早いな〜。
もうちょっと耐えてほしかったんだけど..........。
「はぁ〜、シアちゃんに会いたい。早く会いたいな..........。」
「もう、うるさいよ!なら、会いに行ったら良いんじゃないの?どうせ、もう終わったんだし。」
「え!?良いの!?じゃあ、行ってくるよ〜!転移!」
ふふ〜、いるかな〜?
起きてるかな〜?
「あ、シアちゃんいた〜!う〜ん?寝てるのかな〜?相変わらず寝てる時は無防備だな〜。まあ、可愛いから良いんだけどね〜?」
それにしても、前世と一緒の容姿なんだな〜。
可愛い〜❤️
これは、絶世の美少女になるね〜!
まあ、もうなってるんだけどね〜!
寝顔も昔と変わってないや〜。
「ん...........?誰...........?」
「ボクだよ〜?おはようだね〜?シアちゃん〜。」
「...........ディケイア様...........?」
「そうだよ〜?」
「って、え?何でディケイア様が!?わ、私夢でも見てるのでしょうか!?」
「あはは!違うよ〜?動揺すると口調が変わるのは相変わらずなんだね〜?」
「っ、わ、私は動揺なんてしていません!それより、ディケイア様は何故ここに?」
「シアちゃんに会いに来たんだ〜。」
「そんな簡単に来て良いのですか?仕事はないのですか?」
「さっき終わったところだからないよ〜?」
「.........また、殺したのですか?」
「..........。」
「そう、ですよね。すみません、私のせいですよね。」
「え!?ち、違うよ!ボクたちが勝手にしてるだけだから!シアちゃんのせいじゃ...........!」
「ですが、私が弱いからディケイア様は辛い思いをされているのですよね。本当にすみません。」
「っ、シアちゃん............。」
ボクは思わず泣いてしまった。
シアちゃんには情けない姿を見せてしまった。
けど、彼女は気にせずボクの頭を撫でている。
ボクは泣き止み落ち着くと我に返った。
ボクは今シアちゃんに膝枕をされながら頭を撫でられている。
なんとも言い難い。
「〜〜〜!ご、ごめんね〜?もう、大丈夫だから〜。」
「ですが、まだ顔が赤いですよ?疲れて熱が出ているのかもしれません。一晩ここで休んではいかがですか?」
「〜〜〜!?い、いや、それは...........!」
好きな人に膝枕して頭撫でてもらったら誰だって赤くなるよ!
もう、変なところでシアちゃんは鈍感なんだから!
「じゃあ、ボクはそろそろ行くよ〜。ヴァル君に遅いって怒られちゃうしね〜。」
「ふふ、目に浮かびますね。お仕事頑張ってくださいね。応援しています。ディケイア様。」
「うん、ありがとね〜。」
ボクはそう言い終わると転移して天界に帰って来た。
ヴァル君の部屋に入ると般若の顔をしたヴァル君がボクに詰め寄って来た。
「ど、どうかしたのヴァル君〜?」
「ディケイア、お前............!アイに膝枕とかされてた。羨ましい!そして、抜け駆けは許さない!」
「う、うわ!ちょ、ちょっと待ってよ!?」
そうして、ボクは一日中ヴァル君に追いかけ回されたのであった。
今回も読んで頂きありがとうございます!
次回も楽しみに!




