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最強悲運皇女の幸せ奮闘譚  作者:
第一章〜人身売買編〜
14/17

閑話:伯爵の回想

セルテシア視点です。

私は先ほど娘のセシリアと話していた。

セシリアは話疲れて今は部屋で寝ている。


そして、私は先ほどの事を思い出していた。

彼女.........王女殿下の事だ。

最初は不思議な人だと思った。


明るくて無邪気で年相応の普通の子供だと思っていた。

だが、セシリアと私が抱き合っている時一瞬だけ彼女の顔が見えた。

彼女の瞳は光がなく羨望と嫌悪が混ざり合っていた。


あの時の私は情けなく恐ろしい得体の知れない子供だと思った。

それから、私は順に名前を聞いて行った。

なんとも、言えなかった。


彼女はアイシア・フォン・フリージア第一皇女殿下だった。

私は今まで考えた感情を打ち消して必死に謝った。

噂では彼女は野蛮皇女とか言われている。

それが、本当なら私は処刑されてもおかしくはない。


だが、殿下は私の過ちを許してくれると言ってくださった。

その時の彼女は先程の瞳が嘘のように、皇女らしく穏やかて慈愛のこもった瞳と顔をしていた。


そしたら、殿下はセシリアの方を向いた。

セシリアは顔を真っ赤にして固まっていた。

しばらく話を聞いていると分かった事があった。

殿下とセシリアは友達になったらしい。


あそこまで笑っているセシリアは久しぶりに見た。

セシリアは塞ぎ込んでいた。

だから、私はセシリアの笑顔を見て嬉しく思った。


殿下が帰るとセシリアから話しがあると言われた。

どうやら、殿下との出会いの話しが私に聞いてほしかったようだ。


「お、お父様!わ、私はあ、アイちゃんのこ、事が............!」

「それは私に言う事ではないよ。それは、殿下に言う為の言葉だろう?なら、その言葉はとっておきなさい。」

「.........はい!お父様、ありがとうございます!」


それから、セシリアが殿下の事について4時間くらい話してくれた。

私もセシリアの話しに耳を傾けた。

セシリアから聞いた殿下はやはり噂とは異なった人物だった。


やはり、噂を信じるものではなかった。

と、私は後悔した。

だが、それよりもセシリアの笑った顔が見れて良かったと何度も私は思う。


そして、私はセシリアの穏やかで楽しそうな寝顔を見たら自分の自室に戻った。

今回も読んで頂きありがとうございます!

次回も楽しみに!

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