閑話2
「ねぇ、シェリル。」
「………………。」
「………まだ怒って。」
「怒ってません!!」
シェリルは語気を強めてそう言うと、
自分のブラウスのボタンをプチプチと付け直す。
ちなみにボタンが外れたままでいたことに気がついたのは、
リアムの"へにゃり"顔にやられ、
ベットの上で身悶えていた時だ。
「………シェリル、
あの"おねだりポーズ"………。」
「………は?」
「あのポーズでねだる"プレイ"もしたいの?」
「………あなた、また急に何言ってるんですか。」
「それとも俺の………。」
「何を言いたいのかわかりませんが、
聞かない方がいいことだけはわかるので
言わないでもらえますか、リアム様。」
ブラウスのボタンを全部つけ終わり、
シェリルは素早い動きでベットから降りる。
その動きをベットの上で寝転がりながら見ていたリアムが
「………首輪、つけようかな。」
ボソッと小さくつぶやいたことを、シェリルは知らない。
「さぁリアム様も早くベットから降りて!
仕事の途中で抜け出してきたんですよね?
きっとジュードさんが必死で探してますよ。」
寝転がったままのリアムの手を
グイグイと引っ張りながらシェリルは言う。
"んー"とされるがままになっているリアムは
このあとまた仕事に戻るのが嫌なのだろう。
………この人、ホントに仕事の出来る王子なのだろうか。
なんとかリアムをベットの上から降りさせると、
二人は並んで部屋の扉へと向かう。
「………ね、シェリル。
あのポーズしながら"プレイ"する時、
猫耳もつけたらいいと思…………。」
「それ以上何か言ったら二度と口ききませんから。」
スンっと表情を消したシェリルを見ながら
可愛いと思うんだけどなぁ。とリアムは心の中で思いつつ、
扉を開け出ていくシェリルの後に続き、
部屋を出たのだった。




