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竜の薬師  作者: もんた
第3章 学園編-中編
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第13節『パーティーの準備』

どうも、もんたです。

おまたせしました。


それでは、どうぞ。





 僕とソラリアさんの関係が貴族の娘と従者から、一応…恋人に変わってから二週間。

 お互いに距離感が何とも言えないことになる以外には特に問題もなく学園の生活も終わり、1の月丸々のお休みへと突入した。

 仲良くなった学生のほとんどは帰省期間ということで自分たちの街へ帰っていった。

 とはいえ、遠い子だと下手すると往復だけで休みの半分を使ってしまうのであまりゆっくりはできないのかもしれないけど。



 お休みから一週間経った今日は一年お疲れ様という名目でパーティーが開かれる。

 例の騒動のせいで前回の入学祝いのパーティーは参加できなかったので、トーカの街にきて初めてのお祝い?お祭り?パーティーだ。

 シャンドラさん主催のパーティーで集まるのは貴族や所縁のある商人や職人とかばっかりなので正直肩身は狭い。

 マリーさんはそれなりの爵位の貴族は自分の家でパーティーをするからどちらかというと規模は小さいとはいっていたけど…

 いつも通りソラリアさんの従者として参加するか、近衛騎士団の人たちと一緒に護衛につくかのどっちかかな。


 と思っていたんだけど…







「そうだ。マルク君、今日は君のお母さんも来るから従者としてではなく一参加者として出てもらえるかい?」

「…え?」






 なんてシャンドラさんの爆弾発言。

 当日の今日までなんにも知らなかった。

 こっちにも準備があるんだけど…って!!






「セ、セバスさん!どうしましょう。パーティーに出れるような服持ってないんですが…」

「ん?きちんと用意していますよ。メイドに言っておきますので時間になったら着替えるように。着替えた後は自室で待機していていいですよ。」

「そうですか。良かった。」





 セバスさんは僕の様子をみてクスリと笑った。





「まぁこれは旦那様のちょっとしたドッキリですから?流石にそれでマルクを困らせるようなことはしないでしょう。」

「いえ、ドッキリという時点で困りましたよ。」

「ほっほ。まぁ実害はないのですし気にしない方向で。それより、マルク。」

「なんでしょう?」

「お嬢様とはその後、何か進展したのですか?」

「うぇ!?」





 珍しくニコニコ、いやニヤニヤと楽しそうな顔をしているのがすごく納得いかないし、どうしてこのタイミングでそんな質問なのかもわかんない。

 それにあの日からセバスさんの態度がなんか変わった。

 上手く言えないけれど、これまで上司、家令という立場だったのに今では家族の一員というかじいちゃんみたいな感じになった。





「どうなのです?その様子だと流石にいたすまではしてなさそうですな?ん?」

「いたっ!?し、してません!!そ、それに結婚前にそういうことはするべきでないと学園の授業でも言ってましたよ!?」

「そんなものは古臭い考え方です。良いですか?恋人、もしくはその後夫婦となるのであれば一番大切なものは何だと考えますか?」

「それは…やはりお互いを大切にする気持ちだと思いますけど。」

「勿論、それは重要不可欠。しかし、貴族や王族にとって結婚とはもっと重要な意義があります。」

「後継ぎを残すこと、ですか。」



「その通り。まぁ直接的に言うと子作りが出来るかどうかですし、更に体裁隠さずに言うと身体の相性が良いか否かだと私は考えています。身体の相性が悪いのに子作りなんてやってられないのでね。そのため学園などでは婚前交渉なんてみだらな行為だと言われがちですが、実情みんなバレなければいいだろうくらいのノリでやってます。旦那様はあまりその辺に興味が無かったようで未経験だったそうですが。」

「なんか、貴族ってこういうものだっていう像が崩れていくのですが…」

「理想と現実を比べてはいけません。こうありたい、こうなりたい、と思うことは結構。やる気にもなるでしょうから。ですが、あまりに高いイメージはそこに到達できなかった時の落胆も大きくします。何事も成功するためには焦らず騒がず、一歩ずつ着実にやっていくことです。…と説教たれてしまいましたが、元に戻すと、別にお嬢様とそういう関係になっても文句は言わないだろうという話です。」



「そ、そんなことは…」

「ないとは言い切れないでしょう?限られた人間しか知りませんが二人は恋人同士。若い二人ですから何があっても不思議ではありません。奥様もそろそろ二人目出産の頃合いですし、生まれた赤子をみてお嬢様の何かが刺激されるかもしれませんよ?あぁ、マルクにそういうことをしたいという気持ちがなければ別ですが。」

「ないわけではないですよ?でもそう簡単には…」

「それもそうですねぇ…。まぁ急いでやれとは言いませんが。」

「言われてもしません!」

「さてさて、あまり話している時間もありませんかね?予定ではそろそろオルガ様がいらっしゃいます。マルクの部屋に通すように伝えていますから部屋で待っておきなさい。来客の対応は我々で間に合いますから今日はゆっくりするとよいでしょう。」

「そうですか…ありがとうございます。」

「それではまた後で。」

「はい。」



「ちょうどいいところに、クラーラ!そろそろお客様たちがいらっしゃるかもしれない。門と玄関に使用人は適度に控えるように伝えてくれ。冷えるだろうからきちんとコートを着るように。」

「かしこまりました!」





 いつものキリっとした表情にもどって、またまた近くを通ったメイドさんに言いつけつつさっそうと仕事に戻っていった。

 かあさんが来るのか…

 この前帰った時はそんなこと言ってなかったのにな。

 ドッキリだって言ってたし、わかってて黙ってたかもしれないか。

 かあさんもびっくりさせたかったのかな?





お読みいただきありがとうございました。


本当は昨日の8時に投稿予約していたはずがまさかの今日の設定になっていました…

あれ、最新話上がってないの変だな…とログインしたらなんてこった( ゜Д゜)

リアルで顔文字の表情になりかけました。ほんとに。


みなさんも予定の日付や時間の間違いにはお気を付けくださいませ。


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どうぞよろしくお願いします!!

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