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アサシン

???


何時の世も闇で暗躍するモノがいる


裏ギルドに所属し、金で人を殺すだけのキリングドール・・・アサシン


本来アサシンとは忌み嫌われ人殺しにしか使われない存在


そんな我らを匿い、情報という新しい価値を下さった偉大なるお方


それがチュラン学園長ケナシ様


私はケナシ様の影となり情報を集めるアサシン、通称情報部


今日も私はケナシ様の偉大さに震える事となる・・・恐ろしいお方だ。


私はケナシ様の指示に従い一人の男を見張っていた。

・・・学園長は何時からこの恐ろしい男に気付いていたのか!?


奴は国の災厄リッチをまるで赤子の手を捻る様に斬り裂き、死んだふりをしたリッチを誘い込み完全に抹殺した。しかもわざと石に頭をぶつけて気絶する徹底ぶり・・・自分の存在を徹底的に隠すつもりなのだ!


む?・・・仲間が来たようだ。

ここで私が独自に開発した地獄耳の術が役にたつ。発動に時間が掛かるのと、徐々に性能が落ちる事と一度使用すると暫く使用不可になる等、難点は多いが、私の知能を持てばツギハギだらけの情報を纏めるなど容易いことよ!・・・む?聞こえ始めたな・・・


「私はケイジと二人きりで部屋にいた事があるの、失神するぐらい凄かったわ!」


何?奴は我が学園の教官ではないか!既に肉体関係にあると言うのか!?


「・・・私もケイジさんと二人きりで部屋にいました・・私の中に入ってきてケイジさん強引だから!」


奴は確か男性の筈・・・情報を得るなら男でも抱くとは!?・・・恐ろしい男だ・・


む?・・・少し聞こえずらくなってきたか・・・


クロードの技で瀕死になって・・・倒した・・・凄い血の量・・・


なん・・だと!?奴めクロード卿に取り入るためにこの芝居を打ったというのか!?


俺はテレポートで消えた奴等を慌てて追う・・・魔力の波動から座標を特定する・・・フレア教官の家か、急いで俺も追わねば・・・まだ埃は出るはずだ!



フレアの家


家に私の思い通りに動く鳥を放ち、気配を同化させる・・・私の隠形は完璧だ。


「出て来いよ、何隠れてるんだ?」


馬鹿な!?気付かれたと言うのか?・・いや・・落ち着け・・そんな筈・・


「知らない顔じゃないだろう?ったく、引きずり出すか?」


!!・・・まさか・・・リッチの騒ぎの時から気付いていたというのか!?


「だっはっは、よく気づいたわね、気配はしなかったはずなのに・・・怖い子」


な・・に!?奴はアレブ!?この私が気付かない隠形だと!?・・・・!・・・まさか学園ギルドの受付にまで異端が入り込んでいようとは・・・しかも魔女ブレアだと!?国が一つ滅んでも可笑しくないではないか!・・・いや・・・真に恐ろしいのは、正体に気付き、仲間に引き入れるこの男・・・何処まで内部に入り込んでいるのだ!?


奴らは暫くすると何やら内輪揉めを始めた・・・クソッここで地獄耳の術が使えれば!・・・いや集中すれば少しなら・・・・・神を・・・可能・・・何の事だ?


奴等の内輪揉めは激しさを増し、凄まじい魔力が奴を襲う・・・まさか・・・あれだけの魔力を食らって髪以外無傷だと!?俺の驚きは留まる事はない・・・奴の髪が瞬時に元の状態に戻ったのだ!くっ駄目だ・・・一度帰らねば・・・敢えて私は泳がされている事は間違いないが、ここまでの情報は何としてもケナシ様の元へ持ち帰らねば・・・俺は鳥と共にその場を逃げるように去った。



学園長の部屋


「以上が私の調べた情報でございます。」


「ああ、有難う・・・それにしても・・・素晴らしい!」


「は?」


私は思わず間の抜けた声を出していた・・・素晴らしいだと!?・・・あの男を!?


「髪が私に舞い降りる日は近い」


「!!!」


俺は衝撃を受けていた・・・ケナシ様はその身に神を宿そうとしていたのだ!



・・・・やはり一番恐ろしいのはこのお方だ。





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