制裁
長い間更新してないのに気長に登録してくださった皆様
お待たせしました!
新しく登録してくださった皆様、筆者の初めての作品ですが
楽しんでもらえたら幸いです!
「目が覚めたかい?」
俺は小さな口から漏れる低音に、ああ、こいつは男なんだなと実感が沸いた。
痛む頭を押えながら返答を返す。
「ああ、迷惑を掛けたみたいだ・・・すまん」
「フっ、構わんよ、不躾ではあったがな」
傍の丸い机の上に本を置き、ギシッと音を立てながら男は立ち上がる。
「頭が痛むようだが君が悪いぞ・・・あんな破廉恥な行動をとるから」
「驚かしたのは確かだが、破廉恥は言いすぎだろ?男同士じゃねえか」
ムッとして言い返すと男は呆れたように、ため息をつく。
「それが不躾だと言うんだ・・・本当は僕の事を女だと思って欲情したんじゃないのか?気を失う寸前に『男だと!?』って言ってるのが聞こえたぞ」
「む、確かにそうだな、お前を見た瞬間胸がドキドキしてお前以外目に入らなくなって、気付いたら叫んでいたんだが・・・そうか俺は欲情していたんだな」
「なな、き、君は本気で言ってるのかい?・・・そ、それは欲情というより・・・」
「ところで欲情って何だ?」
俺の素朴な疑問に男が絶句する。
「君は無垢なのか無知なのか・・・まあいい、呼び方が[お前]と[君]じゃ味気ないだろう、自己紹介をしよう、僕の名前はルウ、12歳の男性だ」
「俺の名前はケイジ、4歳の時からこの森で暮らしているんだが今何歳かは分からないな」
「は?・・・はあ!?・・・ご両親はどうした?」
「この森が俺の親だ」
「意味が分からないな・・・詳しく話したまえ」
ぐぐっと顔を近づけてくる・・・胸がドキドキするな。
「あんまり近づくな欲情するから」
「な!?」
どうしようかな・・・今の俺なら見つかる前に逃げる自信があるから問題ないか?
「大した話じゃないんだが・・・・・・・・・という訳だ」
「・・・・・・・そんな事が・・・って分かるか!」
ルウはノリがいいな、俺は改めて長いようで一瞬だった過去を話し出す。
「・・・無垢であり、無知であるか・・・よし!」
ルウは暗い顔から一転、和かに声を上げる
「僕がケイジの家庭教師をしてあげよう、年齢は9歳でいいよね?年下っぽいし」※6歳です
「はあ!?おいっルウさんよ~俺より背が低い癖に調子にのんなよ!」※6歳です
「ケイジは少し口調がチンピラくさいな、まあ先生である僕がキッチリ教育してあげよう、感謝したまえ」
「恩着せがましいなちびっ子が」
「ちびっ子言うな!」
「ビッチが」
「誰がビッチだ!僕はまだ・・まあいい」
「ところでビッチって何だ?」
「・・・無知で無垢がこんなにタチが悪いとは思わなかったな、厳しく教えるからな、我儘言ったら制裁を食らわせてやる!」
「制裁って美味いのか?」
「・・・」
俺の初の教育は鉄拳を食らう事から始まった・・・美味しくねえな。
ドラゴンは長さを気にせず区切っていきます。
短いかもしれませんがお許しを。




