怒り
目の前に金髪の美しい青年が、困った様に微笑む
ルウ・・俺はお前に会いたいと、会・いたい・・いたい・痛い痛い
痛い!!!!!
あまりの痛さにケイジは目を覚ます、両腕を引っ張られる自分に
(どこかで見たような展開だな)と思う、目が覚めたので腕力で痛みを緩和する
二人とも離す気はなく、顔を真っ赤にして引っ張り合っている。
「私はケイジと二人きりで部屋(洞窟)にいた事があるの、失神するぐらい
凄かったわ!(危険が)」
「・・・私もケイジさんと二人きりで部屋(一瞬)にいました・・
私の中に入ってきて(部屋に)ケイジさん強引だから!」
「何を言ってるんだお前ら?」
訳の分からない発言の数々に思わず呆れて声が出る。
二人は言葉を失い、バツが悪そうに腕を離す。
「ケイジ・・・目が覚めてたの・・・」
「どこから・・・聞いてたんですか?」
「今目が覚めたんだよ、二人とも訳分かんねえ事話してるし、何があった?」
フレアとアルトは顔を見合わせ力を抜く
「リッチはどうなったの?」
「ああ倒したよ・・・クロードの技で瀕死になっていた所をフレアが倒したって
事にして欲しい」
「分かったわ・・・凄い血の量だった・・・無事でよかったわ」
「・・・無事でよかったです」
2人共、ケイジの無事を涙を浮かべて喜んだ
「ああ「「やつ」」(石)は強かった・・・この世には有り得ないような事
が起こるな(石に躓いて気絶するとか)・・・」
二人は神妙に頷く、まさか石の事だとはつゆほども思わない。
話の続きは私の家でしましょうと、フレアは床に文様を描く
「テレポート」
二人は家に転送される・・・アルトを残して
「・・・あの女」
残されたアルトは激しい怒りの炎を燃やす・・・目の前に炎の精霊が見えた
頭に文様が浮かび、弾ける
<負けられねえな>
<負けられません>
その瞬間私は炎となった
二つの力を身に宿したアルトは韋駄天の如き速さでケイジを追う
「2人きりにはさせません!」




