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薄暗い地下室にある大きな牢屋、牢屋の中の床には文様が描かれている。

パア 床の文様が眩い光を放ち、男が文様の上に出現した。


「・・ここは・・何処だ?」


見覚えのない場所に、目の前には格子、疲弊した頭に現状が付いてこない


「誰か!・・・居ないのか!」


大きな呼びかけは地下室を反響するのみ、返答はない


「誰か!誰か居ないのか!」


更に声を振り絞る、リッチの出現を一刻も早く皆に伝えなければならない

呼びかけながら周囲を観察する、牢屋の中にはベッドからトイレまで設置してある

何日も人を閉じ込める為の部屋だ、目の前の格子は薄く青い光を放っている。


、、帰還石をくれた男は、入学式の時取り巻きに「猿がいる」と馬鹿にされていた。

周りとの軋轢を生むわけにはいかず、周りに合わせたが恨みを買っていたか・・・。


「器の大きな男に見えたのだがなっ!」


言いながら格子を殴る、格子は微動だにしない、握り締めた拳から血が滴る

疲弊した状態に、異常な現状がクロードに誤った判断をさせた。

帰還石を貰わなければクロードは死んでた上に、目の前にはリッチ

危険を冒してクロードを助けたケイジに他意は無い


「誰か居ないのか!」

「だっはっは、居るわよ」


目の前に受付のおばちゃんアレブが、居た。


「貴方はアレブさんか!助かった、済まないが一刻を争う、すぐに学園長にリッチ

が出現したと伝えて欲しい」

「だっはっは心配ない、既に学園長には伝えたし、教官達も動いているよ、あんたも

用が済んだら出してあげるよ」


「・・・何を言っている?」

「あんたの技、ホーリーソード凄いねー、想定外の事態だったけど良い感じ!」


「・・・貴様・・アレブさんではないな・・何者だ」

「アレブよ、心外ね但し今は・・・」


アレブはクルンとその場で一回転、ドロンと煙に包まれ、その姿は別人になっていた。

整った顔立ちに、黒く輝く目はつり目、ストレートの黒髪は腰まで伸びている、

全身黒の衣服を身に纏い、頭にやはり黒の三角帽子を被っている


「ブレアよ覚えといて」


すぐに忘れるけどね!ほほほっと軽く笑うブレア


「まさか・・・・魔女ブレアか!」

「ご名答ー♪」


「・・・俺をどうする気だ」

「ほほほっ、盗るもの盗ったらすぐに帰してあげるわ記憶を消してね」


今は良い所で目が離せないのと言い捨て、消え去るブレア


「・・・」


(リッチの出現は伝わった、現状脱出は不可能、今の自分に出来る最善は・・・)

クロードはベッドに倒れ込む、今は寝る事が最善だ・・・すぐに寝息を立て始める



地下室には静かな寝息が聞こえるだけである。





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