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闇を超えて  作者: Kksk
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下がってろ!

単眼鏡で見えたのは、帝国の兵士の一人が剣で斬りかかろうとした時、ボロボロの格好をした少年の目が淡く青く光り、周囲の周りが冷たい冷気に覆われた。


「あの子供、魔法が使えるのか。」


ダーナ大陸は自然の魔力が満ちているためか、たまに魔法が使える人間がいるそうだ。

まぁ大陸にいる人間の一割だそうだが。


だがそれにしても、こんな戦場に子供一人を盾にするとは

「大人が子供を盾にするなんて、ムカつくな」


男は後ろに背負っていた槍を手に持ち替え、子供の側にいた黒ずくめの兵士達に近づこうとしたら。

ガァァァァ!!


魔獣の咆哮が響いた。


死体の臭いに引き寄せられた大型の猪の魔獣だった。

その姿に驚いたのか少年は後退りしようとしたが、後ろにいた黒ずくめ達は少年を押し出し、兵士達は逃げ出していた。


絶対にアイツら許さねぇ。


そう思った瞬間、魔獣は子供へ向かって突進してきた。

危ないと男は魔獣と子供の間に飛び込み槍を構えた。


「下がってろ!」

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