西南戦争②
西南戦争は1877年(明治10年)1月29日から9月24日に現在の熊本県・宮崎県・大分県・鹿児島県において、西郷隆盛を盟主にして起こった一連の士族反乱の中でも最大規模のもので日本最後の内戦である。新政府軍8〜10万人西郷軍2〜3万人で、明治新政府軍6400人、西郷軍6000人が、戦死した。
「西郷が何をもってこんな内戦を仕掛けたのかは分からないが、今回ばかりは相手が悪すぎる。」
「確かにな。新政府軍が相手じゃ、あの西郷でも勝利は望み薄だな。まぁ藤田警部補の事だ。生きて帰って来るさ。」
「陸軍や海軍が出るのは分かるが、警察の抜刀隊まで駆り出すとは、よほど新政府軍もお困りの様子だな。」
「九州の制圧に税金いくらかかると思っているんだ?」
「軍より警官の方が安上がりだと思ったんじゃねーか?」
「だとしたらかなり軽々な話だな。」
「選抜されただけでも凄い事ですよ?」
「お前は俺の経歴を知らねーからそんな事が言えるんだ。」
「経歴?」
「新選組3番隊組長で撃剣師範の斎藤一。それが藤田五郎警部補の本当の正体だ。」
「さ、斎藤一!?」
「マジかよ。」
「藤田警部補はあの狂った時代を生き抜いた数少ない人だ。腕は立つと思っていたが、まさかあの新選組の幹部が名前を変えて暗躍しているとはな。」
「言葉がちと過ぎやしねーか?」
「すみません。」
「悪い子は斬っちゃうよ?」
「ヒッヒィッ!」
「まさか味方をいたづらに殺したりはしないさ。昔とは違うんだ。川路の親分に拾われてからは俺の鬼神丸国重には人の血は吸わせてない。まぁ、殺れと言われれば、今はピストルと言う便利なものもある。人を殺るのに躊躇いはない。」
「すみません。言葉が過ぎました。自分に免じて部下の命だけは。」
「あんたら何か勘違いしているみたいだが、俺は味方だ。東京の警視庁の警官だ。」
「藤田警部補失礼しました!」
「この俺が新選組3番隊組長斎藤一だったのは事実だ。これまでは素性を隠して来たが、今は違う。本性をさらしても、殺らなきゃならねー敵が雁首揃えて待ってんだ。もし俺がターゲットになっても、支援はいらない。俺一人で、何とかしてみせる。だから、そこの鼻垂れ小僧に助太刀してやれ。さぁ、もう一声で九州だ。」
「あの幕末最強の剣客集団新選組の幹部と同じ部隊にいれるなんて光栄です。」
「お前も俺にお説教されたいのか?」
「ハッハッハ!」
「さぁ、行くぞ!」
「おーっ!!」




