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第37話

物語内の時間が飛びます。

では37話目です。どうぞ。

 結衣の赤点対策勉強合宿を行ってから二ヶ月が経った。一学期の期末テストも終わり、明日からは長期休みの夏休みが始まる。今俺は校長先生の話を教室のテレビから聞いている。マンモス校は全員が体育館に入らないから、そのための処置だ。



「なぁ康太。明日からどうするよ。早速どっかで遊ぶか? 大輝たちももちろん呼ぶぜ」

 そう声をかけてきたのは、高校生活始まって最初に出来た男友達の坂木大輔だ。

「ねえ康太くん。久しぶりにキット君を愛でさせて~」

 次の声をかけてきた女子は神楽玲奈。登校前から声をかけられ、高校生として最初の接点となった人だ。



 学校の連中と色々約束をしながら、俺は帰宅した。靴を見る限り、家には佳奈がいるようだ。佳奈も今日で学校は終わり。明日から夏休みだ。

 ただいま~。

 リビングからは香ばしい匂いが漂ってくる。最近の佳奈はお菓子作りにハマっている。元々ステータスは高かったのだから、やる気さえ起きれば何でも出来るのだ。



「康兄おかえり~。今日はクッキー作ってみた……。……食べて……」

 もちろん。

 俺は手洗いうがいを済ませて出来たてのクッキーをいただく。

 美味い!

「良かった~」

 流石佳奈だな。今頃は誰かさんがくしゃみしてそうだ。

 長い夏休みが始まる。


1分間の読書、ありがとうございました。

また明日の12時に会えることを願っています。

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