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35/51

第35話

待ち合わせは30分前に来てぼ~っとしてる派でした。

では35話目です。どうぞ。

 今日は結衣の家で勉強を教える日だ。午前十時に約束をしているのだが、その時刻はとうに過ぎている。結衣の家の場所は知っているから直接行くって言ったんだが、何故か駅前で待ち合わせをするはめになった。そして張本人が約束の時間を過ぎても未だ来ない。



 しびれを切らした俺は勝手に結衣宅に向かうことにした。近くに家がありながら三十分も遅刻しているのだ。

 ったく、なにしてるんだが。

 俺は文句をたれながら商店街に入り、結衣の家の前に着く。



 店の裏側に回り、インターホンを押す。カンコーンと軽快な音を響かせる。

 おじゃましま~す。

 勝手知ったる家のため、俺は自宅に上がるかのようにおじゃまする。結衣の部屋は二階だったな。



 結衣遅いぞ! 入るからな!

「え? えっ? 康太くん!? ちょっ、ちょっと待って!」

 もうたくさん待ったわ!

 俺はドアを思い切り開け放つ。そこにいたのは手に持っていた服で身を隠そうとする、下着姿の結衣だった。

「早く出てよぉ――っ!」

 ふん。見たって減るもんじゃあるまいし。昔は一緒に風呂に入ったろうに。

「えぇ~~~~~~っ!?」


1分間の読書、ありがとうございました。

また明日の12時に会えることを願っています。

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