第18話
弟や妹の尻拭いは兄や姉の役目ですね。
では18話目です。どうぞ。
ただいまー。夕飯の準備は進んでる~?
大輔たちと遊び終えた俺は、午後6時に自宅についた。
靴を脱ぎ、自分の部屋へ向かい、荷物を置く。その後1階の洗面所で手を洗うために階段を降りていると、ドタドタとリビングの方からかけてくる音がする。ついでに異臭も。
「お兄ちゃ~ん! 助けてぇ~~!」
かなり慌てた様子で香澄が俺に抱きついてくる。普段は「康兄」と呼ぶ香澄だが、相当慌てていると、お兄ちゃんと呼んでくることがある。
一体どうした。それにこの匂いは?
「あのねっ、佳奈が! とにかく来て!」
佳奈がどうした。怪我でもしたのか?
俺は香澄に手をひかれながら急いでリビングに向かう。ドアを開けるとムワッと焦げ臭い臭いが鼻の奥を刺す。
なんじゃこりゃっ!? まさか……。
佳奈ぁ~~。
「あ、康兄……おかえり……」
台所ではエプロン姿の佳奈が料理をしていた。
「あのねお兄ちゃん、。お母さんが疲れたからご飯作っといてって言うから私が作ろうとしたら、佳奈が急に料理にチャレンジし始めちゃって……」
それで止められずに、いくつも飯をダメにしてるのか。
「康兄……、私、いつも康兄に頼ってばかりだから、それで……」
はぁ……、しょうがないさ。失敗は誰にでもある。いまから俺と一緒に作るか。
「~~っ、うんっ!」
よし、香澄も手伝え!
「はぁ~い!」
1分間の読書、ありがとうございました。
また明日の18時に会えることを願っています。




