プロローグ編035/【粋方 恭侍(いきかた きょうじ)サイト0】/鍵となるは、【新語登録】?
【花積】は、
「とにかくやることは山積みだけど、これからの鍵となるのは、【新語登録】になる可能性が高いと思うわ」
と言った。
【恭侍】が、
「【新語登録】?」
と聞くと、彼女は、
「貴方の【フェイバリット・アビリティー】の【新意事典】の事よ。
【新しい意味の事典】、
【事典型】になってる【力】であり、【物事】に【新しい意味】を与える事でその力となるもの。
これを【芦柄 吟侍】の後継として授かったのでしょう?
この力は相当凄いわよ。
簡単な例を挙げるわ。
例えば、私。
【花積】の説明をする事柄に、【粋方 恭侍】の味方という項目を入れれば私は貴方の味方になる。
逆に、【粋方 恭侍】の敵という項目を入れれば、私は貴方の敵になる。
極論から言えば、そう言う事よ。
物事に意味を与える。
これは凄い力なのよ。
もちろん、これは、【能力浸透度】や【能力浸透耐久度】と言う能力に対する浸透率と耐久度が影響する。
浸透度が高く、相手の浸透耐久度が低ければ、この力は肯定され、
逆に浸透度が低く、相手の浸透耐久度が高ければ、この力は否定される。
単純に存在力、力などの強さがそのまま是か非を決める事になる。
ただし、互角の力を持つ存在に対しても有効な力だから、この力を使えると言う事は相当なアドバンテージを持っていると言う事になる。
とにかく、味方にしたいと思う存在が居たら、その【事典】に名前を書き、味方だと意味を足しなさい。
そうすれば、上手く行けば力強い味方になってくれるはずよ。
味方になるかならないかは力はあまり関係ないはず。
要は、相手を好むか嫌うかの問題だから。
それならば、よっぽど次元違いに力がかけ離れていない限り、こちらの味方に引き入れる事が出来ると思うわ」
と言った。
「もし、抵抗されたら?」
「それは、貴方がよっぽど魅力が無いか?
それとも相手がよっぽど貴方に敵意を向けているか?
と言う事になるんじゃないの?
何か、貴方、そこら中に敵を作っている印象だし、その辺りは大丈夫なのかしら?
自覚していない恨みとかたくさんあるとか?」
「あぁ。
それは否定しない。
あると思うぜ。
たぶん、俺が自覚してないだけで、そうとう恨まれていると思う。
【フェアカノン】と会う前と後では根本的に考え方が変わったからな。
後から考えたら、あぁ、恨まれてるかもな?って思うことはかなりあるな。
前はそんな事考えもしなかった。
要するに想像力が無かったんだな。
だが、今はある程度想像出来る。
こうすりゃ相手は嫌がるなとかちっとはわかるつもりだ。
まぁ、俺自身がムカツク相手にはどれだけ恨まれても気にしねぇが、仲間にしたいと思う奴には嫌われたかぁないな。
これからは気をつける。
だが、過去は変えられねぇ。
やっちまったもんは否定できねぇ。
もう、二度とわかり合えない相手ってのはかなり居ると思う。
俺はそう、思っている」
「クズだったのね」
「あぁ。
その通りだ。
俺自身も認める。
昔の俺はクズだった。
否定はしない。
認めるよ。
その結果が今だ」
「・・・なるほどね・・・
理解したわ。
厄介な事になるかも知れないって事ね。
それは覚悟しておくわ」
と言う話になった。




