プロローグ編018/【真邪悪】/【陣技/風来】討伐と【シュトゥアイトゥアイ】の影5
その頃、【真邪悪】/【陣技/風来】は、
『我のコマを倒した者が居る・・・
誰だ?
許さん。
刺客を差し向けろ。
次はたたみかけて殺せ』
と【真邪悪】の配下に命令した。
そこへ、
『駄目じゃないの・・・
兵を無駄にしちゃ・・・
私がまた助けてあげるわ・・・』
と言う声が。
【シュトゥアイトゥアイ】によって【ゾンビ】の様にされた元キャバ嬢の【朱美】である。
【真邪悪】/【陣技/風来】は、
『黙って見ておれ。
今度は上手くやる』
と言った。
【朱美】は、
『それがそうも行かないのよね・・・
【シュトゥアイトゥアイ様】は【彼】が苦しむ事を望んでいるの。
それが何?
さっきの体たらくは?
バカなの?
大物ぶっちゃっているけど、バカなの?
ねぇ、バカなの?
【彼】がいい気になるじゃない、今のは?
【彼】を喜ばせてどうするの?
【彼】は苦しませなきゃ。
苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しませなきゃだめなの。
良い?
わかる?
ねぇ、わかる?
ホントにわかる?
ねぇ、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、わかる?、ねぇ、わかってるの?
喜ばせちゃ駄目なんだよ?
ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
わかってる?ねぇ、わかってる?
ねぇ・・・』
とまくし立てる。
【真邪悪】/【陣技/風来】は、
『や、やめろ・・・
やめてくれ・・・』
と怯えた声で許しを請う。
【朱美】のしゃべり方が、【シュトゥアイトゥアイ】の狂気性とリンクしている。
今、【朱美】は【シュトゥアイトゥアイ】の代理として、【真邪悪】/【陣技/風来】に圧をかけている。
ただの【ゾンビ】に過ぎない【朱美】に対して、【真邪悪】/【陣技/風来】は恐怖を覚えていた。
【シュトゥアイトゥアイ】は【朱美】に対してただの【ゾンビ】程度の力しか与えていない。
今の【真邪悪】/【陣技/風来】がその気になれば、【朱美】など瞬時に細切れに出来るだろう。
だが、【真邪悪】/【陣技/風来】は【朱美】に対して恐怖を覚えている。
怖いと怯えているのだ。
それは何故か?
それはもちろん、【朱美】の後ろに控えている【ラスラスボス】/【シュトゥアイトゥアイ】への恐怖につながっているのだ。
【朱美】を傷つければ、【真邪悪】/【陣技/風来】は【シュトゥアイトゥアイ】によって【存在ごと消し飛ばされる】だろう。
それが、わかるから怯えているのだ。
【シュトゥアイトゥアイ】は、【恭侍】を徐々に嬲って行こうと思っている。
【恭侍】のレベルに合わせて、【脅威】のレベルも上げていく。
そう言う嬲り方だ。
だが、【シュトゥアイトゥアイ】にとって、今の【我妻氏】の襲撃時のバトルはいただけない。
【恭侍】は全く苦しんでいない。
それどころか、彼の良い様に戦えて、してやったりと言った感情を持った。
それは、【シュトゥアイトゥアイ】が望んだ結果ではない。
彼は苦しんで命からがら勝てないながらも生きながらえた。
そう言う結果を望んでいたのだ。
それなのに、まんまと彼に勝ち星を与えてしまった。
それに対して、【シュトゥアイトゥアイ】は激怒したのだ。
【朱美】は、
『いい事?
次は無いと思いなさい。
次に失敗すれば、貴方の命も無い。
そう、思いなさい。
良いわね?
わかった?
ねぇ、わかった?
聞いているの?
ねぇ、わかった?
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ?
わかってるの?
ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ?』
とやはり狂気じみた話し方をする。
それは【シュトゥアイトゥアイ】の機嫌が直っていないと言う事を意味していた。
【真邪悪】/【陣技/風来】は、
『わ、わかりました。
次こそは必ず始末・・・』
とつぶやいた。
『わかってない・・・』
『え?』
『わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない、わかってない。
勝っちゃだめなの、【彼】を苦しめるだけ。
【シュトゥアイトゥアイ様】が言いたいのはそういう事なの?
ねぇ、わかる?
ねぇ?』
と更に脅した。
もはや恐怖でしかない。
【真邪悪】/【陣技/風来】は、力なく、
『はい・・・』
と答えるしか無かった。
【狂気】が支配する【ヒエラルキー】はここにも存在していたのだった。




