第1章 魔力適性
本作は『聖魔剣戦記』の外伝です。
本編では語られなかった人物たちの過去や、物語の裏側で起きていた出来事を描いていきます。
彼らが何を経験し、何を思い、どのような道を歩んできたのか。
本編とはまた違った視点から、『聖魔剣戦記』の世界を楽しんでいただければ幸いです。
それでは、外伝の物語をお楽しみください。
聖魔剣戦記 外伝
ある司祭の決断
教会が保護する施設の一室で、ひとりの少女が緊張した面持ちで椅子に座っていた。
目の前に立つ司祭は、魔力適性を調べるための儀式を終えると、手元の記録を確認した。
そして、穏やかな笑顔を浮かべた。
「おめでとう。君には魔力適性があるよ」
「本当ですか?」
少女の顔がぱっと明るくなった。
「ああ。君なら、特別な施設で魔法を学び、その力を伸ばしていけるだろう」
「やった……!」
少女は嬉しそうに両手を握りしめた。
自分にも才能がある。
これから新しいことを学び、今まで知らなかった世界を知ることができる。
少女は、これから始まる生活に期待を膨らませていた。
司祭はそんな少女を見て、優しく微笑んだ。
子供たちが自分の才能を見つけ、希望を持って成長していく。
それは、司祭にとっても喜ばしいことだった。
少なくとも、このときの彼はそう信じていた。
魔力適性 完
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今回の外伝では、『聖魔剣戦記』本編では語られなかった物語をお届けしました。
本編では描ききれない人物たちの過去や、それぞれが歩んできた道。その裏側にある出来事を知ることで、物語の世界をより深く楽しんでいただけたら嬉しいです。
これからも、本編では描かれない物語や人物たちの知られざる一面を、外伝を通してお届けしていきたいと思います。
少しでも楽しんでいただけたなら、ぜひ感想や応援をいただけると励みになります。
これからも『聖魔剣戦記』をよろしくお願いします!
三國ユウ




