さらに本気
爆発の煙がまだ消えない状態でプランは言った。
「貴様、わざと外したと言うのか」
「ああ」
ランティバスは言った。
「くそが、二人でかかれば」
「お前は相手にならん」
と言ったカミュは手から光のリングを発射しランティバスを壁に縛り付けた。
「ぐっ」
プランは言った。
「貴様は怒りを見せると言ったな。ならば見せてもらおう」
「……」
カミュは叫んだりせず静かな怒りを見せた。
しかし明らかに異様な威圧感がある。
カミュは切りかかった。
「受けてやる」
プランは逃げず正面から受けようとした。
カミュは凄まじい勢いで切りかかりプランは受ける。
「ぐぐ」
凄まじい圧がかかっている。
しかしプランは完全に力負けしていなかった。
カミュの様に感情を出していないが。
「はっ、はっ!」
切り合いは続く。
二人はほぼ互角だ。
プランは思っていた。
ここは落ち着いてどれほどの力か見極める。
ランティバスは縛られながら言った。
「あいつ凄い。だがプランさんも負けていない。簡単に動じないのがプランさんの強みだ」
「圧倒する程のパワーではない。気迫は確かに凄いが」
切り合いながら細かく様子を見るプラン。
「やはりだ。攻撃に重点を置いていて少しずつ隙が見えて来たぞ」
カミュは表情を変えない。
「確かに怒りからくる圧と踏み込みの瞬発力は奴が確かに上だ。だが粗はある。落ち着けば見切れる。
怒り全開のカミュと冷静なプランの戦いは続く。
だんだんとカミュの怒りと圧に慣れ、気迫負けしなくなったプラン。
「はっ!」
プランもだんだんと攻めに転じた。
「見えて来たぞ!」
一旦間合いを取った。
「戦いは最後まで冷静さを維持出来た者が勝つ。少しずつ隙が見えて来たぞ」
少しずつプランが押してきた。
始めてカミュは間を取った。
プランは言った。
「俺は人を殺した程度では感情は動かん。貴様は切れるのが欠点だな」
「……」
そして遂にランティバスは光の輪をちぎり自由になった。
「よし! 二人がかりだ」
プランはにやりとした。
「そろそろ疲れが見えて来たな」
カミュは気を溜め構えた。
「はああ」
「何? まだあるのか」
「貴様らの様に殺人を犯して何も感じないのがおかしいんだ。だったら俺が痛みを教えてやる」
「さっきの技か」
「はあ! 超弩覇王開斬」
「ぐわ!」
先程の数倍の光がカミュから発せられ爆発が起きた。
しかし二人共生き残った。
「貴様こんな技があったのか? しかもわざと外したな」
「……」
「ならばこちらも奥義を見せる。貴様以上のな」
プランが剣を振るうとそれ以上の光と爆発が出た。
爆発の煙からぼろぼろのカミュが現れた。
「もう手も足も出んな」




