第一幕 二十七
朝、レオンが荷袋の口を締めると、華は卓のそばから三人を見た。
壁際の布袋は、そのままだった。
昨日のように、華は自分の荷を取らない。レオンが戸の方へ向くと、華は一度だけ頷いた。
レオンも頷き返した。
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昨日とは別の畑際で、前を歩く男がしゃがみ込んだ。
草が畑の方へ倒れ、土には浅い掘り返しが残っている。
「こっちにも入ってるな」
もう一人が、畑の端を見ながら言った。
レオンは倒れた草の先を見る。昨日見たところとは離れている。それでも、畑側まで出ている跡は同じだった。
三人は少し間を空け、畑際を見ながら歩いた。
午前のうちに、草地へ出た一頭を落とした。畑へ近づく前だった。
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一つの畑際を見終えると、三人は次の畑へ移った。
そこでは、草は立ったままだった。畑の端にも、新しく掘り返された土はない。
「こっちはないな」
前の男が言う。
レオンは畑際を最後まで見てから、頷いた。
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昼には、畑の端の影で水を飲んだ。
「朝のところだけか」
前の男が言った。
「今のところはな」
もう一人の男が、畑際の方を見た。
「まだ見ていないところを先に回る」
レオンは水袋の口を締めた。昨夜決めた通り、外側から見ていく。
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午後に入ってから、三人はさらに別の畑際へ移った。
もう一人の男が、畑の端から手を上げる。
レオンが寄ると、草は畑側へ倒れ、土には浅い掘り返しが残っていた。
朝に見た畑際とも、昨日の場所とも違う。
昨日の場所だけのことではない。
「残りを見れば、明日から手を入れられるな」
前の男が言った。
レオンは頷いた。
日が傾く前、三人は集落の方へ戻り始めた。
草の倒れた畑際は、背後に残った。




