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選ぶのは自分
情と恋は違う。
恋は、
こんなふうに胸を震わせるものだった。
亮介がどう変わろうと、
どう優しくなろうと、
どう取り繕おうと
——胸はもう動かない。
(じゃあ……私はどうするの?)
自分に問いかける。
亮介とは終わっている。
その気持ちはもう揺らがない。
でも、
長く一緒にいた時間が消えるわけじゃない。
だからこそ、
自分がするべきことを曖昧にしたくなかった。
(……ちゃんと向き合わないと)
逃げないで、
曖昧にしないで、
自分の気持ちを自分で選ばないと。
胸の奥で、
タイムカプセルの4文字が静かに背中を押す。
好きです。
そのまっすぐな気持ちに触れたことで、
自分の迷いが少しずつ消えていく。
カバンからスマホを取り出した。
ゆっくり息を吸って、指を滑らせる。
今、自分が何をしないといけないか——
ちゃんと言い聞かせながら。
画面が光る。
指が止まる。
そして、迷いなく動いた。




