↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイムカプセル~10年前のラブレター~  作者: 柚原 澄香


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
87/103

弱さを見せない人

美桜が心配だった。


美桜は別の会社にいる。

噂は直接届かない。

だからこそ、

一人で抱え込んでいる可能性が高い。


(美桜は……

自分から助けを求める人じゃない)


困っていても、

泣きたい時でも、

誰かに頼るより自分で何とかしようとする。


それが美桜の強さであり、

同時に脆さでもある。


そして——

別れ話を切り出しづらくなっているはずだ。


(大丈夫かな……)


(俺が……聞くしかないよな)


美桜は自分から言わない。

助けてほしいと言わない。

困っていることを隠す。


だから、

自分が動くしかない。


ただ守りたいだけだった。

それ以上の理由なんていらなかった。


スマホを取り出し、

少し迷ってからメッセージを打つ。


「美桜、今日少し話せる?」


送信ボタンを押したあと、

胸の奥が静かに熱くなる。


(守りたいんだよな……美桜のこと)


その思いが、

自分の中で揺るぎない事実になっていた。


もう美桜の涙を見たくない。

泣かせるやつも許さない。


(は……自分のもの気取りかよ)

でも、

少なくとも田島よりは…

美桜のことを真剣に想っている、俺は。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。