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王都を散策しました。

皆さま、新年明けましておめでとうございます。


いつもは朝の6時に更新しているのですが、年明けぐらいは元旦に更新しきりたい!

と、頑張ってみました。


もう、元旦もわずかですが、滑り込みセーフという事で…


短いですが、何とか更新できました。

 さて、コニーがミレッタに憤慨していたのも落ち着きました。


 王都の商業区の目抜き通りは人でいっぱいです。

 お店も、屋台も露店もいっぱいですが、よく見るとある事に気が付きました。


「もしかして、出店とか出す所って決まっているのですか?」


 そうです。

 よく見ると、通りに面しては、各お店で形とかの違いはあるものの、店舗型のお店がきちんと並んでいます。

 対して、屋台と露店は広めに取られた何も無い空間に集中していて、その中でも屋台と露店ではっきりと半分に区切られています。


 目抜き通りの交差点の中心には噴水があって、その周辺だけは石畳じゃなく、芝生が敷き詰められていてコジャレタ空間になっています。

 でも、噴水付近は明らかにスペースがあるのに出店も露店もありません。


「お、よく気が付いたな。出店や露店は商業組合で発行された許可証が無いと出店や露店を開く事は出来ないんだ」


「許可証には露店を開く場所も書き込まれていますよ。そうしないと所構わず露店などを開かれては困りますので」


「それで建物があるお店の前には出店とかが無かったのですね」


「ああ、そうだ。店の目の前に露店とかを広げられて入り口を塞がれては困るからな」


 ふぅん。


 予想外にしっかりとした決まりがあるみたいです。

 某MMORPGみたく、街の至る所に露店がひしめきあってて、歩くスペースも無いほど、ごちゃごちゃしてるわけじゃないんですね。


 ミレッタに手を引かれ、辺りに立ち並ぶ露店と屋台を見てるのは、なんだかうきうきとしてきます。

 ちなみにコニーは、わたしを挟んでミレッタの反対側に居ます。

 コニーはわたしと手は繋いでいません。

 わたしの護衛という事だから、何かあった時にすぐに動けるようにでしょう。


「ミリィ様。どこか見てみたい場所はありますか?」


 ミレッタの問い掛けに詰まってしまいます。


「おい、ミレッタ。ミリィ様は王都に初めて来たのだろう? 王都に何があるのかもわかってないのに、そういう質問は無いんじゃないか?」


 そうです。

 わたしは今まで村から出た事も無く、生まれて初めての王都。

 しかも、王都に着いてすぐに教会内にいたので、この王都内にどんな施設等があるのかすらわかっていません。


「もちろん知っていますよ。でも、もしかしたら行きたい場所があるかもしれないじゃない」


 コニーに言い返した後、ミレッタはわたしを見ます。


「王都は、基本的になんでもありますよ。とりあえずはぶらぶらしてみましょうか。何か興味が引かれるものがあったら言ってくださいね」


 そう言って、ミレッタは再びわたしの手を引き始めました。


 ウインナーや何かのスープ。焼き鳥とか、何かの肉を串に刺した物とかの、いわゆる屋台。

 野菜や、果物。肉の塊とか、いわゆる食材を売っている露店。

 地べたに直接、敷物を敷いて何かの小物を売る露店。

 明らかに新品じゃない、小物を売る人ーーあれは中古市とかバザーみたいのものでしょうか?


 とにかく人が多く、売り子や店員の掛け声がすごく、同じくらいにお客さんたちの声がすごいです。


 よく見ると、ミレッタや、コニーと同じ格好をした人もちらほら見られます。


「あ、教会の…人?」


「ええ、そうですよ。教会の人達も、よくこうして露店なんかを利用していますよ」


「新品じゃないが、普通の店で買うより安く上がるしな」


「お金なんかはどうしてるんです?」


「お金……?」


 わたしの疑問に、コニーはきょとんとした顔をしました。

 クール系美女のきょとんとした顔はレアですね。


「ああ! 教会に勤める者は、微量とは言え俸給がありますよ」


「ああ、そう言う事か。うん、末端のシスターとかにもきちんと俸給がある」


 何の事かわからない顔でしたが、ミレッタとコニーはすぐにわたしの疑問に答えてくれました。


 へぇ…


 教会と言うからてっきり、衣食住を保証する代わりに無給で働いているのが教会かと思っていました。

 そう言われれば確かにそうですよね。

 いくら衣食住を保証してても、生活に必要な小物とかだってありますもんね。


 そう言う所はしっかりしているみたいです。


 よくある中世ヨーロッパ風異世界の転生モノである、教会関係者にありがちな、上の者たちだけ贅沢して下っ端は無給。上層部は贅沢のし過ぎでぶくぶく太ってるーーって事ではなさそうです。

 そう言えば、レヴァンさんも結構偉い人っぽいですけど太っては無かったですよね。


 にぎやかな露店区画、大きな商店。有名店。掘り出し物が多い商店。

 色んな所を冷かしていると、あっという間に時間は過ぎます。

 お昼という事で、わたしの王都散策は終了となります。


 屋台のウインナーとか焼き鳥…食べてみたかったけど、言ってもたぶん駄目でしょうからあきらめました。

 単なるコムスメにここまで良くしてもらってるんです。

 わがまま言っては良くないですよね。

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