表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/16

女神の依頼の完遂

王都では祝賀が行われていた

王都奪還を祝う会だ

しかし、別の名目も加わることになった


「お初にお目にかかります。コーネリアス王」


リリアーナが頭を下げる

コーネリアスも応じる


「長旅、お疲れ様でした。お会いできて光栄です、リリアーナ王女」


その様子をイブキは感慨深く見つめていた

女神に頼まれた依頼はこれで終わった


コーネリアスはリリアーナにステラクリスを差し出す


「これは必要ありません。この会談で和平は成立しました。これから手を取り合って繁栄していきましょう」


それを聞いたリリアーナは


「そうですね。ですが、せっかくなのでそれはお受け取りください。両国の平和の証として」


「そうですか。そう言われるのであれば受け取りましょう。ですが、実は他にも譲ってもらいたいものがありまして」


「なんでしょうか」


コーネリアスは深呼吸をして


「シャルロッテを妃に迎えたいのです」


その言葉を聞いてリリアーナは絶句したが、別のところから声が発せられた


「はあ?」


当の本人、シャルロッテだった


「私が両国の平和の証になるって?」


コーネリアスは否定する


「いえ、これはそういうものではなく、国とか関係なく私の単なる希望です」


「私は王女の護衛が任務です。お受けするわけには・・・・」


それを聞いたリリアーナは


「護衛はもう大丈夫ですよ」


「いえいえ、国に帰るまでが護衛ですので」


「それなら、十分に頼りなる人がいますから」


そう言って、リリアーナはイブキを見た

シャルロッテは腕を組み、天を見上げて考え込む

少しの間を置いて


「まあ、確かに王にも頼りになる護衛が必要かもしれないわね」


シャルロッテはそう答えた


これは確実にコーネリアスは尻に敷かれるな

イブキは内心そう思った



数日後、コーネリアスとシャルロッテは馬車に乗り王都を廻った

王妃の誕生の祝賀だった


剣士の時とは別人のような姿にイブキは驚いた

隣にいるリリアーナも同じような感想を持っていた


やがて、シャルロッテが二人の傍を通った時、シャルロッテはブーケを投げた

この世界にも似たような風習があるんだなとイブキは感じた

そして、リリアーナはそれを受け取った


そしてコーネリアスとシャルロッテを見届けた後


「それじゃ、行きましょうか」


リリアーナはイブキに告げる


「ああ、どうやら国に帰るまでが護衛らしいからな」


「そのあとはどうするのですか?」


言われてみれば、考えていなかった

リリアーナは続けて聞いてくる


「国に帰るのですか?」


「いや、帰れないんだ」


「では、オルフェリア国に来ませんか?」


「うーん、そうだな」


「出来ればずっと護衛を続けて欲しいです」


「護衛って何から守るんだ?」


「それは・・・・わかりません」


「なんだそれは」


こうして、二人は再び長旅を続け、やがてオルフェリア国に帰国した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ