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ユグドラシル・リム

「私も転生してるの。記憶もある程度持ったままにね。

 ヨルンちゃんも…持ってるんでしょう?

 分かるかどうか知らないけど。キーワードは【日本人】だったかしら。

 世界の意思だとか、神の声だとか、聞こえるのよね?」


 

 確かに目の前の…この魔物はそう言った。

 耳を疑ったが、どう反応すれば良いのやら。

 情報の整理がつかないので守護者にも聞いてみた。


 やっぱり転生して、さらに日本語で確かに発言していたのを確認出来た。

 なんとも凄い手札を見せてきたものだ。

 それに対して自分は何を話せば良いだろう?

 …ちょっと迷ったけど、やっぱり全部話してみるべきだよね?

 守護者も良いだろう? 話しても?



―――確認 お好きにどうぞ。



 とまあ、守護者ならそう答えるわな。

 遠慮なく話してやろう。悪いことになる予感なんてないし。

 ネーサン可愛いし、見た目で判断する愚か者が自分である。



(うん、聞こえるよ。ボクのは『守護』を選んだみたいだから)

(あとは、そのキーワードとやらにも反応しとこうかな)

(自分もその日本人!だと思われます。覚えてれば日本語でOK?)



「こっちの世界の言葉でいいわ。

 流石にこの世界で300年も生きてりゃ忘れちゃうわよ。

 でも覚えてる限り暫く日本語使ってあげるわ」



(全然実感わかないけど、つまり同郷人?)

(それで、どっちも魔物に転生済って認識でいいのかな?)

(ついでに新事実、ネーサンは"ロリババア"だった!?)



 疑う事はしてもメリットは無し。

 騙されたとしたら…不都合はある?

 もしかすると転生者を狙う組織があるのかも!

 妄想膨らむが馬鹿らしい。何の意味もない行為だと切り捨てる。


 何はともあれ、同郷人であるなら確信が欲しい。

 ロリババアというワードを日本語で強調しつつ相手の顔色を窺い。

 改めて可愛い姿の300歳という情報を再認識してしまう。

 そして言ってから後悔するのもまた同時である。



「全く…これ以上探りあいするのが馬鹿らしくなるじゃない。

 あー、もう分かったわよ。私の知ってる情報好きなだけ持っていきなさい。

 私は『世界の意思』が聞こえるの。そのお陰で今まで生き抜いてこられたのよ」



 なんとも神妙な顔持ちとなったネーサンより、

 『世界の意思』を持っているとの情報を得た。

 これはグッドコミュニケーションであるか?

 怒りを買って解剖コースとは成らず。

 自分も同郷人であると、ある程度は認識してくれたのかもしれない。

 折角なので此方も色々と手札をバラしてしまおう。そうしよう。


(へえ、ボクなんて今の今まで100回以上死んじゃってるのに)


「…どういう事よ。。。もう何を言われても驚かないから言ってみて」


(大半が首を飛ばされての。その他に丸ごと呑み込まれたり。微塵切りにされたり)

(頭から尻尾まで剣が貫通!なんてのもあったよー)

(他には…尻尾の先から生きたままもぐもぐされた事もあったり)

(虫の大群に群がられて、体中を砕かれた事もあったね)

(蜘蛛に体液チューチューされたりもしたし、自殺も試してみたりしたかなー)

(うわぁ…自分で言ってて少し引いちゃうよ)


「もう良いわ。アナタがどういう奴か少し分かった気がするし。

 正直敵対しなくて良かったって思ってる」


 …自分の話を聞いたネーサンは憐れみの視線を向けてくるのかと思いきや。

 なにやら歓喜の表情と、何かの熱を秘めた目で見据えてくるのですが。

 これは一体どういう感情なのでしょう? 検討も付きません。



(一応言っとくけど、そこそこに正気は保てはいるから安心してね)


「そんなヨルンちゃんに…相談なんだけど」


(なんだいネーサン?)


「一度ぐらい本当に解剖していい?」



 ああ、成程。そうか。ネーサンは。やりたいんですな。

 自分が何度も何度も死んで死に慣れているという言葉を聞いて。

 期待しているんですね?

 その輝かしい目は、断らせまいという意思を感じます。



(OKすると思う?)


「私に出来る事なら。なんでもするつもりだから。一度ぐらい…ね?」


(個人的には構わない…というのが答えなんだけど。問題が一つ)



 なんという事でしょう。流れを作ってしまう雰囲気です。

 ソレをされまいという意思はあった筈なのに。

 ネーサンの欲求に応えてしまう自分がココに居ました。

 どうせ死なないし、等というそんな能力があるが故に。

 ネーサンになら解剖されても良いや。なんて思ってしまったのでしょう。

 でも…痛みは感じるのですよ?

 どうしましょう、アレですよね?生きたまま解剖なのですよね?

 否定して逃げたいとは思っているのですが。

 ネーサンの笑みに心が躍っている自分がいるのもまた事実。

 であるならば、覚悟を決めて先へ進もう、流されるがままに!



「マジで? OKなの? ああ、その問題って…何?」


(…スキルって知ってるよね?)


「勿論。この世界からの便利な能力。他人のもある程度覗けるんだけど」


(抵抗しないから覗いてみる?)


「…見るのが速いって奴? 良いの? ヨルンちゃんの…見ちゃうよ?」


(初めてだから。こっちとしてはそういう知識も欲しいのよ)

(だから。どの程度まで見れるのか。ちゃんと自分にも教えてね?)


「なんだ、初めてなの? じゃあ遠慮なく」




――――――――――――――――――――――――



名前:【ヨルン】ランクA 種族名『ユグドラシル・ティア』

Lv:8 HP1336/1336 MP8800/8800


攻撃:120

防御:1330

魔法:4833

速度:1101



特性

『不死の肉体』『龍の象徴』

『蛇王の権威』

   『世界樹干渉』『精霊干渉』『内臓操作』

   『隠蔽』『抗体作成』『体格変化』『熱源感知』『精霊化』

『ユニーク:触手 - Lv9』『ユニーク:守護者 - Lv5』

『ユニーク:世界蛇の呪い』『ユニーク:ラプラス感応 - Lv2』


通常スキル

『蛇王の嗜み』

   『危険感知 - Lv7』『追跡能力 - Lv5』『暗殺者 - Lv5』

   『受身 - Lv6』『脱皮 - Lv3』『錬金術 - Lv2』

   『植物操作 - Lv6』『液体操作 - Lv5』

『蛇王の英知』

   『脳内地図作成 - Lv5』『急所狙い - Lv3』『体質変化 - Lv3』

   『毒生成 - Lv*』『解析 - Lv5』『鑑定 - Lv5』『魔城作成 - Lv1』


攻撃スキル

消去

『蛇王流剣術』

   『触手剣技 - Lv6』『見切り - Lv4』『ガード - Lv2』

   『抜刀 - Lv2』『魔法付与 - Lv5』『触手マスタリー Lv9』

『蛇王の戦技』

   『まきつき - Lv9』『かみつき - Lv4』『テールスピア - Lv4』

   『回転乱舞 - Lv5』『捕食 - Lv*』

『蛇王の暗技』

   『スケイルシューター - Lv5』『体液注入 - Lv4』

   『蛇眼 - Lv*』『威圧 - Lv*』『毒の息 - Lv*』

『蛇王流魔術』

   『生命吸収 - Lv5』『魔法障壁 - Lv5』

   『波動砲 - Lv*』『魔法弾 - Lv9』

   『元素魔法 - Lv6』『呪術 - Lv*』


EXスキル

『世界蛇の神技』

   『視覚的呪術』『色彩魔法飴』『破滅の虹』

   『世界蛇の鉄槌』『世界樹の拳骨』


耐性スキル

『世界樹の加護』

   『状態異常無効』『魔法吸収』

   『完全なる精神』『呪術無効』

   『腐食無効』『封印耐性』『寄生無効』

   『属性耐性 - Lv3』


称号

『フェチズム系統』

   『Vore - Lv9』『触手 - Lv9』『マゾヒスト - Lv6』

『決意を得た者』『魔物の探究心』『魔物の吟遊詩人』

『森の主』『蛇の王』『悪食』『うわばみ』『魔王の種子』

『世界樹マスコット』『始祖竜の血筋』『世界樹の魔物』



【隠蔽済】

『ユニーク:セーブ&ロード+簡易枠』

『ユニーク:カット&ペースト』

『ユニーク:星食い』『空間支配』

『世界を食らうモノ』


――――――――――――――――――――――――



(おお、これが見られてる感覚か。うん、分かるもんだね)


「マジ…で? 何これ。この数おかしいんじゃない?

 何この統合スキルっていうの? レア物の筈なんだけど…

 30歳でしょ? 300歳の間違いじゃないよね?」


(ん~とね。基準分からないからなんともだけど)

(30歳かっこ生後4日で、そろそろお年を気にする頃の蛇さんですよ)


「そういえば、守護ってスキル取得がどうとか言ってた覚えがあるわ

 その影響にしても。この数は…凄まじいわ。

 攻撃スキルやエクストラスキルならまだしも…

 特性と耐性がこうにも見事に揃うなんて。

 ティアちゃんより凄いじゃない」


(はっはっはー、守護者がなかったらボクはココにはいないのだ!)


「それを言ったら私も世界の意思が聞こえなければ生きちゃいなかったわね。

 良いわよ。信じるわ。アナタが同じ転生者の同郷人だってね。

 しかも…称号もやったら多いし。ほんとに始祖竜関連っぽいの持ってるし。

 転生者って自分が言うのもなんだけどやっぱりチートね」


(やったー。信じて貰えた!)

(という訳で。こっちもネーサンのスキル見ていい?)

(ネーサンもチートなんでしょ?)


「ダメ」


(なんで!)


「ヨルンちゃん? スキル隠蔽してるじゃない。全部みせてよ?」


(むむっ…分かってしまうのかい?)


「だって、流石に馬鹿にしてない? なんで『眷属化』がないのよ?

 『生命の源』も隠すなんて。どういう事?まあ察する所はあるけど。

 それに…能力値もおかしいわね。でもまあ…こんなもんか」


(ああ、それならね。転生時の弊害で今はちょっと使用不能中なの)

(ちょっと隠蔽スキルの効果も知りたくて隠しちゃってたけど)


「本当? 確かにそのぐらい別に良いけど」


(うん。嘘ついても仕方ないよ)


「それなら分かったわ。隠し事は無しね。どうぞ。見てみなさい?」




――――――――――――――――――――――――


ランク:A 種族名:『ユグドラシル・リム』

Lv:580 HP12007/12007 MP6509/6509


攻撃:1416

防御:821

魔法:2010

速度:5539



特性

『王蜂の翅』『女王の蜜』

『世界樹干渉』『生命の源』『精霊干渉』

『再生能力』『抗体作成』『暗視』『ユニーク:ラプラス演算』


通常スキル

『脳内地図作成 - Lv9』『毒生成 - Lv9』『急所狙い - Lv8』

『解析 - Lv9』『鑑定 - Lv9』『魔城作成 - Lv8』『隠蔽 - Lv6』

『マーキング - Lv*』『暗殺者 - Lv*』『危険感知 - Lv9』

『眷属化 - Lv9』『視野共有 - Lv6』『ゴーレム作成 - Lv6』


攻撃スキル

『針 - Lv*』『爪 - Lv9』『牙 - Lv7』『蜜 - Lv*』『射出 - Lv9』『捕食 - Lv9』

『体液注入 - Lv8』『魔王の威厳 - Lv9』『魔力咆哮 - Lv9』

『魔法弾 - Lv9』『呪術 - Lv7』『元素魔法 - Lv7』


EXスキル

『蜜蝋作り』『蜜集め』『蜂蜜酒の極意』『解剖技術』

『蜂針裁縫』『蜂針縫合』『蜂針操作』『蜂針手術』『爆破針』

『体内保管』『抗菌素材作成』『腐食防止』『粘着体毛』...etc



耐性スキル

『痛覚耐性』『ぬるぬる耐性』『べとべと耐性』

『世界樹の加護』

   『状態異常無効』『魔法耐性 - Lv8』

   『完全なる精神』『呪術耐性 - Lv9』

   『腐食耐性』『封印耐性』『属性耐性 - Lv6』



称号

『決意を得た者』『魔物の探求心』『お掃除好き』『奉仕精神』

『悪食』『女王蜂』『魔王の種子』『世界樹マスコット』

『無慈悲な肉屋』『復讐者』『秒間16連射』

『フェチズム:秘密』










――――――――――――――――――――――――




(うはぁ…やっぱり強い)


「そりゃあ強くなけりゃ生きていけないわよ。こんな世界」


(色々突っ込みたいけど。フェチズムの秘密って何さ?)


「最初に食いつくのそこなの? 秘密よ秘密。教えない」


(アレでしょ?解剖趣味とかあるんでしょ?)


「分かってるなら。さっさと解剖されてよ。そのぐらいじゃ死なないんでしょ?」


(死なないけど…痛いの!)


「ドMなのに?そんなの気にするの?喜ぶ所じゃないの?」


(いや、ちょっとアレはね。隠蔽しとけば良かった!)


「じゃあ早速~良いお部屋あるからお掃除が楽なそこまで行くよ」


(待って! 心の準備が!)


「終わったらまた蜂蜜あげるから。さっさと動く!」


(わーい。蜂蜜! …ロイヤルゼリー的なので頼むよ?)


「欲張りさんね。でも…考えといてあげる」


(やったー。だけど。何この部屋?)



 そうしてネーサンとやってきた良いお部屋。

 確かに一見すれば。良いお部屋とは良く言ったものだ。

 うむ。解剖するには良いお部屋だ。



「拷問部屋。いくら汚しても良いように作ってあるから。全部体験してみる?」



 ネーサンが言うように。今目の前にあるこの部屋は。

 絵に描いたような拷問部屋である。

 それ以外になんと例えよう?

 蜜蝋の台座に生々しい血糊が残っているのは…

 やはり使用した事はあるのだろう。

 お掃除が楽とは言ってたけども蜜蝋に染み込んだ血痕が生々しく、

 なんとも言えぬ恐怖感が込みあげてくる。



(いや。ちょっと。流石に引きます! 解剖だけで勘弁です!)



 辺りをざっと見渡せば。

 拷問器具は多数に…多目的に分かれて用意されている。

 焼き鏝あるよ?変な車輪あるよ?あの液体ヤバソウダヨ?

 なんか針がいっぱい刺さった貼り付け台みたいなのあるよ?

 何あれ?吊り下げるまでは分かるけどその後は何をするのでしょう?

 三角木馬もあるけど。蛇の体じゃ意味無さそうね。

 閉じ込める系の何かもあるけど。中に針が見える…

 名前はなんて言ったかな~?

 他には…他には~大体どれも人間用ですな。

 まあ…そりゃそうか。魔王って言われてるみたいだし。

 人間相手に恐れられる事を考え実行していたのかもしれない。

 妄想が膨らみますがこれは、人間側に引きむのは難しそうですね。


 このお部屋で評価できる部分と言えば。

 蜜蝋細工の見事なシャンデリアが目に留まる。

 なにこれ…素敵。琥珀色の光でとっても幻想的ですよ。


「まっ、私は解剖出来ればそれで良いから。

 ティアちゃんのナカ…ぜーんぶ見せてもらうよ~?」



 そうして無造作にそんな部屋に似合わぬ綺麗な台座に乗せられましたけど。

 今からやられる事はといえば、生きたまま解剖ですよ?

 満面の笑みを浮かべたネーサンに見下ろされてます。

 一応、特別扱いはされているようですが。

 これから自分がされる事は生きたままの解剖ですよ?

 大事な事なので2度でも3度でも言ってしまいます。

 自分は生きたまま解剖されるようです。なんて無慈悲な!


 仰向けに寝かされた事で琥珀色の光が視覚を刺激する。

 おお…明るい。とっても綺麗な光なのですが。

 逆光に照らされたネーサンの姿が魔王に見えた。

 自然と…唾をごくりとのみこんで見上げるその姿。

 これは…ヤられる。やはり…本気だ。


(あっ…いざやられるってなると。やっぱり怖いわコレ)


「泣いても…叫んでも。構わないからね。ぜーんぶ許してあげる」


 ジャラジャラ音をさせて準備をするネーサンの様子は手慣れたものだ。

 今まで何人の人間をこうして葬ってきたのだろう?

 そんなネーサンの要望に応えるのであれば。

 こういう状態となってしまった人間達の心境になって演じてみれば良いのかな?

 とはいえ…今目の前のネーサンからは一種の愛を感じてしまっている。

 うーん、かなりドキドキしてきたよ!

 これは…怖さが勝っているのかそれとも別な感情なのか分からないけれども。



(そ…それは助かるけど。何その道具? ボクをそんなに苦しませたいのかい?)


「ん。っとね。体固定する針に。切断するようの針に。こっちが…あれでそれでこれで」



 やっぱりこの子、魔王だわ。

 この状況を純粋に楽しんでおられる。

 折角なので話に合わせて使い道を聞きながら。

 サクサクサクっとあっさり体を固定されました。

 あれ、やだ。あっさり皮膚も鱗も貫通してますよ?


 この強靭なプニプニボディをさっくり踏破するとは。

 ちょっぴり手間取るかと思ってネーサンの反応を期待していたのに。

 これじゃあ…一方的に解剖されちゃうじゃないですかーヤダー!

 と思えば、そうだった。アレを忘れる所だった。



(あっ…ソウソウ。言い忘れてたけど。スキル見せた理由。分かった?)


「何? 言い残す事があるなら聞くけど?」


(そうじゃなくて。呪いだよ呪い。『世界蛇の呪い』)



 正直この呪いについてはどの程度の効果が出るのか分からないけれども。

 『蛇王の呪い』の効果を見る限り。迂闊に発動も出来ない。

 今から解剖されてしまうのだから…HPも0になる可能性は高いだろうし。

 ちゃんと注意をせねば、危険が危ないです。



「名前しか見れなかったからそんなの分かんないわ。どういう効果?」


(対象に逃れられない死を与える)


「…発動条件は?」


(HPが0 もしくは近い状態)


「…なら問題ないわ。死なない程度に切り刻んであげる」


(へ? そんなん出来るん?)


「私を誰だと思っている? 対象を生かし続ける手段なんていくらでもあるのよ?」


(そりゃあ…楽しみだ事。…えっと…痛い?)


「勿論! 泣いて喚いて許しを乞ってね!」



 そんな自信満々のネーサンの笑みをみて。

 ああ…こりゃ長くなるなー。

 楽しめれば良いけど…いや、何事も経験だ!

 こんな体験。人間じゃあ出来ないんだ。楽しまなければ損というもの。


 ただ一つ…心配なのは。ネーサンが望む演技。出来るかなー?



 ずぷっ…



 おほっ…始まったようです。お楽しみは…これからですが。



 プチプチプチ…



 あひぃ…!うひぃ…!フヒュー!



 こんな調子で喘ぐばかりです。

 どうなる事やら自分の体。

 心配は必要ないので。

 …泣き叫ぶお時間です。



(ネーサン…頼むから優しくね!)


「りょうかーい! 念話じゃなくて。もっと声に出して叫んでね!」



 ル…キュワァァァーン!!!

 


   *   *   *

どうしてこうなった。

私は謝らない。

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