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魔法少女殺しの魔法少女  作者: ぱいなぽう
第2章 魔女ってなんですか?
45/54

45話 人殺し

私は自分の家に帰り、自室で今日の出来事を思い出していた。


黒の魔法少女が、放った言葉…

魔法少女は魔女になる。


「私は…人を殺した…」


もし、喋れないだけで、魔女になっても意識があるのだとしたら、私は…


頭の中をグルグルと罪が私を罰する。


「でも、魔女を殺さないと、他の人も死ぬ…どうすれば…」


命は天秤に掛けることは、命に価値をつけているということだ。


私は出来るなら、全てを救いたい…


人も、魔女も。


「そうだ!今度、炉さんに会った時に、相談してみよう!もしかしたら、魔女から、人に戻す方法もあるかも!」


希望は捨てちゃいけない。

私が憧れの魔法少女になったように、

魔女だって人に戻せるかもしれない。


そう思うと、少し元気が出てきた。


「よし!私も研究に貢献できるように、私に出来ることを頑張るぞ!」


私は魔法少女…人々に希望を与える存在。

アリアの分まで頑張…


ア…アリア…?


私の頭に、最悪の想像が浮かび上がる。


私が魔法少女になったあの日、現れた魔女。


魚のような鱗をもった魔女。

水溜まりから現れた魔女。


アリアの魔法は、海を操る魔法。


あの時、私が倒した、いや、殺した魔女は…


「アリア…!」


たまたま、魔法が似てただけ…


でも、アリアと連絡が着かなくなったのはあの日…


アリアが行方不明になったのも、あの日…


「私は…アリアを…」


「あーようやく気づいた感じ?杏奈?」


声のした方向に顔を上げるとそこにいたのは…


「アリ…ア?」


「シロっちに食べられちゃったから、さぁ…ずっと杏奈の中にいたんだよ?」


「痛かったなぁ、あの攻撃、全身に焼けた鉄棒を押し付けられるような感覚…杏奈に、わかる?」


「ご、ごめ…」


「ごめんで済むなら、警察は要らないよ?」


「あ、あああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


私は耳を塞ぎ、叫ぶも、依然アリアの言葉は嫌でも耳に入り込む。


「痛かった、辛かった、助けて欲しかった。」


「なのに、杏奈…あーんな楽しそうに、私を殺しちゃうんだもん…」


「聞きたくない!聞きたくない!」


「逃げないでよ、杏奈、自分の罪からさ…」


「杏奈は…あーしを、殺した。」


「憧れで、あーしを殺した。」


「誰かを助けるために、あーしを犠牲にして殺した。」


嫌だ!嫌だ!聞きたくない!


「お願いだから!謝るから!もう…やめ…」


「この…人殺し。」


アリアは私を冷たい目で見下し、姿を消した。


「あ、あああ…」


「そうよ、魔法少女(ヒーロー)、貴方が、アリアを殺した。」


私は…


「 人 殺 し 」

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