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魔法少女殺しの魔法少女  作者: ぱいなぽう
第2章 魔女ってなんですか?
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41話 魔女ってなんですか?

黒の魔法少女の呼吸が荒くなり、眼球が揺れる。


「大丈夫かい?ほらゆっくりと息を吐くんだ。」


炉さんが黒の魔法少女の背中を擦る。


「触らないで!」


炉さんの手を弾き、心を落ち着ける様に、ゆっくりと深呼吸を行う。


「…その…魔道具の存在を…知っている者は、他に何人いる!」


凄い剣幕で、炉さんの胸ぐらを掴み慟哭する。


「…僕達3人だけさ、それに、僕以外の2人は、魔道具を見たのも、今のが初めてさ…」


「ッ……」


京香ちゃんが何かを言おうとしたが、踏みとどまる。


「…そう…なら今の貴方達を…殺す。」


「引っかかる言い方だねぇ…それは、記憶をなくした魔法少女のように…という意味かい?」


ピクリと黒の魔法少女の指が動く。


「そうね…証拠を残しすぎたもの…知っているのも当然か…」


「君がどのようにして、記憶を消しているのか、知りたいのだが、その前に…桜色の魔法少女と琥珀色の魔法少女、君達は積る話もあるのだろう?」


炉さんがこちらに会話の主導権を渡す。


「黒の魔法少女!何で…何で…銀河の記憶を消しやがった!」


「何か、理由があるんでしょ?私は貴方を信じたいの!」


黒の魔法少女が黙り込む。


「……理由…それを言えば貴方達は、素直に記憶を消させてくれるの?」


「記憶は消されたくないけど…せめて、知りたいの…貴方が何を抱えているのか…」


先程の動揺といい、黒の魔法少女には何か、訳があって、行動しているように思えた。


私は切実に黒の魔法少女に訴え掛ける。


「ここで…言えたら…楽になれるのでしょうね…」


「あ?何ていた?」


それはとてつもなく小さな声で放たれ、よく聞き取れなかった。


「ワタシは全ての魔法少女を…魔女を…この世から消し去る…」


「だから!その理由は何だって聞いてんだよ!勝手に人から奪いやがって!お前の言った通り、お前は魔女かよ!」


京香ちゃんは、黒の魔法少女に詰めより、怒鳴り散らかす。


「……いいわ、少しは訳を話してあげる。」


「魔法少女が存在する限り、魔女も魔物も、湧き続ける、だから魔法少女の記憶を消し、魔法少女に変身できなくさせた。それだけよ。」


黒の魔法少女が放った言葉に放心する。


「どういうこと……」


「ほう?それは実に興味深い話だねぇ。君は一体どこまで、魔法少女のことを、魔女のことを、知っているんだい?」


「魔物は、魔法少女が誰かを助けたい、その願いが形を成したものよ…」


「皮肉よね…何かを助けるためには、悪役がいないといけない…歪なのよ魔法少女は…」


唇を噛みしめ黒の魔法少女は語る。

その内容に、私達は騒然とする。


「おい!待て!魔物は魔女から産まれるんじゃねぇのかよ!」


「嗚呼、琥珀色の魔法少女が言う通りだ、君は一体何を?」


口をゆっくりと開き、黒の魔法少女は衝撃の真実を語る。


「魔法少女は言わば…」


「魔女の幼体よ…」

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