40話 ご馳走さま
「とてつもない魔力を感じて、来てみれば、嫉妬に、騎士に、沢山いるわね。」
「聞きたいことは、多々あるけれど…まずは貴方をどうにかしないとね。」
嫉妬の魔女に杖を突きつける。
「僕も聞きたいことは、山程あるけれど、今は味方と考えていいのかい?」
「ええ、逃げなければね…」
黒の魔法少女が、チラリとこちらを見る。
「シャドウレイン」
複数の黒の光が嫉妬の魔女を襲う。
「4対1なんて卑怯だよー。」
ケロッとした顔で黒の魔法少女の攻撃を耐える。
「本当に面倒ね…貴方…」
「えへへ…」
「別に照れる所じゃないわ。褒めてないし。」
嫉妬の魔女がプクゥーと頬を膨らませる。
「いいもんねー!カプちゃんなんて知らない!」
「mul GU.AN.NA!」
嫉妬の魔女が、黒の魔法少女に、手をかざし、私の魔法に似た、光線を放つ。
「!」
「シャドウレイン!」
光線と黒い光がぶつかり合う。
「ぐ…」
「ライトレイン!」
嫉妬の魔女に向かい光線を放つも、効くことなく、黒の魔法少女に攻撃を続ける。
「ちっ…」
打ち合いに押し負け、黒の魔法少女の肩に光線が当たる。
「魔力の消費も馬鹿にならないのよ…」
「あれー?カプちゃんこの魔法知ってたの?」
口に指を咥え、嫉妬の魔女が尋ねる。
「当たり前よ…」
「本当に使いたくないけれど…これしか…」
黒の魔法少女が顔を曇らせ、独り言を呟く。
黒の魔法少女が影に手を突っ込む。
影から出てきた手には、獅子の様なパペット型のアクセサリーがあり、目には禍々しく、深紅の宝玉があしらわれている。
「それがなんなの?」
「覚悟なさい、もう準備は済んでいるのよ。」
黒の魔法少女がパペットに、魔力を混め、パペットの口が開く。
「mul UR.GU.LA」
パペットの口が閉じた瞬間─
ガシュ…
嫉妬の魔女がその場から姿を消した。
「随分素直に従ったわね…」
パペットに目線を合わせる。
「…殺せたようね。」
こちらに黒の魔法少女が近づいてくる。
炉さんが黒の魔法少女に駆け寄り、手を取る。
「なに?貴方?」
「君!今の魔道具はなんだい?!あー君がそのパペットを何て呼んでいるのか、分からないがそれだよ!」
パペットに対して指を指す
「魔道具…!」
黒の魔法少女の表情が険しくなる。
「あー僕の発明した、魔道具がこれでね…制御が上手くできないんだ!君は正確に、その魔道具を扱えていた!一体全体どんな技術をしているんだ!」
炉さんが魔力砲を黒の魔法少女に見せると、黒の魔法少女の表情が絶望に変わる。
「なんで…なんで…」
「こんなものが存在しているの…!」




