4話 先輩登場?!銀の魔法少女見参!
アリアの葬式から数日私は何とか立ち上がり
諸々の手続きを終え、公認の魔法少女となった。
魔法少女になったものは、届け出を出すことで、自由に人助けをすることができるのだ。
とはいえここ最近は魔物も出現しなく平和な
日々が続いた。
魔物とは魔女から生まれるとされる眷属だ。
「魔物が出なくて平和なのはいいけど…流石に退屈だなぁ。」
「平和なのはいいことですよ。」
「それはそうだけどさぁ」
確かに私は退屈していたがそれ以上にアリアを襲った者のことについて考えていた。
アリア以外にこのような被害を出すわけにはいかない。
「魔法少女ってもしかしなくても後手にしか回れない?」
「そうですね魔物や魔女の中には隠密性能が、
高い者も多いですし、被害が出る前に倒すのは難しいでしょうね。」
シロが小難しい顔で答えた。
「だからパトロールをした方がいいんだろうけどさぁここ数日はおばあさんの荷物運んだり、迷子を助けたり、高い所にある物をとって上げたりすることしかできてないしなぁ。」
「慈善活動も立派な魔法少女としての活動ですよ。」
そりゃそうだと思いながら今日もパトロールをして回る。
………ゴポ
街を見て回っていると妙に人混みのある場所があった。
どうやら有名なアイドルが来ているらしい。
私はドルオタではないのでよくわからないがテレビで見たような顔がチラチラ見える
たしか名前は…
「今日は私たちビューティーストレートのイベントに来てくれてありがとー!」
そうだビュティストだ。
最近曲がバズってノリにノッているアイドルだ。
何事もなさそうだったので去ろうとした時。
ビシ─
ステージ中央にヒビが入った。
その次の瞬間ステージ下から魔物の口が突き抜けてきた。
「危ない!」
私はステージ中央にいたアイドルを咄嗟にステージの外に運んだ。
「逃げてください!」
さっきまでの煌びやかなステージは一転
阿鼻叫喚の渦に包まれた。
魔物はオオカミのような見た目をしていて
全長は5mほど
その回りに小さな全長1mほどのオオカミが5匹。
「悪いけど手加減無用だよ!」
潰すならやはりリーダーであろうデカイヤツ。
「ラブインパクト!」
群れをなしていたオオカミがリーダーオオカミを守るように技の間に入り込んでくる。
「うげぇ!ハズレた!」
粉々になった小オオカミが瞬く間に再生する。
「?!」
再生したと同時に小オオカミの爪が私の腹目掛けて飛んできた。
「くっぁ!?」
派手に吹っ飛ばされたが何とか立て直す。
だが一匹の小オオカミが観客に襲いかかっている。
まずい牙がまさに観客に当たろうとした瞬間─
「エモーショナルシールド!」
観客の前に銀色の盾が現れ子オオカミの牙を砕く。
「みんなの想いで皆を守る銀の魔法少女!」
「さぁあなたの想いを受け止めてあげますわ。」
ご丁寧に口上を披露して現れた。
銀色のドレスに煌びやかなハイヒール
背中に羽のようなデカくイカツイ盾
吸い込まれそうな紫のポニーテールの髪
の魔法少女
「出たわね魔物わたくしががお仕置きしてやりますわぁ~!」
お嬢様口調ですわ~




