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魔法少女殺しの魔法少女  作者: ぱいなぽう
第2章 魔女ってなんですか?
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38話 狼煙を上げろ

シュボ─


「プロミネンス」


激しき、蒼炎を纏った拳が、嫉妬の魔女に振りかかる。


が、嫉妬の魔女は右手で、蒼炎を掴み取る。


「やはり、技そのものではなく、私の魔法に順応しているのか…!」


「もう一回高い高いしよっか!」


右腕をブンブンブン振るい、炉さんを投げ飛ばす。


追撃を仕掛けようと、嫉妬の魔女が脚を曲げ、跳ぶ体勢を取る。


「させっかよ!」


「スーパーフィストノヴァ!」


京香ちゃんは、嫉妬の魔女の軌道上に入り、拳を振りかざす。


ゴン


船底を殴ったような、低い音が鳴る。


「ぐっ!?」


嫉妬の魔女の頭を取った、京香ちゃんの拳は血塗れになっている。

それにも関わらず、嫉妬の魔女はピンピンしている。


「ごめんねー昔から殴られてるから硬くなっちゃたの。」


花の柱(ブルームピラー)!」


嫉妬の魔女の頭上に魔方陣が浮かび、光の柱が包み込む。


がしかし、柱の中からヌルリと姿を表す。


「あなたの魔法は、まだ痛いから、魔力で守らないとねえー。」


分かっていても、自分の魔法が通用しないのは、くるものがある。


「プロミネンス・フォール」


蒼炎を脚に纏い、空から落ちてきた炉さんは、炎で軌道を整え、加速し、嫉妬の魔女めがけ、キックを放つ。


ガン!


「君は本当に固いな。」


「なに今の!かっこいい!」


少し、よろけるも嫉妬の魔女は依然元気いっぱいであった。


「真似しちゃお!」


「mul GU.AN.NA」


炎を脚に纏い、炉さんめがけて、蹴りを放つ。


「な?!吸収変換(アブソープション)!」


咄嗟に魔力砲を、横に構え、蹴りの威力を多少殺すも、とても速いスピードで吹っ飛ぶ。


「おい!大丈夫かよ!博士さんよ!」


吹っ飛んだ炉さんを、京香ちゃんがキャッチする。


「問題ないねぇ。にしても技のコピー、いや、それに近いものの再現か。長期戦はやはり避けるべきだね。」


「ちょっと耳を貸してくれるかい?」


炉さんが私達に耳打ちする。


「わかりました!」「やってやるか!」


「作戦会議おわったー?」


親の仕事を待つ、子供のように、嫉妬の魔女が語り掛ける


「嗚呼、すまないね君をほうって。」


「ネビュラ」


瞬間、炉さんから大量の煙が放たれる。


「ゴホゴホ!煙いよー!」


「ライトレイン!」


嫉妬の魔女の周りに光線が飛び交う


「当たってないよー、煙であなた達も見えないんじゃない?」


「その油断が命取りだよ。」


「プロミネンスバーン。」


ドォーン!


とてつもない轟音が響き、一気に煙が晴れる。


「だーかーら、あなたの魔法は効かな─」


「僕には、あの反動を止める力はないのでね。」


京香ちゃんの手に持たれた、魔力砲が光を放ち、嫉妬の魔女に直撃する。

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