2話 アリアその1
魔女との対決を終え帰路に着いた私たち
ふとシロを見ると何か玉のようなものを咥えている。
「シロその咥えてる丸いのなに?」
「これは魔女の核みたいなものです。」
「核?」
「ええこの核を私が吸収することで魔女の魔力が貴方のものになります、」
なんかすごいことをいったなこの猫。
「大丈夫?私魔女に乗っ取られたりしない?」
私が冗談をいうように訪ねる。
「それは心配要りません私を通して浄化しています。こうすることによりあの魔女はもう現れなくなり純粋に貴方の力に変わるのです。」
シロが応え終えた後咥えていた玉を丸飲みした。
「そんな一気に食うんだ?!」
シロがげっぷといいながら首を縦にふる。
ここで自分の変身が解けていないことに気付く。
「てかこれってどうやって変身解除するの?シロ?」
「解除といえば戻りますよ。」
「解除?」
ボン
いつもの服にいつもの髪になって成っていた。
「解除バンクはないんだねぇ。」
気付くとシロがいない。
「あれ?シロ?どこいったぁ?」
「ここです。」
手の甲から例のイケボが聞こえる。
良く見ると手に宝石が埋まったままだ。
「通常の時はこの魔石に入っています出ることも出来ますが…まぁ邪魔でしょう。」
「マスコット枠がそれいうの悲しいなぁ。」
そうこう言っていると家に着いた。
「ただいまー」
「お帰りなさい遅かったわねー」
お母さんが玄関で出迎えてくれた。
私を見るなりお母さんは、
「どうしたのその怪我?!」
魔女に付けられた傷はふさがっていたが学生服に着いた血でお母さんは慌てふためいていた。
「あーこれはね実は…」
私はさっき起こったことを話した。
お母さんとお父さん、私を交えての家族会儀が始まった。
「いい?これからあなたが魔法少女になるということは、色んな人の命を自分の命を懸けて戦うことになるのよ?」
「杏奈が魔法少女に憧れているのはわかっているのだけれどそれでもやっぱり…怖いのよ杏奈が死ぬかもしれないのが…」
普通自分の娘が自分の命を懸けて超常的な生物と戦うなんて感化できないよね。
「だからねこれっきりで魔法少女になるのはやめて欲しいの」
黙ってしまう。
今まで大切に育てられてきた自覚がある。
そんな一人娘がこんな怪我して帰ってきたら無理もない。
お母さんの言い分はもっともだ。
沈黙を破ったのはお父さんだった。
「僕はね思うんだあの日の夜杏奈は黒の魔法少女に助けられた。」
「もしあの時あの子がいなかったら杏奈は今居なかったかもしれない。」
「今度はそれは杏奈がやるのかもしれない
誰かを救ってその誰が誰かを救う。」
「そうやって続いていくものだと僕は思っている。」
「だからね僕は杏奈の意見は尊重したいと思う。」
お父さんがハニカミながら言うお父さんにしてはくさいセリフだと思っているのだろう。
「ありがとうお父さん、お母さんの気持ちもわかるけどやっぱり憧れは止まらないの。」
「私は私を大切にするだからお願い。」
お母さんは数十秒悩んだ後答えをだした。
「杏奈は言っても止まらないものね。」
お母さんはそう笑っていった。
「死んだら承知しないからね!ちゃんと生きて皆守ってハッピーエンドこれが条件!少しでもバットエンドになりそうだったら止めるからね!わかった!?」
あぁやっぱり大切に育てられてきたんだなぁ…
「ありがとう…」
そう言ってポロポロと泣いてしまった。
しばらくたってアリアに今日あった出来事を話したくなった。
ティロンティロン
電話をかけてみるが繋がらなかった。
「活動報告書を書くのって大変なのかな?」
その日は取り敢えずメッセージだけ送って寝ることにした。
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杏奈
「アリア私魔法少女になったよ!」
午後21:47
「お母さんたちも許可だしてくれたの!」
午前21:48
「魔法少女届け出だしにいってくるね!」
午後22:23
「月曜日魔法少女について聞かせてよ!」
午前10:53
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その日を境にアリアとの連絡がつかなくなった。




