1話 私が魔法少女に?!
それはある冬のことでした。
シンシンと雪が降るキラキラした町で一人の少女、「東野杏奈」が迷子になっていました。
「おかあさーん、おとうさーん、どこー?」
とぼとぼと1人親を探しながら歩く少女の前に突然魔女が現れました。
「いいこみーつけた♡」
禍々しい爪が伸びきった手が少女を襲おうと
した時
「シャドウ・レイン」
瞬時に黒い無数の光が魔女の体を貫きました。
漆黒のドレスを身に纏い銀髪の魔法少女が
少女の前に立ちました。
「怪我はない?」
深紅の目を持つ魔法少女が問いかけます。
「いたくないよ?」
「そうそれは良かったわ」
少女は目をキラキラさせて魔法少女を見つめました。
「こっちは痛いわよ、黒の魔法少女」
「私の心配はしてくれないのかしら?」
魔女がそう問いかけます。
「あらごめんなさい。」
「影槍」
魔女が黒い光の柱にのまれ、姿が消えてしまいました。
「これで痛くなくなったわね」
「杏奈ー!杏奈ー!」
少女の親がこちらに向かってきます。
黒い光を見て駆けつけたのでしょう。
「おかあさーん!おとおさーん」
少女の親が少女を抱きしめました。
「怪我はないか?」
父が尋ねました。
「くろのおねーえさんのおかげでいたくないよ」
「魔法少女?!もしかして魔物か魔女から娘を助けてもらったのか?」
「うん!」
「なんとお礼を言ったらいいか…」
と母がいいました。
「いいわ、お礼なんて今度は目を離さないようにね」
そういうと黒の魔法少女は闇に消えて行きました。
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ピピピピ
目覚しが鳴り響く。
「なんだ夢か」
魔法少女のクッズだらけの部屋で目が覚めた。
ムクリと体を置きあげぐーんと体を伸ばし、
茶色の髪を手櫛でとかしながらリビングへ降りる。
「おはよー」
「はいおはようご飯出来てるからちゃっちゃっか食べなさい」
トーストを齧りながらテレビを見る。
「先日青の魔法少女がアウトレットに出現した魔物を討伐しました」
今日も今日とて魔法少女のニュースだ
魔法少女は基本的に匿名のため色で呼ばれることが多い。
「いいなー、魔法少女なりたいなー」
私がそう呟く。
「馬鹿なこといってないでご飯食べて学校いきなさい!」
お母さんからの叱咤を受けてしまったのでそそくさと準備をする。
キーンコーンカーンコーン
授業のチャイムが鳴る。
「今日の魔学は魔法少女について学んでいきます」
魔学、主に魔法少女や魔女の常識や生態について学ぶ学問である。
「魔法少女は生まれたときから持っているとされる魔法少女因子が覚醒にすることにより成れるとされています。」
「また強い魔法少女因子を持つものは魔法少女になった際に使い魔が生まれるとされています。」
「はい!先生!」
「はい、東野さん。」
「使い魔を持つ、魔法少女は文献にしか存在しないらしいですが、本当にいるのですか?」
「いい質問ですね、実際、最近では、使い魔は魔法で作られる物と考えられており、魔法少女になった時から、使い魔を使役してる人はいないとされています。」
「ありがとうございます!」
キーンコーンカーンコーン
授業の終わりを告げる鐘が鳴る
「今日の魔学はここまでほぼ常識みたいな内容ですがしっかり復習するようにしてください」
何やかんやで放課後になった。
私は友達のアリアと帰路についていた。
「今日の魔学本物の魔法少女のアリアにはだいぶ退屈だったんじゃない?」
アリアは小学生からの友人であり身近な魔法少女である。
「そうだねぇ~流石に常識過ぎてお昼寝タイムになっちゃうとこだったよ」
アリアが金髪の髪を弄りながら相槌をうつ。
「てかさ!アリア!今日ニュースになってたよね?!」
私が興奮気味に言う。
「あーねあの魔物強かったよー流石の私も骨が折れたね100本くらい」
「結構折れたね?!」
「にしてもいいなー、魔法少女」
私がため息をつきながら言う。
「それ本物の魔法少女の前でいう?命懸けだし大変よ?」
アリアが呆れ顔で答える。
「憧れだもん!!止めらんないよこの感情は!!!」
「憧れねぇ…子供の頃に助けてもらった話かよ?またぁ?」
またかという顔をしながら翡翠色の目で私をみる。
「そうだよ!あんなもの直に見たら脳が焼けるに決まってるだろ!!!!」
「うるさ!まぁ私も憧れたし今は魔法少女やってるけども…杏奈ほどの情熱はないね」
やれやれとアリアが肩をすくめた。
「てか今日アニメイドよるんだけどアリアもくる?」
「唐突に話変わるな?!杏奈の会話ランダム商法かよ」
アリアが独特なツッコミを入れる。
「まぁ今回はパス活動報告書かなきゃだし」
そうして私たちは別々に帰ることになった。
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「だいぶ遅くなっちゃったな早く家に帰って開封の儀をしなければ」
駆け足気味で帰っているとふとある少女が目についた。
迷子か?
私はその子の前でしゃがみこみ聞いた。
「君迷子?お父さんお母さんは?」
「わかんないどっかいっちやった」
少女がそう言う。
声を掛けた以上無視は出来ない。
「しゃーないお姉さんが探したるお名前は?」
「はんな」
「はんなちゃんねOK」
はんなちゃんと手を繋ぎ親を探す。
「はんなちゃんのお母さんお父さんはいませんかー?!」
なんかこれって魔法少女の活動ぽっくねなんて思っていると…
「ビチャ」
何か液体を踏んだ。
「水溜まり?最近雨なんて降ってなかったけど?」
足元を見ると踏んでいる液体が急にブクブクとしだした。
「離れて!!」
咄嗟にはんなちゃんを後ろに庇う。
その液体はやがてとても大きくなり
青色の喪服のようなものを着た爪が伸び魚の鱗のような肌をしたそれが現れた。
「魔女!?なんでこんなとこに?!」
「Pirrrrrr!!」
魔女が何か叫ぶとこちらの方に鱗を飛ばしてきた。
「危ない!!」
はんなちゃんを庇い私の肩に鱗が刺さる。
「ぐっ?!」
「いってぇ!!」
血がどくどく流れるのがわかる。
やばい
はんなちゃんがどんどん怯えていく。
「大丈夫!お姉さんは大丈夫だから!」
「ここから離れて!」
はんなちゃんは立とうとするが腰が抜けているのか起き上がれない。
魔女が襲い来る今度は爪をたて私たち目掛け一直線にくる。
まずい死ぬ、
そう感じたとき。
「叫べ」
何か聞こえる。
「心の内を叫べ!!」
何がなんだかわからないまま私は叫んだ。
「変身!!」
瞬間私の体が光に包まれ
足からどんどん姿が変わっていく。
ただの靴は素敵なピンク色のヒールに
黒いタイツは白のニーソに
学生服はフリフリなピンク色のドレスに
黒色の目は紅色に
茶色の髪は白髪に
手の甲にはピンク色の宝石が
まさしく変身。
私は魔法少女になった。
魔女の爪が私の体に当たる。
その瞬間魔女の爪が割れる。
「まじか!まじか!まじか!」
「なっちまったよ!魔法少女!」
「魔法少女の衣装は魔力の塊で頑丈らしいけどここまでとは!?」
興奮覚めぬまま
魔女が襲いかかる。
「drrrrrrrr!!」
私ははんなちゃんを担いで魔女の攻撃を躱す。
「はんなちゃんここで待ってて」
「おねぇちゃん?魔法少女??」
「なっちゃたみたい?魔法少女!」
「そうですね成れたみたいですね」
「誰?!?!」
振り向くと白い猫が座っていた。
「もしかして私の使い魔?」
「そうです今は適当にシロとでも読んでください」
異様にイケボなその猫は来ますよと言いたげな目で魔女を見る。
魔女の鱗がまた飛んでくる
とりあえずグーパンで鱗を叩き割る。
「いい防御ですね、今度はこちらから攻めましょう」
「攻めるていってもなぁ…魔法少女といえばステッキだけど…どうだすんだ?!」
「念じてください」
「そんな感じなん?!」
うむむと念じてみる
ポン
「うわでた」
それは魔法少女のステッキというよりは魔術師が持つような木の杖だった。
「こんな感じなん?!私の杖?!」
「技を叫んでください心の内に秘めたる貴方のパワーを出すにはそれが手っ取り早いです」
そんなこと急に言われても…でもさっきも
変身言うたしな
「ライト・レイン!!!」
あの日の魔法少女が言ったものににてるけど!
私の原点だしね!?
杖から無数の光が放たれる。
その光は魔女の体に穴をどんどん開けていく。
「Gyaaaaaaaaaa!!」
「効いています!このまま畳み掛けましょう!」
「おうよ!ならこれだね!」
さっきは急だったから思い出せなかったけど
昔から考えていたこの技で!!
ステッキがエネルギーにかわり私の拳に纏う
ピンク色の光を拳に纏い魔女に向かって振り下ろす。
「ラブインパクト!!」
「Iyaaaaaaaaaa!!」
拳が当たると同時に魔女が叫び光に包まれ塵に成っていく。
「くぅ~!!これこれぇ!魔法少女の必殺技が徒手空拳なのが乙なのよ!!」
興奮しっぱなしでやばいが、はんなちゃんの様子を見に行く。
「大丈夫?!お姉さんがキチンと魔女を退治しちゃったよ!ブイ!」
はんなちゃんが震えながら抱きついてきた。
「こわかったー!!」
安心したのか泣き出してしまった。
「ハンナー!!!」
親がさっきの騒ぎで駆けつけたらしい
はんなちゃんの親御さんがお礼を言っていたが適当に返し取り敢えずその場を後にした。
これから暇な時に書いていきます
暇な時にでも見てもらえると嬉しいです
よろしくお願いします




