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魔法少女殺しの魔法少女  作者: ぱいなぽう
第1章 魔法少女は何のために戦いますか?
19/54

19話 遭遇!憤怒の魔女!

チュンチュン


「ふぁぁ…」


小鳥のさえずりで目が覚める

階段を下り食堂へ向かう


「セバス今日の紅茶もとても美味しいですわ」


「恐れ入ります」


こちらに気付いたようなのか執事さんが席に私を案内する


「杏奈様、お飲み物はいかがしますか?」


「え~とじゃあ銀河ちゃんと同じのを」


「かしこまりました」


慣れた手付きで紅茶を淹れる  


「お待たせしましたこちらタージリンでございます」


「ありがとうごさいます」


薫りの高い紅茶が私の前に出される


「いただきます」


一口紅茶を含んだ瞬間爽やかな香りが鼻の奥を心地よく通り抜け、程よい渋味が舌に残る


「なにこれ!?滅茶苦茶おいしい!」


「恐れ入ります」


「セバスの淹れる紅茶は世界一ですわ」


「もったいないお言葉です」


流石お嬢様の執事もう頭の先から爪先まで絵になる。なんだこのイケオジ?最高か?


そうこうしている間に京香ちゃんも起きてくる


「よぉ!気持ちぃ朝だなぁ!」


「おはよう京香ちゃん」


「ええ、おはようございます京香さん」


執事さんが京香ちゃんにも飲みたいものを聞く


「なにか甘いもん頼むぜ!」


「こちらアッサムティーとミルクでごさいます」


「なんだこれくそうめぇ!」


その後朝食を食べ終え、私が話を切り出す


「昨日の話なんだけとさ…実は図書館でね…」


「12の大魔女ですか…」


銀河ちゃんは顎に手を当て思案する


「つまりなんだあ?昨日俺達をおちょくったやつがワンチャンその大魔女?てやつの可能性があるつう話か?」


「うん、まぁ大体そう」


「一度現場検証にいきませんか?」


銀河ちゃんが提案する


「現場検証?」


「ええ、もしかしたら昨日杏奈さんが倒れていた付近で何か手掛かりが見つかるかもしれません」


「そうだね…行ってみる価値はあるのかも?予言のことも何か分かるかもしれないし」


「そうと決まればさっさと行こうぜ!」


こうして私達は林の中に入って行くことにした


「とはいえ確証はないわけですが…」


「なぁに行動しなきゃ分かることも分かんねぇよ」


「たまには良いことを言うのね」


「あぁん?」


「コラコラ喧嘩しないの!」


しばらく林を見て回ったが痕跡の様なものは見つからず私達は小川付近まで来ていた


「なんもねぇなぁ…」


「そうですわね」


「まぁ簡単に見つかるようなもんじゃないでしょ…私の見つけた本だって元はヨーロッパ付近の物だし日本にいるってのもおかしな話─」


ザーザーザー!

急に川の流れが速くなる

木々がザワザワと揺れる


「この感じ…」


「ええ、魔女の可能性がありますわ」


「おもしれぇじゃあーねか!おちょくってたヤツから来てくれたかもしんねぇ訳だ!」


川の上流から人影が現れる


「なんでどうして!?妾を踏み潰す?!何故何故何故!」


絶叫しながらこちらに近づく半透明のローブを来た五メートルほどの女

右半身が泡のようになっており、髪は膝下まで伸びている

左半身は焼き爛れ左腕にはゴツゴツとした殻のようなものを纏っている


「これは…」


「こいつが大魔女てやつかぁ!」


「何故!貴女たちは人の味方などする?!妾達は復讐する権利がある!」


何かにずっと怒りをぶつけるそれに話しかける


「貴女はいったい何者?」


「人にものを聞くときは!自分から名乗りなさいよぉ!」


突然の正論に困惑する


「えっと私は東野杏奈と申します…よろしければお名前を…」


「それでいいのよ!妾は憤怒の魔女!妾は答えた次はお前達だ!なぁぜ!なぁぜ!人の味方をするのですかぁ!」


「憤怒の魔女ですって…」


私達は得体の知れない憤怒の魔女と名乗るものと遭遇した

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