10話 奪う者、護る者
「貴方の道は2つ魔法少女をやめるか、今ここで私に殺されるか」
黒の魔法少女が私に杖を突きつける
「ち、ちょっと待ってください!黒の魔法少女さん!」
両手を揚げてテンパリながら黒の魔法少女に話をする
「な、何で、私がいきなり魔法少女を、それどころか人生も終わりそうになるんですか!?理由を、説明を求めます!」
「…それは言えない魔法少女を辞めるなら悪い様にはしないわ」
「わ、私はあなたに憧れて魔法少女になりたいと強く思っていました。」
「誰かを守って、救って、尊敬されるそんな魔法少女に…!」
黒の魔法少女に説得を試みる
「そう、なら悪いことをしたわごめんなさい
貴方の憧れた相手は無慈悲にも魔法少女を殺す魔女…そう認識を改めなさい」
黒の魔法少女が冷たく突き放す様に言い放つ
「さぁ答えは決まったかしら後3秒で決めなさい。じゃなきゃ問答無用で打つ」
杖から黒い光が輝く
「3」
まずいまずいまずいこのままじゃ本当に
「2」
何か説得できる…
「1」
あっ、死
ヒューウ ドーン
「お、わぁ?!」
花火が打ち上がると同時に体が急に祭り屋台がある方に引っ張られる
「なっ?!」
「弱いものを守るのが…魔法少女じゃなくって!」
銀河ちゃんのシールドが私のドレスを引っ張っていた
銀河ちゃんも私に続き祭り屋台がある方へ飛び出す
「無関係な人がいる場所にあんな派手な魔法は撃てないでしょう?」
そうして私たちは煌々と輝く祭りへと姿を消した
「…逃げられたわね」
「桜色の魔法少女…いや彼女は予言の…破滅の騎士…必ず阻止しないと…」
気が付くと銀河ちゃんが私を担ぎながら走っている
「銀河ちゃん!下ろして!銀河ちゃんの怪我も酷いんだから!」
「強い者が弱い者を助けるのは当然のことですわ…それに二度とこの祭りを悲しい思い出にはさせたくないのですもの」
「銀河ちゃん…」
段々と悲しそうに喋る銀河ちゃんに私はこれ以上声をかけられず、また意識を失ってしまった




