第45話 (動乱 1 マッドタートル商会 ついに牙を剥く)
リーナに 村長から1通のメールが来た事から始まった
ブリストル町が管轄している村で、2年くらい前に村長の孫娘が
行方不明になり、暫くして村長と連絡が、取れなくなったとの事
町で聞いたので、その村に知り合いが居るので、心配して訪問したんだ
けど知らない男に追い返されて、会えなかっただ
マテーラ方面に来る予定があったら、オールドバリーに来てくれないか
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王国歴 180年 5月
久しぶりにリズと会食をして、王城の話しを聞いていたら
3名の部門長はその地位を、一番下の仕事から実績を積んだ一般募集の職員に
実力で奪われた
リズは判定する方法に、まず誠実に仕事をしているか、部下から慕われて居るか
そして一番重要なのは、法を犯していないかであるが
大抵の部門長は、貴族の推薦で任期4年を、自動更新で地位を得て居るから
傲慢になり、法を犯しているのが多いから、簡単に地位を剥奪させられていた
リズの改革は、少しずつでも効果は出始めていたが、権益を貪っていた
貴族からの反発も強くなって来ていた
任期の関係で、まだ判定を受けていない部門長は、戦々恐々として
一部の貴族は、裏で暗躍し始めて、国内での不穏な空気が、漂い始めている
リーナは、何となく大事になりそうな、気配を感じてから下城し
ギルマスと相談をして、調査依頼をギルマス個人依頼として出して貰う
ーーー前の時もリーナは 俺に調査依頼を出させていたなぁ~
ーーー俺も このままで 終わる感じがしないのだが・・・
何時もの個室で、食べながらリーナから提案が有った
「何故ギルマスに調査依頼を出して貰ったのはね このメールが来たの」
リーナは全員に読んでもらい
「リズの改革も大分進んでいる様だし 一度実家に帰って話しを聞きたいと
思うけど いいかなー」
全員賛成してくれたので、早速ブリストル町に向かう
久しぶりに、エバンス商店のミューリと会って、状況を聞いたら
3つの村から、木の実と果物の入荷が無くなって、この2年取引が無くなって
居るとの事
それで店員を村に向かわせると、マッドタートル商会の荷馬車が数台
作物を積み込んでいて、3つの村全て同じとの話しで
リーナはどんな作物だったのか聞いたが、判らないと言っていた
3つの村の村長の名前を聞き取ってから、ミューリにその3つの村には
かからわないで居る様に強く念を押しておいて、オールドバリー村に向かう
ーーー村からの手紙と 同じ内容だなー
村長と挨拶してから、沢山の食料と酒を渡して、アースウッド家と
フローリア家の両親を呼んで貰い、手紙について聞いてみると
まだ音信不通だと言われる
事情を聴いた後は、宴会になりライラックも村人も、一緒に雑魚寝していた
翌日それぞれの両親に、別れを告げて町に戻り
ギルドの掲示板を見ていたら問題の3つの村から、開墾依頼が出ていたので
受けてから、今後の事を話しをした
「みんなー 取引の無くなった村を見に行こうと思うけど どうかなぁー」
賛同してくれたので
「あのね 問題の村の依頼 黙って受けていたのー だから正々堂々と
訪問出来るのよねー」
みんな アハハと笑っていた、直ぐに向かうと
「カズトー この道って先輩を助けた時の道だよねー?」
「うん そうだよ うちの村とこれから行く村で 作っている作物は
基本同じ種類だけど うちの村の方が土が良いからね 一杯収穫出来るな」
「村長が話ししていたけど 3つの村はかなり土が悪いくて 作物が
育ちにくいって 言ってたなぁ」
「オールドバリーの方が 同じ作物を作っていても 裕福って事なのかしら」
そんな事を話しながら村の入口に着いた時
「おまえら どの様な用事で来たのか」
と衛兵に問われたので
「此処の村の依頼で 開墾をする為に来ました」
そう言うと、ギルド発行の依頼書を見せたが
「だめだ 帰れ」
と言うと門を閉め様としたので、リーナは大声で
「このまま締め出したりする場合 ギルド本部に報告します」
「当然王国騎士団が派遣されて 何故依頼したのに 冒険者を締め出したか
徹底的に調べられますよー」
「それでも 締め出して拒否しますかー」
扉を其のままで、奥の人と話しをしてから
「中に入って依頼の仕事をしろ 場所は こいつが連れて行く」
そう言って門番は戻って行き、リーナ達はそいつに、ついて行く
ーーーみんなー 村人を鑑定したかなー
頷いていた
ーーー村人が 剣や剣術のスキル持ちばっかりって 変だよねー
ーーー当たり前だ スキル持ちで農業をしている者は 殆んどいない
ーーーリーナ あいつらの身のこなし どう見ても訓練を受けた兵士でしょう?
ーーーアリスの言う通り 何処の兵士かなー
ーーーやはり 帝国の兵士だと 思うけれど ちゃいまっか
ーーー今は 気になる人や物を鑑定してねー
ーーーみんなー 開墾する時に どんな作物を主に作っているか 見ててねー
念話を終えて、新たに開墾する場所についたが・・・
リーナ・カズト・サラから見て、開墾しても、収穫が期待出来ない土地だった
ライラックとして、きっちり開墾の仕事をして終わらせて、村長の所に行き
「村長 言われた場所の開墾は 全て終わりました」
依頼書にサインを貰って町に戻り
「この依頼書のサイン みんなー 見て」
依頼書を回し見して貰い
「ミューリから 聞いていた村長の名前と 違うんだよねー」
「この依頼の報酬を まず受け取ろうねー」
と言いながらギルドに入ってしまい、慌てて追っかけて入って行った
何時もの様に、食事しながらの反省会で、カズトから珍しく発言が有り
「開墾していて 大麻の匂いがしていたけど みんなは感じ取れたかな」
「生垣の木が 邪魔して 見えなかったけど 匂いは したよ」
皆 匂ったと言ってから
「アリス カレン教えてー ブリストル町とオールドバリー村との関係みたいに
王都も町を管轄しているのかなぁー」
アリスはカレンに視線を送り
「ええ 王都も周りの町を管轄してますわ サレルノ グロッセート
マテーラ 等 王都から10日の距離の町は 全て王都の管轄どすえ」
「カレン それって王都に敵が攻めて来た時の 防衛線を張る為でないか?」
「そうやと思いますけど うちには 判りまへんわ」
「リーナ さっき少し話しに出ていた 兵士の事ですけれど リズの改革を
良く思わない貴族の 私兵と言う可能性も有りますわ」
「アリスの言う事も一理有るわねー 問題の有る残り2つの村の依頼もして
様子をみようねー」
「アリスー ブリストル町を管轄している貴族は 何処なの?」
「王子派の子爵ですわ グラーツの町も本当は子爵家の管轄でしたのが
王子派騒動の時 子爵は他の貴族より協力していたのが判明して グラーツを
没収されたのよねー」
「うちの伯爵家に 勲功の報償としてグラーツが 編入されましたの」
「今 伯爵家の管轄地は グラーツからザグレブとカディスまでですわ」
「ホーネット伯爵家が グラーツから先を全て治めていると反リズ派は
この道筋だとブリストルだけ 要注意として見れば 良い訳だねー」
「ライラックは その事件を防いだから 反王宮派から睨まれるよねー
アリスは両方の理由で 恨みを買うかもしれないかー」
「ねぇ 案外 王都の傍だと見つかり難いと思って ブリストルに大麻畑を
作ったのかもしれないねー」
「わたしとカズトの足元で 大麻草を育てているとは 良い度胸だねー」
ムフフと薄笑いをしている
「それと リズの改革で 長男が部門長職をこの間 解任されていたわね」
「リズの施策を恨んでいるなら 反王宮派に加担したのかも 知れませんわ」
「問題の村の依頼も まだ有るから 付き合ってー」
「当たり前だ 俺達の村も もしかしたら 巻き込まれる恐れがあるからな」
当然賛成してくれ、料理を一杯食べて今日は大人しく寝ていた
翌日から、2つの村の開拓依頼を終わらせてから
「みんなの気が付いた事 教えてくれるかなぁー」
「わたくしから 話しますわね まずどの村から 大麻の匂いがプンプン
匂っていましたわ」
「背ぇの高い生垣を生やして 見えへん様に誤魔化していて 姑息やな」
「アリス カレン 俺はこの町だけでは無いと思うし この間のアリスの
話しからも もっと規模が大きくなると思う」
「一度 エルヴィスにメールバードを 送っておくねー」
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エルヴィス・ドランスフィールドは、リーナから来たメールバードの
内容を読んで、アイリーン女王陛下に話しを通しておいた
アイリーンは父と専用の応接間で、今回の報告をすると
「いよいよ 尻尾を出して来るみたいだな フリッツとヨハンを此処に呼ぼう」
侍従に2人を至急来るように命令すると、かなり慌てて来たらしく
息を弾ませて、臣下の礼をして対面に着席した
「女王陛下 緊急の呼び出しで参上しましたけど どの様な件でしょうか?」
メールバードを見て貰い
「ライラックが何か感じたのでしょう ギルドマスターに調査依頼を出させて
ブリストル町に行ったそうですわ」
「その結果が 今見ていましたメールの内容ですわ」
2人は読んでから
「陛下 いよいよ始まりますか でもまだライラックも完全に
マッドタートル商会の、尻尾を掴んでいないようですが?」
「確かにそうですが わたくしがライラックとして 王国内全ての町巡りした時は
大麻草の栽培は 酒場の中で少ししか 有りませんでしたわ」
「大麻の取引は 法律布告後 貴方達が取り締まっていましたから 栽培は完全に
無くなったと思いましたが」
「それなのに この様な報告が来ますとは 恐らく仕事に不真面目な貴族と
泥亀商会と帝国の影が見えますし」
「もっと 大きな騒動に 成りそうですわね」
「アイリーン陛下 まだ王立騎士団で マッドタートル商会の不正の証拠は掴んで
いません 申し訳ありません」
ヨハン・ボルツマンは跪いて臣下の礼をしていた
「此処に呼んだのは 叱責を与える為では有りませんわ」
「フリッツとヨハンは 何時反乱が起きても 対処出来る様に 部下達を
鍛錬をして 備えていて欲しいのですわ」
「まだ 泳がせて置いて良いですからね」
と怖い笑みをしていた
2人が退室してから
「おとうさま 王子派の残党も含まれる様ですが 今回のは 反王宮派に
なるみたいですわね」
「儂もこの件は大事になると思う アイリーンよ ライラックと念話で
連絡を密にして 暫くは待ちだな」
先王が退室した後、陛下は鴉を呼びブリストルの3つの村と
マッドタートル商会との関係の調査を命じていた
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王都に戻り、どちらの方向に勘が働くか、全員で感じていると
「クロトーネかなぁー 何となくきな臭いんだよねー みんなは
どう感じたかなぁー」
似た様な感じだが、良く解らないとの事だった、仕方ないのでギルド掲示板を
見ていると、クロトーネとチェスハントに、バシリスクとトレントの依頼が
有ったので、ギルド支部支払いにして貰い、依頼を受けて王都を後にした
クロトーネのギルドで、魔物が居る場所を聞いてから現地に向かうと
バシリスクは直ぐにみつけられたので、討伐を始めた
アルフとアリスが早々に目を潰してくれたので、噛まれない様に注意して
スイッチして足を切り落とした
動けなくして首を落として討伐成功、魔石と素材を回収して近くの村に寄ると
要塞の様な外観の村で、村長に報告する為に門を叩いた
「この村から依頼された バシリスク討伐が終わりましたので ギルド依頼書に
サインをお願いします」
門番は一瞥してから、村長宅に案内をしてくれ、サインを無事に貰えた
村の出口に向かって歩いていると、此処もブリストルの村と同じく
農民らしく無いのが、とても多く見受けられた
ギルド支部で、報償金を受け取る間リーナは、掲示板を見ていると
問題の村がそれぞれ1つずつ 4つの村から開墾の依頼が有った
リーナはニヤリと笑い、4つとも受けて手続きを済ませてしまう
反省会の時、新たに受けた依頼の事を話し、明日はトレントの依頼を
終わらせると、みんなで決めた
討伐後、村に行くとやはり前の村と同じ様子で、サインだけ貰い
手続きした後
「みんなー 明日からは 土魔法の鍛錬時間だよぉー」
「リーナ 何だか嬉しそうですわね」
「当たり前 暫く土魔法の鍛錬していなかったのと 4人の組み合わせ
変えて 競争したいと思ってねー」
「どう 組み合わせば変えるのか 教えて貰えますか」
「うん 何時もミシェル達 バラのカオリのメンバで していたよね
だから 剣士2人を入れ替えようと 思うのだけど」
「あぁー これには理由が有るのね スイッチのメンバ内での同一化
どんな組み合わせでも 魔物退治が出来る様にする為なの どうかなー」
当然皆賛成してくれた
「後ね 依頼で開拓しに行くのだから 村長は断れないし 状況も
見えて来るよねー」
「リーナを侮る 怪しい人物 舐めてかかって 後で後悔」
「後悔だけでは済まないやろ 恐らく死が待ち構え とったりしたってな」
「アルフとサラの言っている事は まず正しいと思われますわ 冒険者だから
此処での事も ギルマスに報告して終わりですよ」
「アリスー もちろん そうだよー でも調査依頼は みんな
しっかり取り組んでね」
「当たり前だ 俺達はライラックなのだからな」
「それとねー どちらが早く 村長の希望通りの仕事を出来るか 競争しない?」
「わたしと ミシェル 旧ライラックのリーダーと バラのカオリの元リーダーの
指導力を競うの」
カズトは正面に回り込んで
「指導力を競うのは 俺は反対だ リーナ 俺の目を見て答えてくれ」
「本音は違う所に有るのだろう?」
暫くの沈黙の後
「カズトにはやっぱり わたしの本心 解ってしまうのかなぁー」
「リーナ 無理をするな 家族を頼れ」
「そうだねー 全員家族だったね 直ぐに忘れて同じ事を繰り返す
情けないリーダー」
「そんな事 言わないで ルトストレーム家は 全員直ぐに
忘れる 馬鹿ばっかり」
「そんな私と 友達に なってくれた 今は家族 リーナ ストレス
溜まったら わたしと 勝負しよ」
カズトはリーナに個別念話で
ーーーリーナ ミシェルと指導力を競って 負ける気でいるのだろう
ーーーそれを理由にして リーダーの地位を譲るつもりで 居るよな
ーーー前にも言ったけど ダメだよ
ーーーカズトー 子供の頃の様に わたしの前に居て わたしを
ーーー引っ張って貰いたい ダメ?
ーーー俺はリーナの横で支えると誓う これしか出来ないと思うから
ーーーリーナを引っ張ったとする じゃあアリスから見たら どう見える
ーーーリーダーより上の立場のメンバになるよ 判るよね
暫く考え込んでから
ーーーうん カズト わたしの横に居て 頼むから 居なくならないで
ーーーわかった 死ぬ時は一緒にヴァルハラに行こう 恐らくアリス達とも
ーーー一緒だと思うよ だから 寂しくは無いと思うよ
念話を終わらせたら、全員こっちを見ている
ーーー俺が念話しているの バレたかなぁ~
「リーナ 指導力を競う風に装って またリーダーを降りようと
画策しましたわね」
「カズトに 念話で思いとどまる様に 言われたのでしょう?」
みんなも知っている様だったので
「みんなの 考えていた通りです あざといよね ごめんなさい」
「俺からのお願い リーナをリーダーとして 見ていてくれないか」
カズトは深く頭を下げていた
「カズト 頭を上げて下さい わたくし達は全員家族ですわ そもそも
ライラックは 上下の関係が殆ど無いのが 売りでしたわよ」
「リーナが最初に考えたのですから 一番良く知っていますわ
だから カズト 大丈夫ですわ」
「リーナ 4つの開拓が終わったら アルフと10分の真剣勝負をしなさい」
「い い わ ね」
強い言い方に思わずリーナは、小さくなって
「はい します」
と言い、了承していた
ーーーやっぱり 信頼している相手だと 子供時代に戻るみたいだな
翌日から開墾をして、1週間で終わらせてしまい、全ての精算を終わらせて
ドランスフィールドにメールバードを送っておいたが
ライラックも王都に戻り酒場で
「今夜の宴は わたしが奢りますね 迷ってばかりで ごめんなさい だから
たくさん飲んで食べてねー」
食べ始めて、暫くして
「リーナ 4つの開墾依頼って 畑でなくて建築する為の造成だったみたいだな」
「うん どう見ても建物だけで無くて 修練場の予定地も有ったみたいだね」
「土地を固くしてくれと言われて 岩落としの方法で固めるんは
おもろかったわ」
「8人で一斉に岩落としをしたら 村人もどきは 驚いて腰を抜かしとったでね」
「リーナ ここの4つ村は要注意ですわよ ギルマスに報告していますから
リズにも伝わっているでしょう」
「遅くても数年内に 反乱が起きますわね ライラックは冒険者だと リーナ
忘れないで下さいね」
「アリス 大丈夫 今の俺なら リーナを助けられるだけの 度量は有るから」
みんなは声を揃えて
《旦那様 妻達全員 期待していますから ねっ》
言われたカズトは 真っ赤になって
「俺に 任せろ」
それからは楽しい雑談して、雑魚寝をした
翌日食材を買ってリーナ邸に戻り、暫く居ると話ししてから
全員練習着を着て修練場に向かった
リーナはアリスに言われていた対戦を、思い出しアルフに申し込んで
始めるが
リーナとアルフの勝負は、一見するとリーナがアルフを押していて優勢だが
アルフの強化移動併用で躱されるから、追い詰めて攻撃が出来ないでいた
10分過ぎてしまい終わりを迎えたが、リーナは息が上がっていなくて
アルフの方が、ゼイゼイと荒い息をしていた
「リーナ おまえ手を抜いたんじゃ ないだろうな もし そうだとしたら
俺は軽蔑するぞ」
ーーー俺の挑発に乗ってくれるといいが・・・
ーーーカズトはそう来たのね いいよ 乗ってあげる
「わたしを 侮るとは いくら夫でも 許さないよ」
殺気が溢れて来て
ーーーさすがリーナ 判っている様だな
「カズトー さっさと用意しろ」
と言うと修練場の真ん中に歩いて行き、顎で来いと言っている
カズトも剣を携えて行き、向き合って型通りの礼をして、勝負が始まった
力では剣紳が有利で、速さと正確な突きでは剣聖が有利の為
どちらも決定打にならないから、遂に魔法の乱れ撃ちも混ぜていた
あまりの激闘で夢中になって戦っている為、流れ弾が見物している
仲間の所に落ちても気が付かない程であった
10分経過して終了になると、2人共ゼイゼイと荒い息をしながら
カズトはアルフの傍に行き
「後で俺と 真剣勝負をしてくれないか」
カズトは頭を下げていて、アルフは申し出を受けた
勝負の結果はリーナの時と同じで、カズトは息が上がらないでいた
「アルフ 俺もリーナも手は抜いていないよ 何故息が上がっていないのかは
剣士の攻撃をアルフは全て躱していて 間合いに入れなくて
攻めあぐねているからだ」
「それ程アルフの移動が早く 魔法矢の3本同時攻撃 全て追尾して来る魔法矢を
捌くだけで 精一杯だから 息が上がる程の攻撃を出せなかった」
「アルフは劣勢の様に動き回って、魔法矢と乱れ撃ち混ぜて距離を取って
翻弄するから まったく 手に負えないよ」
「ライラックの剣士だから対応出来るけど 普通の剣士ではアルフの最初の攻撃で
倒してしまうよ」
「俺とリーナの見解 アルフは強い 寝てる時でないと倒せないなぁ~」
カズトがそう言うと、いつの間にかリーナも来ていて
「カズト 全員寝ていても異常を感じたら 反撃出来るよ 寝ているアルフにも
死角はないよぉー」
「アルフー 剣聖の私に 間合いを詰めさせないのだから 自信を持ちなさい」
3人で今の試合について話しをしていると、思い詰めた顔のアリスとセレスと
サラが来て
《わたし達の強化移動を アルフと同様に縦移動も出来る様に 教えて下さい》
「アリスとセレスは解るけど・・・ サラ 剣でわたしと真剣勝負しよ」
カズトはサラの剣聖にリーナが興味を持ったと思い、何も言わないで見ていた
女神フレイヤ様の言われる通り、サラが剣を持ち振るうと、剣聖のスキルは
問題無く発動していた
日頃魔法ばかり使っているのに、サラは剣聖を使いこなしていて
リーナが圧倒して、勝てる見込みがなかった
10分過ぎても決着はつかず、リーナは一言
「サラ 剣の腕は今試した通り わたしと同等 つまり速さも ねっ」
「魔法使いとして 今後も冒険者を したいって事かなー」
「はい 発芽した時からですので 出来たら魔法使いで 仕事をしたいねん」
「リーナ 本人の希望を叶えたあげよう でも調査依頼を終わらせた後に
なると思うが」
「アリス セレス サラ カズトが言った通り 終わったら縦方向の
強化移動を みっちり いやって程 訓練させるから 期待して居てね ムフ」
3人はリーナが気合を入れたのを見て、楽しみにしてライラックの仕事に
励もうと再度、心に誓っていた
昼食後、執事からライラック商会の状況報告を、全員で聞いていた
協力店の3商店は、全てSランク商会になり、直営店は5店から
18店に増えて、税金を支払った後の利益は、去年約2000千万で今年は
1割アップの予定との事
全ての協力店と直営店で、中級と練習用の武器は評判が良く、引き合いが
増えて来た為、ルトストレーム鍛冶店以外に、新たに職人を鍛える工房を
新規開拓して対応し、上手く回り出していた
執事より、王都から遠い町で冒険者の要望として、高品質の武器も
扱って欲しいとの話しが有り、現在どの程度の事が出来るか調べているとの事
また食料品の取引が、どの協力商会も直営店も増えて、泥亀商会が
ライラック商会に、妨害工作を仕掛けて来る気配がしていると、報告が有った
「ディルク 報告ありがとう このまま進めてくれて いいよー」
「レイラ 泥亀商会の襲撃が有った場合 ディルクの指示で動いて もし
ギルド本部に行けと言われたら 従って そしてギルマスに報告してね」
「アイリーン女王陛下に 話しが通るからね」
問題になりそうな状況を話しして、注意する様に念を押していた
3日程滞在してから、調査依頼をする為に、リーナ邸を執事に任せてから
ギルド本部に向かい
ライラックが受ける本部でのSランク依頼は、暫く完了報告は全て
依頼した町にして貰い、報償金も同様にして貰った
ギルマスと調査依頼について、詳細に報告してから、チェスハントの
トレント退治に旅立って行く
チェスハント町に予定より早く7日で着いて、ギルド掲示板を見ていると
リーナは、にやりと微笑み
「みんなー 4つの村からの土木工事依頼が 有るよぉー」
「リーナ ほんまの依頼も 混じってるかも知れしまへんよ」
「そんなに考えなくて良いと思うよ 俺は全て仕事をして やり遂げて
報償金を貰う これで良い」
「村人モドキが 中身も見た目も若い 嫁さんにちょっかいしたら
地獄を見せてやるよ」
不敵な笑みを見せていた
「冒険者 仕事をやり遂げ がっぽり 儲ける」
「アルフの言う通りですわ さぁリーナ さっさと受けて行きますわよ」
まず王都で受けていた、トレント討伐に向かい、現場に着いた時
かなりの数のトレントが、繁殖してしまい普通の冒険者では
手の付けられない状態だった
「みんなー 数が多すぎ 近接は近寄ると蔓に巻かれそうだねー」
「セオリー通り 火魔法で焼くしかないのだけれど 山火事になったら
大変ですし・・・」
「アリス やはり魔法をメインにするよー アリス アルフ セレス サラは
少し離れた高台から 全体を見て攻撃してくれる」
「わたし カズト ミシェル カレン は有る程度接近して 燃やすよぉー」
「アルフー トレント全部討伐したら 緑の信号弾を打ちあげて そしたら
全員で消火する この方法で良いかな?」
「リーナ その作戦で魔物ば討伐 判りました」
「アルフ 属性魔法矢の出し惜しみ無しで 宜しくね」
アリスは笑いながら言うと
「アリス 勝負しよ どっちが 多く トレント 燃やすか」
セレスとサラも、その勝負に参加すると言って、大盛り上がりになっていた
「まっ 良いか 取りこぼしが有ると ライラックとしては不味いしねー」
「アリスー 場所が決まったら攻撃開始ね 近接は遠距離とスイッチして
魔法攻撃するよー」
暫くして4人は位置取りが終わって、遠距離攻撃を始め、リーナ達も
火魔法で焼き始めた
敵を拘束しようと、根・枝・蔓でカズト達を、絡め取ろうとするが
素早く身を躱して、剣で叩き切っているから、被害は無いが
燃えているトレントが、熱くて堪らなかった
アルフは、トレントを全て討伐し終わったと確認が出来たので、信号弾を
上げて、消火を全員で開始した
完全に鎮火した事を確認してから、魔石や魔物資材を採取し始め
トレントは丸焦げになっていたが、一皮剥けば良い材木になる事が判り
50本の材木が取れた
太い木材は長いままにして、細い木材は2メートル位に切って置いた
「リーナ 荷車3台必要だから 町に行って借りてくるな」
「うん 頼む 宜しく」
「アルフとセレス 悪いけど俺と一緒に 荷車借りに行くのに付き合って
くれないか」
2人とも了承してくれたが
「何故 セレスと わたしなの」
「今までだと 荷車借りるのに 冒険者ギルドカードでしていたよな
今回は 商業ギルドで借りようと思ってな アルフとセレスは商人の
家系出身なので 俺を騙そうとしても 見破れるだろ」
笑いながら、理由を話しして、商業ギルドに向かう
ギルマスに面会を申し込む
掲示板を見ていると、執務室に案内されて、冒険者のライラックだと
挨拶をして、用件を説明した
当然カードの提出を求められたので、最初は冒険者カードを見せたら
拒否されてしまう
おもむろに、商業ギルドカードを3人とも提示すると、ギルマスは
目を丸くして驚愕の顔をして
「3枚とも Sランクカードだと それもライラック商会の発起人として
登録されている」
1枚カードを、真贋水晶にかけてみると、商会の残高が1憶を超える資金が
確認出来た
態度をコロッと変えて
「カズト様 先程のお話しの件 直ぐに手配します」
直ぐに事務員に指示をして、お茶とお菓子を用意してくれた
お菓子を摘まみながら、この町で困っている事を聞いていると
「村によそ者が入り込んで、勝手な事ばかりして困っていると話しが有ってな
うちから冒険者ギルドに 依頼を出す訳にいかなくてな」
「少し考えて見るので 瞑想しますね」
アルフとセレスは念話を聞いていて
ーーーリーナ 商業ギルドマスターから 村に問題が有るが 解決する方法が
ーーー無くて 困っているそうだ
ーーー商業ギルドの依頼を 冒険者ギルドの方法で出して貰い 受けても
ーーー大丈夫かな
ーーー忘れているよ カズトは この町の村の依頼4つ受けているじゃない
ーーーカズトー まず今の仕事を終わらせよう
ーーー解った まず荷車を借りて戻る
「ギルマス殿 まず俺達が抱えている仕事を終わらせないと
身動きが出来ません」
「荷車を借りて行って 良いですよね」
「それと 問題の村は 冒険者ギルドに開拓の依頼が 出ていたので
ライラックは受けているよ だから2.3日中に向かうから」
トレント討伐の素材を積み込んで、冒険者ギルドに向かい
窓口の受付嬢に全員のギルドカードを出して、討伐依頼を終わらせた
受付嬢を伴い、裏に置いていた魔物素材の買い取りを依頼すると、量の多さに
驚いてギルマスを連れて来た
滅多に出ない、トレントの魔物素材は引く手あまたで、家具制作工房や
魔道具販売店に高値で売れるから、ライラックから高値で買い取り
荷車は冒険者ギルドが商業ギルドに、責任を持って返却してくれた
翌日商業ギルドに行って説明をしてから、問題の村に向かうと、此処も
要塞の様な作りになっていた
依頼書を見せて中に入ると、軍の基地の様に思えて全員に村人の鑑定を
する様に指示をしていた
「開拓は どの場所でどの様な形が 希望ですか?」
「建物と倉庫を建てたいから ここから向こうに見える大木まで
平らにしてから 固く地面を造成して貰えるか」
「はい では作業にかかりますねー」
結局依頼者の、希望通りに開墾が出来たので、依頼書にサインを貰って
村を後にし、残り3つも終わらせてから、反省会をした
「やっぱり 4つの村全て 村人は戦士の偽装した者だったねー」
「リーナ ドランスフィールドにメールバードで 知らせないと
不味いですわ」
直ぐにメールバードを飛ばしていた
「村人鑑定して 全員戦闘系スキル持ち 有り得へんどすわ
何処から来たのかしら」
「カレンの言う通り クロトーネとチェスハントの 村を合わせると
めっちゃ人数が 潜り込んでいるで」
「リーナ 本部からの依頼は全て終わったよな」
「うん 終わったよー 調査依頼は別口だからねー」
「なら エアフルトに行ってみないか」
「カズト 何故その町ですの?」
「何となく 国境検問所が怪しいって感じているから 検問を
まともにしているかの確認をしないと 判らないだろう?」
「そうだねー Sランクの依頼はもう無いから カズトの言う通り
エアフルトに行こうか」
少し考え込んでから
「着いたら 練習着に着替えてね」
夕食を取った後、直ぐに寝たので、翌日はリーナより早く全員起きていた
40日かかる所、10日で着いてまずギルド掲示板を見たら、国境の検問所の
開拓の仕事が、掲示されていた
当然ライラックとして、依頼を受けて国境に向かい、暫く進むと
切り立った崖の所について
「この崖は思い出が有るねー」
ボソっとリーナは言うと
「カズトが 初めてフライを使った 場所でしたわね」
「わたしは エサで 良い気分では なかったよー」
「シリル リーナを食べて 腹を下して ポク死 した」
それを聞いた仲間は、《そうだな》と笑っていた
そんな思い出話しをしながら、切通を抜けた所に国境検問所は有り
旅人の為の酒場と宿屋が複数有った
検問所の見える宿屋を取り、敢えてバラバラに座り食べながら
聞き耳を立てて情報収集を始めていた
帝国方面から来た冒険者の雑談を、何気なく聞いていたら小声で
「ここの検問所 マッドタートル商会の者だと 検査しないで通してくれるから
帝国兵を 潜り込ませるのが楽で良いわ」
とんでもない事が聞こえて来たので、リーナはリズを除いた全員に念話をして
感覚共有を許可した
「兵士だけではないよ 荷物も調べないから 大麻種子を持ち込み放題だしな」
「検問所の監視員は 此処の貴族様の配下だそうだ お前は何処に
配属されるのだ?」
「クロトーネだ 今回の配属でもう兵士は一杯で終わりたとの事だ
次からはチェスハントに配属だって」
「ほう なら もう直ぐ始まるな 腕が鳴るぜ」
「そういえば 種は何処に運んでいるか 知っているか?」
「ブリストルの村だよ 敢えて王都に近くで ローカル街道だから
目に付きにくい ほんと 灯台下暗し だ」
ケラケラ笑っていた
「明日此処の開墾依頼だけは 仕事してから帰ろう」
翌日は依頼の有った検問所の開墾をしていた、此処も建物を建てる為
整地をしてくれと言う事なので、何時もの様に簡単に終わらせて
依頼書にサインを貰い、エアフルトで報告して本部にメールバードを送った
此処での仕事は、全て終わらせて、食べながら雑談をしていた
「明日 王都に戻る予定にしているけど 問題有るからなー」
別に問題は無いとの事で、翌日出立に決まる
「それと 今日の開墾していて気が付いた事 何かあった?」
「仕事をしながら 監視員を見ていると 冒険者が話ししていた通り
出入りする人と荷車を 泥亀と関係有るのは 調べていないわね」
「国境の警備員は 何処の管轄なのかな エアフルトの貴族又は外交部かな」
「兵士らしいのは 辺境伯らしいみたいな発言していたけど どうなんだろう」
「カズトの言う通り 何処が管理しているか判らないと 責任の追及が
出来ませんわ」
「ドランスフィールドに 調査依頼の完了報告をしてから リズに面会を
求めましょう」
「アリスの言う通り リズに報告してから リーナ ホーネット伯爵に
面会を申し込んで貰えないか」
「どうしてなの?」
「リーナ邸が襲われる予感がするんだよ だから家人を伯爵家に避難させたいと
思ってな」
「兎も角 王都に戻ろな 話しはそれからでっせ」
王都には16日で着いて、まずドランスフィールドから受けていた調査報告を
し、かなり大事に成る事を話したが、調査依頼は国選依頼に格上げされたと
説明され、リーナは複雑な顔をしていた
翌日王城に行き、アイリーン陛下の面会を求めると・・・
凄い勢いで走って来て、リーナの手首を掴んで、連れ去ってしまう
少しの間の後
「入れなくなる 追っかけて」
アリスは慌てて走り出して、その後を全員追いかけて行くが、王城内では
組み走りでは早すぎるので、普通に走っていった
ゼイゼイと息を切らせて、特別応接室に通されると、先王・陛下・王配
ボルツマン兄弟・ドランスフィールドが既に席についていて
慌てて身だしなみを整えて、跪いて臣下の礼を取り、お言葉を待って居た
陛下より着席するよう、促された
「この席を設けた理由は ライラックの調査依頼の情報が
とても重要な物だったのよ」
リーナ達は、見て聞いて感じた事を、かなり長い時間をかけて説明し
今まで我慢して泳がせていたのだから、攻撃を受けて誰が敵か味方かを
見分けて、今度は確実に殲滅すると、アイリーン陛下は宣言していた
王国は静かに臨戦状態に進む事になった
リズに引き留められたが、王城を後にしてホーネット伯爵家に向かった
リズは、ブリストル・クロトーネ・チェスハント・エアフルトに鴉を向かわせて
貴族とマッドタートル商会の、関係を探る様に命令して、その時の為に
用意を始めた
伯爵に面会を求めると直ぐに応接間に案内され
「今日は どんな用事なのか」
ライラックは調査依頼を受けて、気になった場所を調査した結果、帝国の兵士が
集合している所や、ライラックのおひざ元の町に、大麻畑を作られていたとか
報告すると
「ブリストルは 我が伯爵家の管轄では無いが 領地に戻る時通る町なのに
儂も舐められたものだな」
リーナは王宮で決まった事も、伯爵に話しをして、納得して貰った
「リーナの話しだと 大規模な反乱が起きる可能性が有るな」
「ホーネット伯爵 反乱が起きましたら リーナ邸の家人全てを 伯爵家に
避難する事を 認めて貰いたいのです」
「執事のディルク ゲーゲンバウアーは 元冒険者で 剣紳のスキル持ちです
レイラ キャロルは 剣術のスキル持ちで ライラックが鍛えたので
普通に戦えます」
「当家ではバトルメイドとして働いて貰っています」
「しかし わたし達がいない時 20名程の兵士に襲われると 2人は殺され
メイド長も年配だから・・・」
「他のメイドも 蹂躙されてしまうでしょう」
「ライラックは依頼の仕事で リーナ邸を良く空けるな」
「後顧の憂いなく 依頼を遂行する為か」
「良いだろう リーナ 反乱が始まる前に リーナ邸を封鎖して
家人を連れて来るが良い」
《ありがとうございます》と全員深く礼をした
全員の勘で問題の有りそうな町を捜していると、ライラック商会の協力店が
襲われる予感がすると、全員が感じていた
襲われる協力店を、全員で勘を働かしてみると
「ヴェルスの店が 一番危ないみたいねー」
「ウチの村の穀物は 全部協力店に納めとんのですねん ここがのうなって
しまうと・・・」
「リーナ まずクーベルタン商会に 聞いて見ませんか」
「アリスの言う通り みんなで行こうー」
商会に着いたら、リーナ邸の執事も来ていて、ライラック商会の店主を兼ねて
いるから、そのまま打ち合わせに参加させる事にした
店先だったが挨拶を交わしてから、クーベルタン商会とライラック商会に
マッドタートル商会が、力に依る現状変更を、仕掛けて来そうだと話しをして
執事には当分リーナ邸に戻らないと伝えた
「ライラックとして 何処かの店が襲われると思っているのか?」
「サラの育った村を 管轄するヴェルスの協力店が 可能性が高いと思いますわ」
「理由は 穀物の買い取りが 数年で泥亀より規模が大きくなり 泥亀商店が
潰れてしまったから 恨みは買っているし・・・」
「恐らく 協力店だから 乗っ取りも考えているみたいなの」
「おとん 泥亀の店主の写真が有りましたら 見して貰えへん?」
奥の戸棚から、数枚の写真を机の上に並べてくれ
「プッ 泥亀店主 ポンコツ親子と 顔も 身体も ブサイク そっくり」
アルフが思わず言ってしまった言葉に、ライラックと商会主は苦笑していた
「アルフのおかげで 俺 こいつの顔を 覚えられた」
カズトの言葉が止めになって、《確かに ブサイク》と口々に言い出して
笑いし始めていた
リーナは執事に、クーベルタン商会とライラックに有った出来事を話ししていた
店主は紅茶とお菓子を召使いに用意してくれて、リーナはつまんでいて
「お願いが有るのだけれど クーベルタン商会とライラック商会から 合同で
ライラック指定で両商会の護衛依頼を 出して貰いたいの」
「個別にした護衛した時は 完了のサインは貰いますが 今回は特殊なので
何回護衛をしても 1回だけの料金にします」
「この護衛依頼は 泥亀の脅威が無くなるまで として貰いたい それと
ヴェルスの直営店の商会主に 協力してもらいたい事が有るの」
その内容を説明して、今回で泥亀の息の根を止めると宣言した
それからは、襲われた時の手順も決めて置いた
「それと 他の協力店や直営店が大量に王都に商品を運ぶ時 教えてね 直ぐに
護衛に向かいますから」
翌日登城して、女王陛下に面会を求めると、又リーナが連れて行かれ
追いかけるパターンになり、会議室に入るとリズしか居なかった
「リズ 俺達を振り回す事で ストレスの解消の1つにしているだろ」
「そんな事言ったって 仕事はストレス 溜まるんだ モン」
今までにない、アイリーンの表情と話し方に、リーナは考え込んでしまい
アリスは此処に来た説明を始めた
「まったくもう リズ今日来たのは 泥亀と帝国兵の駆除の話で
来ましたのよ」
話しを聞いた途端に、リズの顔つきが変わり
「先程は取り乱して すみませんでした」
「アイリーン陛下 フリッツ ボルツマンとヨハン ボルツマンの2人を
呼んで下さい」
リーナはリズに来て貰う様に依頼しても、まだ難しい顔をして
考え込んでいた
2人が来たので
「ヨハンさんに頼みが有るのだけど まず話しを聞いて貰いたいの」
頷いてくれたので
「ヴェルスにある ライラック商会の協力店より 穀物運搬の護衛を受けて」
少し間を置いてから
「この護衛で マッドタートル商会の手の者が 襲って来る様に仕掛けて
いるのよね」
「内容はね クーベルタン商会に 店主が来年の価格交渉する為 商標使用料
等を含む お金もついでに持参すると言う 作り話しでね」
「穀物は本当に運ぶよ クロトーネとチェスハントに商隊が通過する時に
王立騎士団が行軍訓練として 2つの町に駐留する様に調整して貰いたいの」
「この2つの町の村に変な兵士もどきが居るから 村から出て来れない様に
邪魔して貰いたい」
「クロトーネの前後で 泥亀が襲って来る様に仕向けて 証拠を掴む
これが目的」
「ヨハン ボルツマンさん 協力して貰えないでしょうか」
「リーナ ライラックは近衛師団と騎士団の 指導の仕事をしていると
言う事にして 居ない事にして敵の目を欺きなさい」
「駆け出しの冒険者が警護する事を ヴェルスの酒場で吹聴しなさい
実際は正式に護衛依頼を受けているのだから 問題ないわ」
「泥亀はライラックが居ないと思ってくれれば しめたもの ヨハン
戦うのはもう少し後だと思いますけれど 部隊編成して兵士もどきの
邪魔する事は出来ますわよね?」
「確実に 兵士もどきが商隊を襲う事を阻止します」
ヨハン・ボルツマンは、直ぐに手配をする為に退室して行った
「泥亀に動きが有った場合、ギルマスにメールバードを飛ばします」
「それと 今回の騒動で王国民に被害が出ていたのが確認された場合
反乱軍及び反王宮派の者を 殺す許可を出していて貰いたい」
リズはギルドマスターからの報告を思い出して、ライラックに許可書を
作らせて渡してくれた
王城を後にして、ギルド本部のギルマスと面会をして、ライラックは
表向き近衛騎士団を、鍛錬している事にして貰い、ロビーの冒険者に
それとなく話しを伝えて貰う事にした
陛下は、ボルツマン兄弟と国軍の司令官を執務室に呼び
「フリッツ 国軍と協力する場合が 有りそうです 3人共役割分担して
内乱を鎮圧して下さい」
「国軍の士官の中には 反乱軍に与する者が出るから 司令官が基本
対処して 出来たらその士官を捕縛して 但し友軍の被害が大きくなりそうなら
抹殺して構わないです」
「ヨハン 直ぐに先発隊をヴェルスに向かわせなさい 40日掛かるから
それと 訓練内容は戦時下での 連絡訓練としなさい」
「クロトーネからヴェルスの間で 本当は目立たない様にするのですが
今回は 目立つ様にしなさい」
「それと国軍の新人兵士に 訓練を見て貰う機会にします
街道は兵士だらけになりますから 兵士もどきは村から出られないでしょう」
「騎士団 国軍は 商隊が各町を通過した2日後に撤収を始めなさい
問題が発生した場合は 何時も訓練している方法で 連絡対処出来るわよね」
「出来ます 陛下 直ぐに部隊を移動して 私も直ぐに現地に向かいます」
ーーーやっと 泥亀商会の尻尾が 掴めるかもしれない
ーーーサレルノとクロトーネの間で 襲ってくれる事を願う
リズはクロトーネからヴェルスまでの街道で、大規模な訓練を行う
公布を直ぐに出していた
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公布を見た、マッドタートル商会の親方は
「ライラック商会のせいで うちの商会が数店舗潰れたし 売り上げが下がって
今期は赤字決定だ」
「せっかく カモが小麦を持って来るから 帝国の兵士に強奪指示を
出したのに」
「大規模訓練なんか しやがって」
番頭を呼び
「至急 帝国兵士に 村から出るなと指示を出せ 今王国に知られると
不味いからな」
「それと 腕の立つ者を集めろ 強奪しないと 此のままだとうちの商会は破産だ
後がないから 俺も行く用意しろ」
数日経って、集めた冒険者の前で一言挨拶と言われて
番頭が親方を紹介をしていた
「冒険者を70名程集めました それと今回の襲撃に 懇意にしている貴族から
応援として剣紳の先生と 弟子3人を派遣してくれるとの事です」
「そうか派遣してくれるのか 報告によると 護衛の冒険者は女で強く
見えなかったそうだ 男は皆殺し 女は捌け口にして良いぞ」
「但し 女も最後は殺せ」
冒険者から質問をされ
「親方 護衛の冒険者は女だとの話しですが ライラックじゃ無いよな?」
「俺も気になって 手下にギルド本部を探らせた」
「ライラックは王城で 騎士団の訓練をしていて 出て来られないから
指名依頼が 溜まっているとの事だとよ」
「護衛は ライラックでないと踏んだから 俺も出張る事にした
お前ら 気抜いてドジ踏むなよ」
「成功したら 追加の報償金出すからな」
《うぉ~》と雄たけびが上がり、クロトーネから王都寄りの
街道で襲撃する事に決まる
マッドタートル商会の動向は、鴉により全て女王陛下に伝えられていた
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農民警護団服装に着替えて、勘を働かせて怪しい人物の居る酒場に入り
カズトはわざと大きな声で
「ここの商会が 有名なSランク冒険者に 護衛依頼を頼もうとしたら
王城での仕事で 受けらんねえどの事 俺達さ仕事が来て良かったべ」
「ふふっ 良いではないかー 今はこの街道安全になったからねー」
「今回の商隊は 10台の荷車で今年収穫した小麦だって 質も量も良くて
王都で売ると 大儲けだそうだ」
「商隊を無事に王都に護衛出来ると 報償金いっぱい貰えるぞ みんな
頑張ろうな」
全員で拳を上げて、他のお客の注目を集めていた
グルーブ念話で、釣れたかどうか聞いてみると
ーーーみんなー 入口のテーブルに居るの スピリチュアルで見たら
ーーー全員 真っ黒だねー
ーーーカズト 商隊の 出発する 日も 教えた 方が 良いよ
「みんなに 知らせどぐ事が有ったんだ 5日後さ商隊が出発だって
明日からは 荷車に積み込む 手伝いすっからな」
《おぉ~》と威勢よく雄たけびを上げたので、また注目されていた
リズに念話で、商隊の出発日を伝えたら、思ったより早くてリズは
国軍にヴェルスからチェスハントの街道沿いに、新人兵士を緊急配備する
訓練を期日指定で命令した
商隊が王都に向けて出発した時、荷車は更に2台増えていて、リーナも
護衛しきれるのかどうか、考えていたが・・・
ヴェルスを出発し街はずれで、兵士が訓練の為の野営を
始めていたのを見て、問題無いと確信出来た
さてクロトーネを、明日出発するので酒場であえてテーブル席に座り
英気を養う為食事を始め、念話でリズにクロトーネを出発すると伝えといた
ーーーみんなー 明日から問題の街道だよー 泥亀がどの様に攻撃するか
ーーー感じた事を教えて
ーーー約70名との事ですから 前方を塞いで 左右からの攻撃される
ーーー可能性が高いわね
ーーー後方の可能性は 有るかなぁー
ーーーゼロでは無いな 俺がしんがりをするよ
ーーーじゃあ フォーメーション決めるね
ーーーミシェルとわたし 2番目カレンとセレス 3番目アルフとサラ
ーーー4番目アリスとカズト
ーーーアリスとカズト 何時もしんがりで ごめんなさい
ーーーリーナ 適材適所だから 謝らないで下さい
ーーーリズの情報で 貴族からの派遣兵士が居ますとの事ですわね
ーーーミシェル 剣紳の実力を測ったら 殺さないで倒してね
ーーーはい 期待に添える様に 頑張ります
ーーー生かして捕らえるのは 親方と番頭 派遣兵士4人だけで良い
ーーー後は攻撃してきた者は 全て抹殺して良いから 盗賊だからね
周りのテーブルに居たお客さんには 雑談しないで静かに食べる集団に
見えていた
リーナ達は、サレルノまであと5日の所まで来た時、遂に襲って来た
カズトより念話で
ーーー全員聞いてくれ 後ろの道を盗賊に塞がれた
ーーー気配は右側の森が強いが 左側にも少し有るぞ
ーーー今前方に 盗賊が道を塞いできたよー
ーーー鑑定して 捕縛する者は殺さないでね
リーナとミシェルは、荷馬車の前に出て
「わたし達に 用事が有るのですかー」
田舎の農民娘っぽく、問いかけていた
「あぁ 用事は有るぜ 荷馬車の荷物にな 大人しくしていろ
悪い様にはしないでやるから」
下卑た言い方してニヤニヤして言うと
「お前ら 男は殺せ 女は好きにしろ かかれ」
リーナは念話で
ーーーみんなー 予定通り仕事して
ーーーミシェル 剣紳と戦って 私は雑魚を倒すから
盗賊をそれぞれが鑑定して、計画通り選別して屠って行き
リーナは取り巻きを無力化と、生かしとくに値しない盗賊は
躊躇なく殺した
「あんたが マッドタートル商会の親方さんですね その隣の方は
番頭さんですか 現行犯ですので 捕縛されてもしかたないねー」
「五月蠅い 先生 この女たちを殺ってくれ」
ーーーみんなー 雑魚の始末終わったー?
全員から終わったとの事なので
ーーーアルフ アリス セレス サラ 泥亀を拘束して
ーーーじゃあ 前に来て ミシェルの腕前見てね
念話で指示を出していた
全員気配を探ってみたが、感じなかったので前に歩いて来て
泥亀が逃げない様に、警戒して見ていた
リーナは取り巻きに対して
「小娘1人だよ そこの3人衆こっちから攻撃するからね」
言った途端に間合いを詰めて、反撃する前に気絶させてしまう
剣紳の用心棒とミシェルは対峙して、遂に攻撃をして来て力押しすれば
簡単に倒せると思っていた様で、農民の小娘に負けるとは
思っていなかった
実際に戦うと圧倒的な強さで、最後に剣を弾き飛ばされてから、
鳩尾に剣の柄を入れられて気絶してしまう
泥亀2名は逃げ出す事は出来ず、簡単に気絶して転がっていた
念話でリズに報告してから
ーーーまだ 農民警護団のままで行くよぉー ライラックは王城に
ーーー居る事になってるからね
荷馬車を、クーベルタン商会に届けて護衛依頼を終わらせてから、王城の南口の
王立騎士団に盗賊を引き渡し
周りの気配を探りながら、王城の北口から入城した
ライラックは、本当に近衛騎士団と騎士団の訓練をしていると、その間に
リズは徹底的に取り調べを行うと発表していた
王国歴 180年 11月
その発表を聞いた反乱軍は大慌てで、スポンサーが居なくなったら兵士は
餓えてしまう
帝国の将軍と辺境伯はこの状況の打開策として、予定の兵力は揃っているから
王都を制圧して、マッドタートル商会主を取り戻すと決めた
侵攻する日時を決めて、子爵に王都に対して2方面作戦として
同時進行する様に指示していた
全て鴉により、陛下に筒抜けになってると知らずに・・・
ボルツマン兄弟と将軍を、王族専用の会議室に呼び、内乱の予想と
2方向の配置等を決めていた
「またライラックも戦いに参加すると思うけど、冒険者だから軍の命令は
聞かないし、逆に指示してくる場合も有りますよ」
「その時は指示に従って貰いたい 何故なのかは その時に解りますから」
直ぐに将軍は、共和国方面に展開していた王国軍を
王都に戻す命令を出していた
暫くは王宮に滞在する事になったので、今後の方針を決める話し合いを始め
「リズ 大々的に取り調べの発表していたけど 反王宮派は奪還しに来るかも」
「もちろん 望むところですわ はっきり言って内乱になるでしょう」
「リーナ 今まで先王もわたくしも ボルツマン兄弟も 我慢していたのです
ライラック商会が時間をかけて 泥亀を追い詰めたのですわ」
「この機会を逃す事はしませんわ ライラックにお願いが有ります」
「リズ いや アイリーン女王陛下 どんな事でしょうか」
「内乱が起きた時 わたくしの護衛依頼をして貰いたいのですわ」
「みんなー リズの護衛依頼 受けるとすると 問題点有ると思うの
だから 気に付いた事言ってー」
「9年以上実戦しとらんから 勘は鈍っているだろうし 身体は動きまへんわ」
「リズは 子育てしていた わたしと 同じ はっきり言うと ポンコツ」
「リーナ リズは剣姫として名も知られているから ある程度戦場に
いないと 立場上不味いですわ」
「俺は リズが今どの程度動けるか 調べる必要が有ると思うな」
「アルフの言った事は 本当の事だよ 今から リズー 模擬戦をするから
修練場を用意して」
リズは侍従に自分の練習着と剣の用意を、修練場の人払いを指示していた
実際に鍛錬を始めたら、リズは丸太の訓練で、足を踏み外し更に着地に失敗して
地面に転がってしまう
刃を落とした剣での模擬戦でも、リーナの打ち込みに堪えられず
剣を落としてしまい、うなだれていた
「リズ あなたを虐めた訳でないよ わたし達も子供達が巣立った後
今のリズと同じで 全員落ちて転がっていたからね」
「全員ポンコツだったよぉー リズに今の自分の実力を知って欲しかったの」
リズは、余りにも不甲斐ない自分に呆れた顔をして
「確かに ポンコツですわ」
「ライラックは暫く王宮に滞在して 騎士団の訓練しますよ 今は」
とリーナが言いかけた時、カズトのお腹が盛大に鳴り
リズは毒気を抜かれた様に笑いだした
「食事しながら 話ししましょ」
食べながら、まず泥亀捕縛についての報告をしてから、ライラックが
今受けている依頼について、話しを始めた
「ライラックとして 今受けている依頼は ギルマスの調査依頼と
クーベルタン商会とライラック商会の護衛依頼を1つとして見て
2つになります」
「調査の結果は ギルマスから王宮に報告は 上がっているはず」
「商会の護衛は 規模の大きい商隊を組む時の仕事となっているので
今の所は無いけれどねー」
「ギルマスからの報告は受けておりますわ 大変参考になっております」
「ライラックの今持っている依頼は 全て内乱を制圧すれば終わりますね」
「わたしが調べた情報によると 辺境伯 子爵は元王女派 男爵が元王子派
が反王宮派になったみたいですわ」
「元王女派は お察しの通り実力主義で追われた 部門長がいる貴族で
寝返った様ですわ」
「男爵は グラーツを没収された貴族でしたわ」
「先程の護衛依頼は 取り消しします ライラックは冒険者ですから
調査依頼を続けていて下さい」
「反乱軍に王都を攻めさせます それでどの貴族が参加しているか
わかるでしょう」
「その為に 近衛師団と騎士団を鍛えて 用意をしていたのですから
わたくしも 覚悟を決めて指揮をして撃破します」
それからは、近況の話しをしてライラックは、大部屋で横になっていて
「どうしよう リズは王国軍が攻撃されたら 絶対に前に出て
戦ってしまう」
「内乱が始まると ブリストルの被害を気にしないと 不味いぞ」
何かを決めた顔をしてリーナは
「リズの護衛は 引き受けません」
何か言おうとした仲間を手で制して
「謁見式や御前試合で ライラックが良く見栄を張るよね リズは
剣姫の二つ名を持っているよ」
「内乱になったら 絶対に前線で指揮を執るよ その時周りをライラックが
護衛していたら どう見えると思う?」
「将軍や参謀は傍に居ますから リズが守られて指揮している姿は あまり良い
事では有りませんわ」
「アリスの言う通り 女王陛下として凛々しい所を見せないと
立場上不味いと思うから だから護衛依頼を受けないと決めたの」
「わたし達は 念話が出来るよね 何とかなると思うよ」
みんな納得して頷いていた
「次の問題は チェスハント クロトーネとブリストルの 兵士モドキについて
わたしは 同時に調査しようと思うの」
「リーナ ライラックを2チームに 分けるしかないぞ」
「うん Aチームは カズト ミシェル アルフ サラ Bチームは わたし
カレン アリス セレスにします」
「Aチームはチェスハントに フライで行ってもらい 村から出て来た兵士を
王都の方に追いやって」
「Bチームはブリストルに飛んで 協力店は泥亀のターゲットにされているから
兵士にミューリが 殺される可能性が有るの」
「だからブリストルを守り こちらも兵士を王都に追いたてる」
「カズト ミシェル アルフ サラは わたしの行く町より
多い敵と戦うと思う でも 幼馴染のミューリには 顔見知りが居た方が
安心するから 傍にいてあげたいの」
「カズト 大変だと思うけれど お願いします」
4人に向かって、深く礼をしていた
「リーナ 判った だから安心してブリストルに行き 戦って来い 俺達も
存分に戦うからな ミシェル アルフ サラ 手加減無しで戦おう」
賛成してくれてから
「夜陰に紛れて 今から行こうか 目立たない服装にしてねー」
そう言うと、着替えてからリーナは、ギルマスにメールバードを送り
リズに挨拶しないで、其々の目的地に向かってフライで行き
リーナ達はリーナ邸に向かい、家人を全てホーネット伯爵家に送り出して
館の周りに、アースロックで高さ10メートルの塀を4人で作り
完璧に封鎖してしまった
3日目の明け方までには、ブリストルに着いていた
直ぐに問題の村の偵察をすると、進軍する寸前でよくよく見ると
兵士は王国軍と貴族の私兵が主で、大体1000名・1大隊程度いたが
4人で鑑定すると、剣術と剣の他は只の平民だけで、問題は無さそうだった
問題の貴族とその取り巻きも居たので、直ぐにメールバードを
飛ばして報告をした
町の直営店に早朝に着いてドアを開けて貰い、店主とミューリを
安全な場所に避難させてから説明した
ミューリは話しを聞いて、青い顔をしていたが
「大丈夫だよ 護衛依頼はまだ有効だからね 友達とその家族を
絶対に守るからね」
安心させる様に、笑顔で答えた
予感した通り20名程の兵士が、ミューリの店に向かって来て
店の前で立ち止まり襲う寸前に、リーナ達は表に出て
「此処は ライラック商会の協力店 エバンス商会 どんな用事が
有るのかなぁ~」
農民娘丸出しで話しかけると、指揮官らしいのが
「そこをどけ 邪魔をすると殺すぞ」
「ふ~ん わたしも仕事で護衛依頼受けているからね どかないよぉ~」
「それなら死ね 殺っちまえ~」
リーナ達は鑑定で見ると、指揮官は剣術40残りは剣30ばっかりで
全て駆除して終わった
確認の為、身分証明を回収したら全て王国の物で、これで関与していた証拠を
確保してから、郊外にある3つの村に向かう
村の門扉を破壊して、制圧して残って居た兵士から、本隊の約1000名は
マテーラに進軍し始めたとの事で、村にはもう居なくて
管理する居残り部隊しかいないので
手荒に尋問して聞いたのだが、村人と村長は全員殺されていた
怒ったリーナは兵士を全て屠り、身分証明を回収していた
3つの村全てで村人は殺されていて、憤怒の表情をして
各村に証拠として一部の大麻草畑を残して、全て燃やしてしまい
村の出入り口を封鎖して、国軍と私兵が逃げ込めなくしてから
リズに念話で、3つの村の村人は全員殺されて居て、ブリストルから
侵攻始めた反乱軍は、後8日程でマテーラに到着と情報を送り
ギルド本部にブリストルの状況を、リーナはメールバードで知らせてた
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リーナ達がブリストルに着いた頃、カズト達はチェスハントの
村の偵察を始め様として、直感で何かを感じて
「俺は ヴェルス方面が気になって仕方がないのだ だから偵察に行くから
3人でチェスハントの監視をお願いする」
それから直ぐに、エアフルト方面に組み走りで行くと、ヴェルスを通過して
3時間程進むと、直感で脇の茂みに飛び込んで様子を見ていると
派手な馬車が来て、乗っている人物を鑑定すると、エアフルトの辺境伯と
帝国の将軍だと分かり、総数は約1000名くらいだった
ーーーこれは大物だな チェスハントとクロトーネの帝国兵と合流するな
フライも併用してミシェル達と合流し、見て来た事を伝え村の状態を
見に行き4人で鑑定すると、子爵はスキル無・側近2人は剣紳だったが
熟練度30まったく問題は無かった
4つの村で侵攻する用意をしていて、辺境伯軍と合流しクロトーネでも
合流する様に見えた
クロトーネに戻る前に、ギルド本部にメールバードを飛ばし、リズに
念話で状況を説明してから、酒場で食べているとミシェルは
「カズト こっちの反乱軍は全部で 9200人は居るから サレルノで
王国軍と熾烈な戦いになるな」
「リズとギルマスには知らせたから リーナと打合せをしないと
それからになるな」
「それと2つの町の 反乱軍が出て行った村を封鎖するぞ」
「カズト 何故 封鎖 するの?」
「アルフ 理由はリズが反乱軍を蹴散らした時 村に逃げ込んで徹底抗戦
されなくする為だよ」
「恐らく リーナもブリストルの村に 同じ事をしていると思う
他に疑問有るかな・・・」
無い様なので、まずチェスハントの村から始め、残っていた兵士を尋問すると
リーナが尋問したのと同じ答えだった
「こいつらの身分証明を回収して 始末する もし無抵抗のを殺るのを
ためらうのも無理ないから 言ってくれ 無理強いはしない」
「俺が農民出身なのは知っているだろ 此処の村の農民が無抵抗に殺されていた」
カズトは返事を聞かずに、10名程いた兵士を全て瞬殺し、ギルドカードや
身分証明書を回収していた
穴を掘り、遺体と装備品を燃やしてから埋めて、村の防壁を強化し封鎖して
3つの村の後始末を1日で終わせてから
メールバードを送り、チェスハントでの仕事を終わらせた
クロトーネに着いた時、村に居た敵の行軍が始まり、エアフルト方面の反乱軍と
合流してサレルノに向かって進軍して行く
リズとギルマスに連絡をした後、村に向かうとチェスハントと同じで
村人は全員死んでいて
カズトは黙って処理していたのを見て、カズトは本当に怒ると、淡々と
仕事をする姿勢に、ミシェル・アルフ・サラは、リーナとは違う怒りを
感じ取っていた
村人と村の後始末を、メールバードと念話をして報告を終わらせ
王国軍も、迎え撃つ用意を整えて行った
いよいよ反乱軍と王国軍が、2ヶ所で衝突
サレルノ戦線は、反乱軍9200に対して王国軍4000
マテーラ戦線は、反乱軍1000に対して王国軍300
圧倒的に不利だが、此処で負けると王都スターリングは落とされ
恐らく、領地の割譲されると言う、後が無い状況だった




