第116章
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皇后メアリーと娘ナディア、そしてナディアの幼馴染ザマンサの通し魔法によりケセラの脳波から「呪い魔法のダイアリー」での現状を把握しようと奴気になっていた。
ザマンサ「メアリー様、大変で御座いますこと、ヘイレン国王と兄のジョシュア様かルンペンの格好でなんとジュズッピの部隊に潜入することが出来ました。ということは、すなわち無事ケセラに近づけたって事なのですからねッ!」
ナディア「あら、それはそれは良かったですわね。」
ザマンサ「不躾でなんですが、貴方のそういう態度って母親としてあまりにもそっけなくはありません?貴方本当にケセラの事心配しているのかしら?」
ナディア「何よ失礼しちゃうわザマンサ!私の娘なんだから心配しているに決まっているでしょ。ちょっと私疲れたから先に休みます、では皆さん御機嫌よう。」
ザマンサ「何でしょうあの態度。急に癇癪なんか起こしてナディアったら近頃変ではございませんか、メアリー様。」
皇后メアリー「ザマンサよくお聞き。まだ話さなかったけどそろそろ貴方にもナディアとケセラの本当の関係についてご説明しなければならない時が来たようですわね。実は……」
すると先ほど部屋を出て行ったはずのナディアがメアリーの話を聞きつけた様子で戻って来るとザマンサの隣に着席する。何故かナディアの目には涙が今にもこぼれ落ちない様子が伺える。
ナディア「ザマンサ、貴方とは小さな頃からの親友だったけれどこればかりは内緒にしていたのはどうしても言い出せなくて……
私が海外の大学へ留学した頃から貴方とは長い間疎遠になっておりましたわね。そしてその留学先で私は同じクラスの彼氏の子供を身ごもったのです。それがケセラなの。」
ザマンサ「そうだったのね。あの頃妙に私と連絡を取ることをお母様の皇后メアリー様が阻んでいらしたので何かしらの出来事があったのだとは思っていたら、数年後に貴方からケセラを連れて私に会いに来ましたよね。あの時はあまりにも急展開だったために呆気に取られてしまい私は質問する言葉さえも浮かばなかったのよ。でもね、貴方から結婚のことや彼氏の事を何も仰らないのが不自然でしたので、幼馴染の私なりにその辺りの質問は控えてまいりましたが、今回のお話はその辺りの話でしょうか?」
ナディアはザマンサの言葉に感銘を受けたのか思わずハンカチで顔を覆い隠す。その様子を察した母メアリーか優しくナディアに呟く。
皇后メアリー「ごめんなさいね、ナディア。貴方の気持ちも考えずに話をきり出そうなんて、私がどうかしていました。さ、やめましょう、こんな話。ザマンサ、悪いけどナディアも疲れているから今日のところはお部屋でゆっくりと休んでちょうだい、良いですわね。」
ナディア「お母様、いいのよ。私も胸のつかえがこれでようやく解消できるのだったらちょうど良い機会ですわ。きっと成人したケセラも理解してくれるはずですからね。実は私、留学先で若き日のジュズッピと出会いましたの。彼つたらとってもハンサムで学校でも何かと噂になっておりましたのよ。私はそんな事ちっとも気にしない質でしたから勉学に勤しんでおりましたら偶然にも図書館で一緒になる機会がありまして……ヤダぁザマンサ、何だか恥ずかしいわね、こんな話。」
〜〜〜ナディアの回想〜〜〜
ナディア「キャッ、あらごめんなさい、この本あなたが先に取ろうとなさってたのですわね。私は次の機会にしますからよろしくてよ。」
ジュズッピ「いいや、奇遇にも同じ本を取り合うとは思いませんでした。僕こそ貴方の柔らかい手に勝手に触れてしまいました事をお詫びしなければなりません。この本はどうぞ貴方が先に借りてください。」
ナディア「そんな事は気にしなくてよ。それより貴方もこの作品にご興味がお有りではなくって?」
ジュズッピ「ハァ、そうですねぇ、恥ずかしながらこの作者の作品は端から読み漁ってます。主人公レビン警部の中々の観察眼がスリリングでつい先読みしたくなるじゃないですか!」
ナディア「あら偶然ね、私もそこに共感できますのよ!」
ジュズッピ「そうですよね!では話が長くなりそうですから、あそこのカフェで少々お話できたら光栄ですが、ご迷惑でしょうか?」
ナディア「そうねぇ、私も時間を持て余していたから…では参りましょう。」
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




