第115章
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何とか無事にジュズッピの部隊に潜入することができたことにヘイレン兄弟はほっと胸をなで下ろしていた。再び部隊が先へと進む折にどうしたことか突然の記憶障害を起こしたケセラの様子をターシャは見守るしか成す術がありませんでしたーーーー
ターシャ「きっとジュズッピに気を使ってばかりいた疲れがどっと出たのでしょう。一次的に記憶が飛んだだけですよケセラ、心配しないで養生を取ってね。」
ケセラ「ありがとう、ターシャ。でもね、あのルンペン2人がこの部隊に入隊したことで何か不吉なことが起こるのではないかと、不安でしょうがないの。以前も身体の不調が起きたときに胸騒ぎがしてその後大変な事件が勃発したんだけど、その時と同じ気分なのよ。それだけが気がかりで……」
ターシャ「そんなの気のせいよ、偶然起きた事を何かしらの因縁にこじつけようとするのが昔から人間の悪い癖よ。ま、そのせいで占い師が商売になるんだけどね。あ、そうそう、ジュズッピも祈祷師だったわね。一度相談してみたらどうかしら?」
ケセラ「何言ってんのよ!あれほど偽祈祷師だの詐欺師だの言ってた癖して、このターシャのイジワル!」
ターシャ「アラッ、そんなに大きな声で怒れるのならもう心配は要らないわね。気にして損しちゃった、フフッ!」
するとケセラの馬車が急停車する。いったい何事かと窓外の様子を眺めるターシャがハッとした驚きの表情に変わる。
部隊幹部「貴様、ジュズッピ様の隊列を止めるとは何者だ!名を名乗れぃッ。」
するとその男は意外にもへらへらと笑みを浮かべてつぶやき始めるーーーー
ストレンジャー「隊列を停めてしまったことにつきまして誠に申し訳ありません。これには事情が御座いまして、私共は恐れながらもミッチ女帝の部隊から逃げ出してきたストレンジャーと申します。そしてこ奴が親友のヒッポ君と申します。つきましてはジュズッピ様の部隊への入隊をお許し下され〜ッ!」
部隊幹部「何を寝言を申しておるのじゃ?女帝ミッチとはジュズッピ様の敵方では無いか。さぁ冗談はこのくらいにして邪魔しないように道を開け給え!」
するとなんとターシャが馬車から飛び降りるや部隊幹部に直談判を始めたではありませんか!これには部隊幹部も動揺し始めますーーー
ターシャ「大変申し訳ございませんがこの二人は私の知り合いで御座いまして、不信な者では御座いません。何卒この隊に同行させては頂けませんか?」
部隊幹部「そのようにターシャ様が仰るのでしたら問題は無いのでしょう。しかし元は敵方ということですので、くれぐれもターシャ様の監視下において責任を持って下さい。」
ターシャ「分かりました。さ、ヒッポ君とストレンジャー、一緒に参りましょう!」
突然のイケメン訪問者に半ば動揺するターシャではあったが、反面心強くもあったのでした〜〜〜
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




