第112章
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一方オレガド王国ヘイレン国王と兄ジョシュアは何とかジュズッピの野営地を見つけることができました。そこでジュズッピ軍勢の様子を暫く監視してからどのような形でコンタクトしていくか考えることにしました。
弟ヘイレン国王「中々大きな部隊だな。流石にまともに向かっていったら襲撃されるに違いなかろう。お兄様はどのようにあの部隊に忍び込もうと画策されておりますか?」
兄ジョシュア「それはこれまでのジュズッピの生い立ちからの行いについて分析してゆく必要があろう。彼がオレガド王室に対してどのような感情を抱いていると思う?」
弟ヘイレン「確かジュズッピの祖先はパリピメロン家との繋がりでオレガド王室に背いていましたよね。それをジュズッピが引きずっていたなら僕らの到着を望んではいないでしょう。そればかりか攻撃の対象にもなり得るだろう。」
兄ジョシュア「私が父である王から聞かされていた話だと、皇后様とジュズッピが懇意にしていた頃があったようなので皇后様のお力添えがあれば面倒な事にはならないとも思える。何せ周りからは恋仲の噂だったらしいからな。」
弟ヘイレン「お、何やら野営地が慌ただしくなって来たぞ。いよいよジュズッピ軍勢の出陣かな。」
騎士たちが整列する中で先頭の隊長が号令をかけると一斉に部隊が東に向けて動き出してゆく。この高台から眺めるとそれはまるで蟻のようにも見える。そして隊列のなかでもひときわ目立つのが4頭立て馬車の車列が2、30台連なってゆくのだった。
兄ジョシュア「多分あの中にジュズッピがいるのだろうが、この数ではどの場所なのか見当もつかないな。ケセラが一緒なら彼女も乗っているに違いない。」
弟ヘイレン「お兄様、軍勢がこちらの方角へ向かって来ますがどうしますか?」
兄ジョシュア「なるほど、我ながら名案を思いついたぞ、よし、取り敢えずの荷物だけまとめて出発だ!」
ジョシュアはそう言うや早速2日分ほどの食料と水だけ詰め込んだ小袋を持ってヘイレンに指図する。
兄ジョシュア「いいか、これから我々はルンペンのふりをしてあの部隊に近づく。うまくいけば怪しまれずに部隊に便乗出来るという寸法だ。」
弟ヘイレン「そんな危険なこと……貴方はジュズッピに会ったことが無いから知らないでしょうが、彼は気性の荒い人間です。彼に我々の身分がバレたら我々の運命は変わってしまうかもしれませんよ!」
兄ジョシュア「ああ。そんな事分かっているよ。だがね、人生には決断しなければならない時もあるものさ。くよくよ考えていたって何も始まらないぞ。これも人生のスパイスってものだろう、なぁ!ハハッ。」
弟の心配などどこ吹く風のジョシュアは期待に胸を膨らませて部隊に突入する事を決心していたのでしたーーー
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




